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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【芸術総括】2018年芸術鑑賞まとめ:メインカルチャー編


 2018年の美術展や展覧会etc.のまとめメモです!
 展覧会に関しては「メインカルチャー」と「サブカルチャー」の2つに分けてそれぞれ『ベスト10』を選びました!

【目次】

 

 

2018年の芸術鑑賞総括

 

展覧会まとめ

 

 まず、「メインカルチャー」と「サブカルチャー」それぞれのTOP10の紹介です!
 感想は後々に掲載してあります! また、サブカル編では特別枠《☆》を設けました!

 

メインカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 2018年のフランケンシュタイン バイオアートに見る芸術と科学と社会のいま
2 カタストロフと美術のちから
3 マルセル・デュシャンと日本美術
4 ルドルフ2世の驚異の世界展
5 Media Ambition Tokyo 2018
6 ラクル・エッシャー
7 落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然
8 [世界を変えた書物]展
9 Biomatrix(名和晃平
10 第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」

 

サブカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 まんがタイムきらら
2 セーラー服と女学生
3 中村佑介
4 evil devil展 【悪・魔的】コレクション
5 TV「宝石の国」展
6 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人
7 百合展2018
8 絵師100人展 08
9 ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ──
10 シャフト原画展「〈物語〉シリーズ
東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~

 

 そして、2018年に行った場所のまとめです。
 あまりに小規模のアニメ展示とかは未掲載だったり、分類が主観的で変な部分もあるかもしれません。それから、リンク先はこのブログの感想記事です。

※分野は色で分けました。
メインカルチャー系:  
サブカルチャー系:  
・その他(展示etc.):  

 

分野
題名
記事
2018/1/13
  ルドルフ2世の驚異の世界展 URL
  先端技術館  
  ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ── URL
  Fate/Grand Order フィギュアギャラリー URL
2018/2/1
  国立極地研究所 北極・南極館 URL
2018/2/9
  TVアニメ「宝石の国」展 URL
  江戸東京たてもの園  
2018/2/16
  YouFab 2017 受賞作品展 URL
  レアンドロ・エルリッヒ展 URL
  Media Ambition Tokyo 2018 URL
  第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」 URL
  WIT STUDIO アニメワークス展 URL
  近未来制圧戦アリーナ「攻殻機動隊ARISE  Stealth Hound」 URL
2018/3/20
  I.Gストア「進撃の巨人 URL
  GOOD DESIGN AWARD Collection 1970s-1980s URL
  冴えない彼女の育てかた 深崎暮人 URL
  SF・怪獣映画の世界  
  三ツ星カラーズ 秘密基地 in 上野マルイ  
  プラド美術館 URL
2018/5/1
  GOOD DESIGN MARUNOUCHI  
  落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然 URL
  百人百色展2  
  Galaxy Studio TOKYO  
  ふともも写真の世界展2018 URL
  絵師100人展 08 URL
2018/5/2
  百合展2018 URL
  シャフト原画展「マギア・レコード」 URL
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展2 URL
  NHKスペシャル「大江戸」展  
2018/5/20
  TVアニメ『ヤマノススメ』展Vol.1 URL
  シャフト原画展「〈物語〉シリーズ URL
  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー EXCLUSIVE STORE  
  中村佑介 URL
2018/6/2
  シャフト原画展「Fate/EXTRA Last Encore」 URL
  初音ミクGTプロジェクト10周年記念展示  
  セーラー服と女学生  
2018/6/14
  evil devil展 HN【悪・魔的】コレクション URL
  ラクル・エッシャー URL
  ダニエル・アーシャム展 URL
  「グッドデザインのテキスト」展  
  世界報道写真展2018  
  Google Pay ”サイフクリーム”ショップ  
2018/8/9
  アニメと鉄道展 URL
  起源探訪のインターレスト~シュタインズ・ゲート秋葉原の歴史展  
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展3 URL
  細田守監督作品フィルムワークスギャラリー  
2018/9/11
  メタルフェティッシュ URL
  のんのんびより しねまぎゃらり~ URL
  MADHOUSE 原画展  
  黒タイツ展 URL
  よむ展2 URL
  I.Gストア「魔法使いの嫁  
  ACTUAL SIZE  
  2018年のフランケンシュタイン URL
  Find Your Fantasy  
  世界を変えた書物展 URL
  三の丸尚蔵館春日権現験記絵」  
2918/10/7
  ゲゲゲの鬼太郎ミュージアム URL
  若おかみは小学生! 公開記念原画展 URL
  窪之内英策展 100のときめき URL
  電撃文庫25周年記念展 秋の電撃祭 URL
  プライム1スタジオ ミュージアム  
  ヤマノススメ』~そうそう、秋といえば「食欲」の秋だよね~  
2018/10/26
  雛譚・雛菜雛子展 URL
  Reflection URL
  創刊40周年記念 ムー展 URL
  EDENDORDORADO URL
  Google Pixel まだ見ぬ世界展 URL
  マルセル・デュシャンと日本美術 URL
  東京150周年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~ URL
  daisy*: [6, 7]  
  今、世界で評価され続けている日本人作家  
  ガリトラップ  
2018/11/17
  とある魔術と科学の大博覧会 URL
  ボンズ20周年記念展 URL
  Biomatrix URL
  まんがタイムきらら URL
2018/12/8
  見る、知る、感じる──現代の書 URL
  東京都心イルミネーション URL
  続・終物語」上映記念展示 URL
  ここから3──障害・年齢・共生を考える5日間 URL
  WE ARE LOVE URL
  カタストロフと美術のちから URL
  HOLD YOUR FIRE  
  藤子不二雄A展──Aの変コレクション  
  GODZILLA GENERATION 3ILLUSTRATORS'咆吼  
  もしかする未来 工学×デザイン  
  In Goude we trust !  
  Mitchaël Borremans|Mark Manders  
  eternal blue  
  CONTEMPORARY  
  HOMEMAGE  
  ART of 8K ~テクネ 映像の教室 in 東京藝術大学  
2019/12/31
  T2 ART GALLERY 2018-2019 Winter URL
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展4 URL
  SCIENCE ADVENTURE OIOI; COLLABO SHOP  
  『私たちは、いま!』特別展示(ヴァイオレット・エヴァーガーデン原画展)  

 

 

 

2018年総括感想

 

 2018年は、めっちゃ行きました(笑)
 メインカルチャー系の美術館から、サブカル系の小さな展示まで。実際に数えると大したことないんですが、行きたいところに随分と行けたので嬉しかったです!

 毎回、行った展覧会等のチラシとかフライヤーをファイリングしているのですが、2018年は2冊目が終わろうかという勢い。

 とても、充実した年でした!




 メインカルチャーの方─── そもそも、「メインカルチャー」が何かという問題は残っていますが......「サブカルポップカルチャー/マスカル」も村上隆アンディ・ウォーホルらの作品は「メインカルチャー」に位置づけられていますし、なかなか難しいですね。

 メインカルチャーの方では、「現代美術」が多い印象でした。
 そもそも私自身が好きということもあるのですが、あちこちでこのジャンルの開催を目にしたような気がします。

 一方で、西洋美術の方は私的には不作。
 「ムンク」とか「フェルメール」は興味ないし、「◯◯美術館展」も目玉展示の来日が少なかった気がします。





 サブカルチャーの方。
 正直、こっちは「行きたいところに行った」という感じなのでなんとも言いようがないですが......アニメ制作会社で分類(?)した展覧会を何件か行けたのは嬉しかったですね。

 なんか、「フェティシズム系」が目につくような(笑)
 『ふともも展』に『百合展』、『タイツ展』に『セーラー服』。『嫌パン展』に関しては3回も行ってますし(笑)

 ただ、サブカルの方は、「個人的に好きだから」という点を差し引いても、かなりクオリティの高い展示が多かった気がします!





 今年は、友達を回った場所も多かったです。
 なんだかんだ、1/3くらいの場所は2人で見回った気がします。

 メインカルチャー系は1人で回ってじっくり考えたい派の人間なのでほぼ単独鑑賞でしたが、サブカル系のほうは同じ趣味一緒にいくと色々と喋れて楽しいですね!

 どうもありがとうございました。
 また、2019年もよろしくお願いします!

 

 

 

 

部門別ランキング
[メインカルチャー編]

 

BEST EXHIBITION

 

 訪問し、鑑賞した美術展や展覧会のTOP10です!

メインカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 2018年のフランケンシュタイン バイオアートに見る芸術と科学と社会のいま
2 カタストロフと美術のちから
3 マルセル・デュシャンと日本美術
4 ルドルフ2世の驚異の世界展
5 Media Ambition Tokyo 2018
6 ラクル・エッシャー
7 落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然
8 [世界を変えた書物]展
9 Biomatrix(名和晃平
10 第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」

 

 『2018年の~』『カタストロフ~』『MAT2018』『落合陽一』『名和晃平』など現代美術系は好みな上に、衝撃的な作品が多かったです。『M.デュシャン』は現代アートの頂点的な存在で、彼の作品が観られて感激。『ルドルフ2世~』はクオリティ高い美術品が多く面白かったです! 『エッシャー』はだまし絵以外も凄かった! 『書物展』は“科学の歴史”を目で体験しているようで感動。『恵比寿映像祭』は「コンティングリー妖精写真」を観られて超嬉しい!

 

順位:1
題名:2018年のフランケンシュタイン バイオアートに見る芸術と科学と社会のいま
場所:EYE OF GYRE

感想記事⇩

 

 
 人間の遺伝子や医療技術を用いて、ゴッホの左耳を再生し、幹細胞で培養した人皮で衣服を作るなど、その内容が衝撃的で魅力的なSFチックなもの。

 タールまみれの海鳥やプラスチック片などを用いて地球環境汚染への警鐘を鳴らすかのような作品。 空想のユニコーンを芸術作品という枠組みの中で再生を試みたり、ヤドカリにヤドを与えたり。

 科学の進歩に伴う生命倫理の議論、人類の利己的行為の糾弾、最新技術の掲揚。

 作品を見るだけでもそのビジュアルには目を引かれますが、解説を読み、作者が何を考えて制作したのか、作品の背景にある現代社会の問題点・先進性はなんなのかが分かってくると、その面白さが倍増します!!

 

順位:2
題名:カタストロフと美術のちから
場所:森美術館

感想記事⇩

 


 まずはその「ネガティブ」と「ポジティブ」
 悲惨で悲観的な状況の中、作品がとても前向きな点が印象的でした。

 展覧会の題名にもあるように、主題は世界中で発生する災害や暴力などの「カタストロフ」。それらを題材にしたアーティストの作品が展示されます。

 こういうテーマだからこそ、作品には「平和」や「友愛」、「協力」などの前向きなメッセージが込められており、それがダイレクトに伝わってきたので驚きました。「社会への警鐘」というより「作家の願い」に近いようなモノを感じました。




 「美術のちから」
 果たして、この“ちから”が何を表すのかを考えるのは、鑑賞者自身に任せられているのでしょう。

 私が感じたモノの1つには、「訴えるちから」がありました。
 カンバスの表面、映像の画面、立体の造形などからにじみ出るエネルギー。それらは“真実”を作家が解釈し、それを直接作品に埋め込んでいるからこそ、圧倒的な衝撃を鑑賞者にぶつけるのではないでしょうか。

 

 

順位:3
題名:マルセル・デュシャンと日本美術
場所:東京国立博物館

感想記事⇩

 


 「レディ・メイド」に関して。
 そもそもこの美術概念の内容は「既成品から本来の機能を剥奪する」というもの。

 このジャンルの作品を知った最初は「ただの手抜きかよ」とか「眼鏡のレンズ抜いて展示すれば“作品”になるじゃん」とか思っていた事もありましたが、ちゃんと中身を知ると違いますね。(一応、ちゃんと勉強しているんですよ 笑)

 例えば『泉』なら、「新設の美術協会の精神が民主的で多様性を受け入れるものか否かを試すため偽名で出品」したそう。結局、協会は作品を規約違反として展示禁止にしたそうです。

 知らなければ「ただのトイレ」ですが、きちんと制作の背景を知ると「理由ある作品」になるので、《知る》というのはとても大事なことだと改めて感じました。

 

 

順位:4
題名:ルドルフ2世の驚異の世界展
場所:Bunkamura ザ・ミュージアム

感想記事⇩

 


 世界をその手に収め、「太陽の沈まない王国」とまで呼ばれたハプスブルク家。その広大な領土各地から集められた収集品の数々。

 皇帝が権力・財力・人脈を通して蒐集した自然物・人工物・科学物を展示した「驚異の部屋」。 ありとあらゆるジャンルの芸術品が、無秩序に、しかし規則持っているかのように並べられ、そのどれもが高いクオリティを誇るコレクションを観た時は、「宝箱を開けたよう」でした!

 ただ権力を誇示する為だけに集められた物ではなく、むしろ純粋な興味と好奇心からなる蒐集活動だから、品々のどれもが面白いです!

 また、ジャンルがバラバラだから本美術展では、章を変え、展示品を変えて見る毎にまったく違う作品が現れるから、楽しかったです!
 宗教とか、流派とか作者に縛られない展示だから、飽きないですね!

 

 

順位:5
題名:Media Ambition Tokyo 2018
場所:東京シティビュー

感想記事⇩

 


■『ART & TECH TOKYO』 MATならではの多彩な出展アーティスト
 先進的なテクノロジーとデザインの融合で知られるRhizomatiksや、アートとエンターテイメントの垣根を超えて作品を展開するteamLab等、メディアアートシーンを牽引してきた作家に加え、アートと研究を両軸でデジタルネイチャーを提唱する落合陽一、建築家や音楽家などそれぞれ違うバックグラウンドを持ち従来の手法に縛られない表現を行うnor(ノア)等、次世代を担う新進気鋭の作家が集結。




■身体拡張と感覚拡張
 日々進化する仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、人工知能(Ai)は、身体機能を拡張し、更に感性までもコントロールすることが可能になりつつある。Rhizomatiksトヨタ紡織によるコラボレーションで生まれた『VODY』はAi時代の人と機械の関係性を体感できる展示となっている。人間とAIの有機的な関係がもたらす未来の暮らしを想起させ、“人機一体”、人間の機能拡張、そしてデザインされた共生の世界を提示します。




■日常に潜む美しさをテクノロジーによって可視化
 「日常に隠された景色」をあぶりだす脇田玲や光によって切り取られた「時」の美しさを可視化する後藤映則など、テクノロジーとアートの掛け合わせによる新しいビジュアライゼーションを実現。見えない関係性を顕在化し、新たな発見や気づきをもたらします。




■テクノロジーと創造力が共創する新しい音楽体験
 創作の過程にアルゴリズムを介在させ、AIが妄想するサウンドスケープを生成する Qosmoによる『Imaginary Soundwalk』や、音楽とともに香りを奏でるTASKOによる『Perfumery Organ』、古い電化製品を蘇らせ独創性にあふれた電子音楽を奏でる和田永による体験展示など、音楽を通しテクノロジーと創造力がシンクロし、未来と過去が混在した新しい音楽体験を提供。次世代のエンターテイメントのあり方を探ります。

 

 

順位:6
題名:ラクル・エッシャー
場所:上野の森美術館

感想記事⇩

 


 展示されていた作品はどれもが本当に面白かったです!!
 特定の画家の回顧展って、特に初期の頃の作品は作風が違ったりして“つまらない”事が多いのですが、エッシャーの場合は、展示されていた作品は基本的に大きく変わること無く、「版画」「写実的」「錯視と幾何学」というような部分にフォーカスしていて、見ていて楽しかったです。



 有名な作品がたくさん展示してあったのも嬉しかたです!
 映画『ナイトミュージアム』に登場した「相対性」や、ありえない建築である「物見の塔」、パターンの変化が面白い「昼と夜」など。

 そして、私が一番好きなのが「滝」です。
 なんというか、ひと目見たときからこの絵がお気に入りなんです。すごく綺麗で、なんの違和感もないのに、滝から落ちた水がいつの間にか気がついたら頂上に戻っているという不思議さが大好きです。

 

 

順位:7
題名:落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然
場所:EYE OF GYRE

落合陽一の個展のポスター

感想記事⇩

 


 落合陽一さんの作品は、視覚的に面白かったり、とても綺麗だったりします。
 遠目から見て「なんだろう?」と思わせるような作品は、近づいて丁寧に作品を見るとその美しさを目にすることが出来ます。

 近くで詳しく見た時に、純粋な感想として「綺麗」とか「凄い」って感じられるから好きです。

落合陽一「Colloidal Display」の蝶 

 

順位:8
題名:[世界を変えた書物] 展
場所:上野の森美術館

感想記事⇩

 


 展示されるのは、「知の系譜」です。

 世界の謎を解き明かそうとしたアリストテレスによる「自然哲学」は脈々と受け継がれ、新たな発見を加え深化・分化・進化。ニュートンの『プリンキピア』により成立を迎えた「科学革命」で定量分析による仮定の設置と実験を繰り返す「自然科学」へと姿を変え、その流れを全て組んだ理論を大成させたアインシュタインの「相対性理論」へと繋がります。

 以上は若干私の知識を混ぜつつ、かなり簡略化してて間違いがあるかもですが、「科学の変容」はこんなものでは無いでしょうか?

 今回の展示ではそのことが見事に分かるパネル展示などがあり、「知の連鎖」を視覚的に見ることができ、非常に面白かったです!


(「知の連鎖」を視覚化した展示。研究と分野を表す色線が、アリストテレスを出発し、ニュートンを経てアインシュタインに収束する。)

 

順位:9
題名:Biomatrix
場所:SCAI THE BATHHOUSE

感想記事⇩

 


 名和さんのコンセプトにも「『Pixel(画素)』と、生物の最小単位である『Cell(細胞)』をかけ合わせた」とあるように、作品はどれも自然的で人工的、生命体的で機械的有機的で無機的に感じました。

 多分、まだ「バイオアート」という分野の概念は曖昧なのだと想いますが(Wikipediaのページも無いし)、名和さんの作品はどこか違う気がします。

 あくまでも私の感想ですが、「バイオアート」って生命体を元に無機的な芸術作品を作り上げる[生命→無機的]というものだと認識しています。
 その一方で、名和さんの作品は無機的な人工物からまるで生命体であるかのような作品を生む[無機→生命的]という順番な気がします。

 

 

順位:10
題名:第10回恵比寿映像祭
場所:恵比寿ガーデンプレイス

感想記事⇩

 


 展示作品の中に気になる作品を見つけてしまったからです.......それはこの後で詳しく紹介する「コンティングリー妖精写真」に関連する展示です。




 その他の感想としては、何点か映像作品の中で私のお気に入りとなった、心を打たれた作品に出会うことが出来ました! これなやっぱりなかなか嬉しいものです。

 それから、こういう映像作品・現代アートの世界にまでGoogleAppleといった企業のツールやサービスが入り込んでいるんだなぁ~と思いました。(逆に、アーティストが最新のツールを利用しているのかもしれませんが)

 

 

 

BEST Display

 展示方法やディスプレイ自体に焦点を当て、その中で素晴らしいと思った展覧会3つを挙げます。

 

順位
展覧会名
1 まんがタイムきらら
2 [世界を変えた書物]展
2 東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150」

 

順位:1
展覧会:まんがタイムきらら



 今回は会場が素晴らしかったです!
 会場の「アーツ千代田 3331」は閉校になった中学校を改装してアート・ギャラリーにしたもの。階段や体育館、床など至る所に学校の面影が残っています。

 本展は「日常の祭典」と銘打っている通り、作品の主人公が学生が多かったり、日々の日常を描いている作品が多かったり。
 そんな「日常の祭典」を学校の校舎で行うなんて、素敵な粋すぎて、気がついた時にはちょっと感動しちゃいました!

 

順位:2
展覧会:[世界を変えた書物]展



 ディスプレイの仕方も凄かったです!
 近年は所謂「インスタ映え」を狙った美術展が増えてきてウンザリしていて、今回の若干その気質があったものの、会場全体の壁を本棚で覆ったり、「知の森」と題してヨ書物を展示したりと、見事でした!

 また、書物は分野や内容で分類されており、数冊単位で分けられ、まとめられて展示されていたので、とても分かりやすかったです!

 

順位:3
展覧会:東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150」




 まず第一にロケーションが最高じゃないですか!
 「東京150周年」を記念するプロジェクションマッピングで、背景に「東京タワー」が重なるなんて、見事としか褒めようがないです!!!!

 

 

 

BEST Painting

 絵画など平面作品のベスト3作です!

 

順位
作品名(作家)
1 原子爆弾(ミリアム・カーン)
2 でんぐりでんぐり(マウリッツ・エッシャー
3 The(マルセル・デュシャン

 

順位:1
作品:原子爆弾(連作)
作家:ミリアム・カーン
展覧会:カタストロフと美術のちから



 私が一番衝撃を感じたのが、ミリアム・カーン氏の「原子爆弾という作品。原子爆弾を題材に水彩絵の具で描かれた作品です。

 解説パネルに以下のような一文が。

カーンは…[中略]…原子爆弾実験の様子を美しいと感じた自らの体験を加えています

 「原爆を美しい」と感じて良いし、言っても良い。
 この1点が本当に衝撃的でした。

 私は、原爆は美しいと思います。
 人を殺す道具って、得てしてどこか「美しさ」があるのかもしれません。
 しかし、不謹慎だとか非道徳的だとかそういう空気で溢れたテーマだし、ましてや「美しい」というなど論外だという考えが当たり前。そんな中、この作品を観て本当に衝撃的でした。

 

順位:2
作品:でんぐりでんぐり
作家:マウリッツ・エッシャー
展覧会:ミラクル・エッシャー

  解説には「エッシャーが生み出した架空の存在。《階段の家》に住み着いた六本足の生き物」とありました。『階段の家』とは次(142番)の作品のこと。背後にびっしりと書かれているのは、この生き物の詳しい生態なんだそう。
 芋虫みたいなフォルム、飛び出した目、六本の足と気持ち悪いけど、どこか愛らしいんですよね......。

全部訳が掲載されていました!

 

順位:3
作品:The
作家:マルセル・デュシャン
展覧会:マルセル・デュシャンと日本美術

英語を習得中であったデュシャンは、言葉の違和感について鋭い感覚を持っていた。...レディメイドの持つ本来の実態と関係のない意味に、鑑賞者の思考を誘導するため、...通常の使い方から言葉を解き放つことが、異なる意味を作り出せることにも気づいたのである。


 この作品は定冠詞の「The」を星印に置き換えています。ただし、消された単語を置き換えても元々の意味や論理的な文章には戻らないそう。
 展示されていた作品の中で好きな1つです。「既成品から機能を剥奪する」という意味から「言語」まで作品に取り入れるというのは、非常に興味深く感じました!

 

 

 


 

 

 

サブカルチャー編」の記事⇩ 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!