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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【アニメ総括】2019夏アニメ[29作品]:キャロチューの音楽に魅了され、サバイバル系作品が面白い!

 

2019年夏アニメの総まとめです!
視聴作品は全部で29作品。
いつも通り作品部門・音楽部門・キャラ部門に分けて感想を書きます!

2019年夏アニメ



」か画像をクリックで各感想にジャンプします!

 

【目次】

◆夏アニメ全体概要(
 ◇ランキング&視聴作品(
 ◇総括感想(
◆部門別感想(
 ◇作品部門:1~6位(
 ◇キャラクター部門(
 ◇音楽部門(
◆各視聴アニメ感想:7~31位(

『彼方のアストラ』より

 

 

夏アニメ全体概要

 

ランキング&視聴作品

 

 2019年夏クールの視聴作品は全部で29作品。
 各部門のランキング概要と、視聴作品を挙げておきます。

※「▼」をクリックで各感想にジャンプします。

作品部門

1位:キャロル&チューズデイ
2位:荒ぶる季節の乙女どもよ。
3位:彼方のアストラ
4位:鬼滅の刃
5位:フルーツバスケット
6位:からかい上手の高木さん2

キャロル&チューズデイ
荒ぶる季節の乙女どもよ。
彼方のアストラ
鬼滅の刃
フルーツバスケット
からかい上手の高木さん2

 

 

キャラクター部門

[ 女性 ]

1位:本田透(フルーツバスケット)
2位:高木さん(からかい上手の高木さん)
3位:シャミ子(まちカドまぞく)

本田透
高木さん
シャミ子

 


[ 男性 ]

1位:石神千空(Dr. STONE)
2位:竈門炭治郎(鬼滅の刃)
3位:我妻善逸(鬼滅の刃)

石神千空
竈門炭治郎
我妻善逸

 

 

音楽部門

[ OP ]

1位:CHiCO with HoneyWorks「乙女どもよ。」(荒乙)
2位:Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」(炎炎ノ消防隊)
3位:BURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」(Dr. STONE)

CHiCO with HoneyWorks「乙女どもよ。」
Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」
BURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」




[ ED ]

1位:Aimer「Torches」(ヴィンランド)
2位:Uru「願い」(グランベルム)
3位:街雄鳴造(CV.石川界人)「マッチョアネーム?」(ダンベル)

Aimer「Torches」
Uru「願い」
マッチョアネーム?




[ 劇伴・挿入歌 ]

1位:キャロル&チューズデイ(Various Artists)
2位:鬼滅の刃(梶浦由記)
3位:ロード・エルメロイII世の事件簿(梶浦由記)

キャロル&チューズデイ
鬼滅の刃
ロード・エルメロイII世の事件簿

 

 

 

視聴作品
※視聴作品は上から番号通り、面白かった順です。

① キャロル&チューズデイ
② 荒ぶる季節の乙女どもよ。
③ 彼方のアストラ
④ 鬼滅の刃
⑤ フルーツバスケット
⑥ からかい上手の高木さん2
⑦ Dr. STONE
⑧ ダンジョンに出会いを求める~Ⅱ
⑨ ヴィンランド・サガ
⑩ まちカドまぞく
⑪ 女子高生の無駄づかい
⑫ 可愛ければ変態でも好きに~?
⑬ ソウナンですか?
⑭ 炎炎ノ消防隊
ダンベル何キロ持てる?
⑯ ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
⑰ ギヴン
ゲゲゲの鬼太郎
⑲ コップクラフト
⑳ 手品先輩
㉑ この世の果てで恋を唄う少女
㉒ BEM
㉓ 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃~?
㉔ グランベルム
㉕ ありふれた職業で世界最強
㉖ 魔王様、リトライ!
㉗ うちの娘の為ならば、俺は~。
㉘ かつて神だった獣たちへ
㉙ 異世界チート魔術師(

キャロル&チューズデイ
荒ぶる季節の乙女どもよ。
彼方のアストラ
鬼滅の刃
フルーツバスケット
からかい上手の高木さん2
Dr. STONE
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
ヴィンランド・サガ
まちカドまぞく
女子高生の無駄づかい
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
ソウナンですか?
炎炎ノ消防隊
ダンベル何キロ持てる?
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
ギヴン
ゲゲゲの鬼太郎
コップクラフト
手品先輩
この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO
BEM
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
グランベルム
ありふれた職業で世界最強
魔王様、リトライ!
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
かつて神だった獣たちへ
異世界チート魔術師
 

 

 

 

 

 

夏アニメの総括感想

 2019年夏アニメです!
 全部で29作品を視聴しましたが、忙しくて1週遅  2019年の夏アニメは全部で29作品を視聴けた形なので、秋クールは少し減らします。

 全体的な印象としては不作気味かなぁと。
 浅く広く面白かったものの、のめり込むような作品は少なかったです。本ブログでの上位6作品に加えて数作品程度でしょうか。

『変好き』より



 ってか、「異世界作品」が多すぎです。

 『異世界チート魔術師』『ありふれた職業で世界最強』『魔王様リトライ』『うちの娘の為ならば~』『~お母さんは好きですか?』『この世の果てで恋を唄う少女』『ダンまち』の辺りでしょうか。

 順位を見てもわかるように、どの作品も定番の展開とお決まりの流れをたどり、さらにはツッコミどころ満載で、お世辞にも面白いとは言えない作品も。(ダンまちは超面白かった!)
 作品への敬意を払わなければならない事は重々承知ですが、その上でもやはり「中身のない」作品が本当に多かったです。

『異世界チート魔術師』より



 あと、サバイバル系も(笑)

 まぁ、挙げれば『彼方のアストラ』『ソウナンですか?』『Dr. STONE』の3作品だけではありますけど。

 たった3作品ではあるものの、どの作品も面白くて印象に残っているのでここに書きました。こんなにまとまって放送されることってありますか?(笑)

『ソウナンですか?』より



 やはり、あとは上位作品ですね。
 『キャロル&チューズデイ』『荒ぶる季節の乙女どもよ』『鬼滅の刃』『彼方のアストラ』辺りは本当に物語の深さや映像表現の凄さに驚かされて。展開にドキドキが止まりませんでした。

 中でもやっぱり『キャロチュー』は最高。
 こんなにも素晴らしい作品は初めてで、「傑作」と呼ぶに相応しい作品に間違いなしです!

『キャロル&チューズデイ』より 

 

 

 

 

 

部門別感想

 

 

アニメ作品部門

キャロル&チューズデイ
荒ぶる季節の乙女どもよ。
彼方のアストラ
鬼滅の刃
フルーツバスケット
からかい上手の高木さん2

 


  2019年冬アニメの最高だった作品ランキング上位6作品について、少しだけ詳しく感想を書きます。

 

1
作品名:キャロル&チューズデイ
制作::ボンズ

キャロル&チューズデイ

TVアニメ「キャロル&チューズデイ」PV

 

 素晴らしい作品でした。
 もう「傑作」と呼ぶしかない作品

 音楽アニメとして超一級品の楽曲が毎回挿入される嬉しさと、主人公の2人が織りなすヒューマンドラマの感動、そして「今、この時代」だからこそ意味がある物語に興奮しました。

 是非、全世界の万人に見てほしい!
 あまり話題になっていないのがとても悲しいです。



 《音楽のチカラ》
 これを感じた作品でした。

 舞台設定が、まさに「いま」。
 移民や難民が押し寄せる中、世間が二分化。賛成派と排斥派で衝突が起こり、軋轢と分断が広がり、社会が悪い方向に向かっている。表現の自由すら危ぶまれる状況。

 「音楽が死んじゃう」
 主人公、チューズデイの台詞。

 だからこそ。
 そんな中に生きているから。
 主人公のキャロルとチューズデイが導いた1つの”答え”がとても力強くて優しくて素晴らしかったです。音楽には人に訴えかけるチカラがある。想いを込めて歌うことができる。表現を伝えることができる。

 そんな《音楽のチカラ》
 鳥肌が立つ程の感動で心が満たされて、自然と涙がこぼれ落ちてきて、拍手をしたいと素直に感じた、それはまさに《奇跡》でした。



 少し重たい話をしました。
 でも、作品自体はとても明るく楽しいもの!
 今のは第2クールの一部であって、作品全体は本当にワクワクするような、スキップをしたくなるような雰囲気に満ちています!

 家出した内気な少女が、橋で歌う少女と出会って、物語が転がり始めるガール・ミーツ・ガール。素敵な曲を歌いながら彼女たちがゆっくり歩み進んでいく感じがとっても心地よかったです!
 見てて「あぁ、いいストーリーを見たな」と毎回思える素敵な物語。可愛らしい2人の女の子が奏でるメロディはとても綺麗で、2人を中心に回る物語はとても軽やかでまろやか!

 作品は「愛情」で満ちています。
 「一緒に歌いたい」とキャロルとチューが出会った最初の瞬間から、文字通り最後まで。笑みが漏れるような爽やかなギャグもあり、涙を誘うエピソードもあり。気持ちよく見られる作品で、とにかく素敵な作品です!



 また、音楽作品としても傑作。

 意味を込められる点が素晴らしい。
 劇中で挿入される楽曲は全て「登場人物が作った曲」というもの。だから、物語の展開やキャラクターの背景に沿った歌詞やメロディで、歌として流れ込んでくる”想い”みたいなものが丁寧に感じられます。

 また、歌は全て英語などの外国語。
 それだけで格好いいという日本人独特の謎感覚もありますし、「歌詞の訳」が字幕表記されるから、内容がより伝わってきます。

 主人公の2人以外に、何組ものアーティストが登場します。彼らが皆んな個性的なところとか本当に良いです! ある人はロックで、ある人はゴスペル的で、ポップな歌や、エレクトリカルな音楽も! このバラエティある楽曲も、他作品では絶対に観ることのできない魅力だと思います!




 音楽がいい曲ばかり。
 どの曲も本当に大好きです!

 どの曲もメロディが素敵で、耳に残るし鼻歌を歌いたくなる踊りたくなるリズム! 歌詞も劇中のシーンや登場人物のキャラや心情を見事に代弁していて、本当に凄いです!
 どの曲も大好きでしたが、個人的には第1クールの楽曲は総じて素晴らしかったです! 第2クールは物語との紐付けが見事で、特に”アノ曲”はねぇ......!!

 中でも、
・キャロチューの「Round & Laundry」
・アンジェラの「All I Want」と「Light A Fire」
この2曲が大好きです!




 制作陣の凄さ。
 これは折に触れて色々書いてきたのでここでは詳細は省略。
 簡単に説明すると、「アニメを世界へ」と掲げたレーベル「+Ultra」による作品で、アニメ制作陣も豪華だし、劇中の楽曲は海外で活躍するアーティストを何人も器用し、劇中歌は全てネイテイブ・スピーカーの歌手を全世界オーディション。

 凄くないですか!?
 以下の記事でも書いています。




 ここでの感想はこのくらい。

 本当に素晴らしい傑作なので、是非沢山の人に見ていただきたいです!
 第1クールの第1話だけでも! この始まりだけで完璧に最高の作品なので、どうか、観てください!

キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann) 「Kiss Me」

キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann) 「Polly Jean」

 

 

 

2
作品名:荒ぶる季節の乙女どもよ。
制作::Lay-duce

荒ぶる季節の乙女どもよ。

TVアニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」PV

 

 物凄い作品。
 アニメとしての魅力を上手く活用した、まさに「文学作品」と呼ぶに相応しい傑作。岡田麿里さんの脚本は、思春期のモヤモヤを本当に見事に描き出す素晴らしいものです。

 ある意味では、過去に類をみない衝撃作でありながら、しかし一方では青春時代を描く王道の文学的な物語でした。

 私は男です。
 なので正直、女の子の気持ちなんて分からないし、この作品に描かれた感情が本物なのかも判断つかないけれど、凄く現実的に感じるし、フィクションだとしても凄いな、と思います。



 少女たちの赤裸々な感情。
 とにかく生々しくて、羞恥心をむき出しにさらけ出すような、感情的なのに言葉が穏やかで心情を丁寧に語りだす、そんな作品。

 真っ白な心に色を塗る季節。
 初めての感情に名前を付ける季節。
 友達との関係を見つめ直す季節。
 異性との距離を新しくする季節。
 周囲を敏感に受動してしまう季節。
 自分の道が信用できなくなる季節。

 感受性豊かな思春期の、青色の季節。
 否が応でも揉まれ、足掻き、藻掻き、傷つけ、傷つけられ、悩み、走り、叫ぶ。全ては自分の気持ちの”答え”を見つけるために。嘘も涙も笑顔も怒りも、全ての感情をむき出しにして奔走する彼女たちの姿は、どこまでも一生懸命で本気で真剣。

 揺れまくる、荒ぶり、吹きすさぶ彼女たちの内面が本当に見事に描き出されていて、抱きしめたくなるような傍観的印象と、まるで自分のことのように主観してしまう印象が湧き上がってきて、観ている方も毎週押し流されそうになりました。



 「ぶつかれ!叫べ!」
 そう言葉を投げかけたくなる作品。

 物語の構成が本当に綺麗。

 「性」に悩む前半では彼女たちの悶々とした理解不能な気持ちを抱えながら歩みを止める姿が描かれ、それが徐々に「恋」へ変わっていく中盤の”心の疾走感”に呼応したように走り出す姿へと変わり、色々な形の「好き」に気づく終盤の落ち着いた足運びで迎えるエンディング。

 気持ちの変化が言動や行動に綺麗に表れていて、新鮮な感情が飛び出さんばかりに溢れる彼女たちの日々が本当に汚かったです(≒綺麗)。
 胸の内に悩みを抱え、右も左も分からずに走り出す彼女たちの姿を見ていると、背中を押してあげたくなるような気がしました。助言とか模範解答とかじゃなくて、ただ背中を押す感じ。



 ある意味では衝撃的な作品でした。

 「女子だってセックスしたい」
 「男子のオナニーを見てしまった」
 「クラスメートが妊娠して退学」
 「男性教師と生徒がラブホテルへ入る」

 こういうことがサラッと描かれて重く受け止めるような物語。これだけで凄いな、と。これまでは《腫れ物に触るよう》に(少なくともTVでは)避けられてきたようなテーマを挿入して、「性」を考えさせる物語、凄いです。(まぁむしろ、こんな状況の日本を嘆くべきなのかもしれませんが、それはまた別問題なので、一旦保留)



 あと、立場が逆だったのが面白かったです。
 普通、「男子=性欲モンスター」で「女子=清楚な乙女」という立ち位置の物語が多い印象を受けますが、本作は逆。逆というか同じ。男子も女子も「性」について考える。むしろ男子以上悩んでいる(かもしれない)。そして男子にも女の子を大切にしたい気持ちがある。一緒に悩んでいけばいい。

 「アイドルはトイレにいかない」みたいな言葉をあえて否定するような内容で、”新しい”というべきか、”本来はこうあるべき”というか、私はこの物語を大いに肯定したいです。



 この作品が凄いのは、描き方。

 映像と音声の力は本当に強い。
 「セックス」もその単語を小説の文章で読んだだけでは何とも思わなくても、アニメとして声が読み上げると身構えてしまうし、それを発する少女たちの表情や仕草が映像で描かれるからまた印象が強くなります。
 実写と違って、アニメは見せたい部分を強調することができるから、なおさら。

 でも、決して重たい作品ではない。
 ここが本当に凄いです。さすがです。内容は純文学とも称せるようなものでありながら、コミカルさやユーモアなタッチを挟んでいるから、見ていて苦にならないです。

 本当に、いい作品を見たなぁと!
 欲を言えば、新しい季節が始まる「春」か、感傷的な空気が漂う「秋」に放送されていると、なお嬉しかったです(笑)

 

 

 

3
作品名:彼方のアストラ
制作::Lerche

彼方のアストラ

TVアニメ「彼方のアストラ」PV

 

 少し先の未来。
 修学旅行中に発生したトラブルによって宇宙空間に投げ出された少年少女らが、廃棄された宇宙船に乗って生還を目指す宇宙サバイバル。



 宇宙SFサバイバル作品の傑作!
 「ハラハラとドキドキ」という、何よりも大切な感情が沢山詰まっているスリル満点の危機的状況をくぐり抜ける彼らの姿を見ているだけで、手に汗握る興奮!

 しかも、「ワクワク」を忘れていないから素晴らしい!
 9人の皆んなで協力しながら、時には未知の惑星を楽しみつつ冒険する姿もあり、困難だけでない、純粋な面白さと楽しさがありました!



 まず何よりも、「皆んなで一緒に!」
 大人が誰一人いない中、絶体絶命の状況の中で、悲観的にならずに皆んなで協力しながら助け合い、励まし合いながら頑張る姿がとても良い! 困難な状況でも、皆んなで協力することがいかに大切で、それが前向きな姿勢に繋がるか、本当に見事に描き出していたと思います!

 印象的なのは、最初のところ。
 第1話で、宇宙空間へ放り出されたアリエス。彼女の死を覚悟する中で、仲間が危険を承知で手をつないで船外へ出て、彼女を救出するシーン。
 「手を繋ぐ」という映像面での印象づけに加えて、ストーリー的な団結力を象徴するような、はじめのシーンで、今後の彼ら彼女らの未来を印象づけているようでした!



 そして、楽しそうなのが最高です!
 サバイバル系の作品って「頑張れ!」と応援したくなるような困難さや辛さがあって、それに対する応援や共感を生む作品が多い気がします。

 でも、本作って「応援」が沸かない。
 なぜか?

 だって、皆んな本当に楽しそうにしているから!
 宇宙空間で漂流したり、未知の惑星で食料探しをしたりと、心細く不安な日々を送っているだろうに、彼ら彼女らの表情はとても明るくて、笑顔で溢れていて、とにかく楽しそうなのです!



 物語の構成がとにかく見事。
 こんなにも綺麗な「伏線」というものを初めて見たし、「驚愕」と称すに相応しい展開が次々に用意されていて、ただただ称賛するしかないストーリー構成です。

 SFサバイバル作品であり、推理小説でもある。
 ここで書くとネタバレになるので書きませんが、最初から最後まで、本当に良く練られ計算された作品でした。

 それに、ラストの終わり方も素晴らしかった!!!

 

 

 

4
作品名:鬼滅の刃
制作::ufotable

鬼滅の刃

「鬼滅の刃」第3弾PV 那田蜘蛛山 開幕

 

 時代は大正期。人を喰う鬼が跋扈する中、民を守るべく鋼の意思と鍛錬で鍛えた精鋭・鬼殺隊の隊員の活躍を描く物語。

 主人公は、妹が鬼と化してしまった少年・炭治郎。鬼化した妹・禰豆子は人を喰らうことなく炭治郎を守る。彼は、妹を元の人間にすべく鬼の謎を解くため奮闘する。



 ufotableの圧倒的な映像美。
 これが果たして「本当にTVアニメなのか?」と疑わざるをえない、圧倒的にして驚異的なクオリティのアニメーションに惚れ惚れします。

 「姿なきものを描く」
 これが何よりも凄い。

 水・炎・火・雷・空間探知。
 「実体がない」という概念的な存在や、揺らぎ姿を随時変える存在を描写する技術と演出が恐ろしいほど見事。戦闘シーンでの「技」として描かれるそれらは、迫力と疾走感に満ちあふれていて、画面の外にまで飛び出してきそうなほどの躍動感を讃えています。
 どこか日本画のように太い輪郭線で描かれる水飛沫や火の粉の美しさがとにかく素晴らしいです!

 そして、バトルシーン。
 特に異形の鬼たちが繰り出す攻撃を描く描写が凄まじい。
 鼓鬼の屋敷では縦横と部屋が回転して無重力が如き戦いが、手毬鬼と矢印鬼の距離感を存分に活かしたバトル演出が、最終話ではエッシャーの錯視絵のように何層にも組まれた屋敷が描かれます。目が回るような縦横無尽に駆け巡る映像の凄さ、素晴らしいです。
 そして、屋敷や攻撃を描き出すCGが細部まで丁寧で細かく作り出されているから、グルグル回しても違和感を感じないばかりか、滑らかな表現ができるのだろうなぁと!



 ここまで「空気感」を描くものか、と。
 作品に満ちる「緊張感」のような細い糸が、画面を通しても感じられるような、驚くべき伝達力を秘めた映像と音楽です。

 「血の匂い」が漂う映像。
 鬼が人を惨殺する血なまぐさい惨劇が、その鉄分の香りと重く黒い質感をともなって芳ってきます。密度の高い背景と、鮮血枯れた血痕、飛び散る血飛沫、刀に残った血糊とか、重々しくキツイ空気感を見事に表現していたと思います!



 那田蜘蛛山。
 とにかく、素晴らしかったです。

 まず、空気感。
 「入ってはいけない」と重苦しくまとわりつくような不気味な気配が当たり一面に漂う、それだけでもう凄い。そして、累。失敗を許さぬ彼の恐怖による支配が生み出す緊迫感が山の冷たい空気に伝播して視聴者にまで伝わるよう。
 累を倒し、那田蜘蛛山に朝日が昇るシーン。「太陽の温かさ」という”温度”をここまで身に染みて感じたことはないです。

 そして「家族」の話。
 《本物の愛》と《本物の絆》を提示する炭治郎と禰豆子の2人が最高に最強でした。累の”力”と炭治郎の”感情”がぶつかるバトルシーンは、息をするのも忘れるほどに熾烈。「兄妹の絆」は過去から今まで積み重なり、炭治郎の強さになっている。熱く燃え上がる炭治郎の姿が本当に格好良かったです!



 竈門炭治郎の人間性。
 彼は本当に良く出来た人間。主人公に相応しいし、彼が主人公で本当に良かったと何度思ったことか、数しれず。

 彼の真っ直ぐな姿勢が大好き。
 人々に対して優しく接し、恨み倒すべく鬼にさえ情けと弔いの言葉を投げかける優しい心。「化物じゃない。鬼は虚しく悲しい生き物だ」と累に掛けた言葉が何より印象的です。人間としての礼儀と強さを持っていて、それは彼が常に敬語なところにも現れているのかもしれません。

 それに、ひたむきに努力を重ねる炭治郎の背中はとっても広くて、尊敬できる人間像だし、男らしい格好良さです!



 ギャグ調のバランスの良さ。
 シリアスな『鬼滅の刃』という作品においては、その魅力を構成する大切な要素だと思います!

 特に後半の胡蝶屋敷が最高!
 機能回復訓練をはじめとした屋敷での日常における騒々しさが最高に面白い! デフォルメ絵柄になったキャラは可愛いし、3人の面倒見役の少女たちは瞳が可愛くて。何よりも、善逸の五月蝿さがNo.1です!

 

 

 

5
作品名:フルーツバスケット
制作::TMS/8PAN

フルーツバスケット

「フルーツバスケット」第2クールPV

 

 十二支が憑依している草摩家の人々と、そこに居候する女子高生・本田透が繰り広げる心温まる家族の、友達の、愛情の物語です!

 本当に素敵で幸せな作品です
 この作品の魅力はひとえに、主人公である本田透の素敵さにあると思います。そして、何よりも私はそこが大好きで、彼女が本当に大好きです!



 彼女から溢れ出る「素敵さ」や「幸せさ」が本当に素晴らしい!
 日常の小さなことに喜びを感じたり、普通の光景に幸せを見い出したり、悩んでいる人に背中を押すような言葉をかけたり。相手の気持ちを感じ取って、そっと優しく包むような癒やしの力がとても温かいです。

 彼女から溢れ出す優しさオーラが本当に素敵で、画面越しでもその素晴らしさが伝わってくるし、見ていて心が温かい気分になります!
 天野こずえさんの描く『ARIA』や『あまんちゅ!』の主人公に似いている、《幸せの達人》さんです!



 とにかく、彼女が大好き。
 目に映る全てのことに、まるで子どもみたいにキラキラした感性で触れ合って、感じ取って、そしてそれを全て驚きや喜びに変えてしまう、彼女の魅力って凄いです!

 それに、まるで「歩く名言集」のように幸せ色の台詞を放って、聞いているきちら側が恥ずかしくなりそうなほどの、幸せたっぷりな言葉はいつもいつも感動です!
 何よりも、相手のことを自分以上に考えている彼女が、敏感なその感性で、「いま一番聞きたい言葉」と投げかけてくれるから涙がでて来ます。それが応援でも、許しでも、説教でも。

自分のことを思ってくれて心配してくれる人がいるってすごく幸せなことです。だってもし遠く離れちゃったとしてもどこかで自分のことを考えてくれている人がいるなんてとても心強いです。




 天然な彼女。
 透は、人の心の中に躊躇なく入り込んで来ます
 でも、心の入り口でしっかり靴を脱いで揃えて置いて、ノックをして、声をかけてから心の中に入る感じ。強引なんだけど、仕草の隅々まで丁寧な心に溢れているんです。

 だからこそ。
 誰もが彼女に心を開いてしまうし、感受性抜群な彼女のハートに感化されて大きく成長し、泣き、笑ってしまう。

 この不思議なパワーが見る人にも伝わってきて、心の芯からポッと温かくなるような、深い感動に包まれるんです。「彼女がいれば大丈夫」と、どこかでそう安堵する気持ちがあります。



 セカンドシーズンは2020年放送。
 とにかく楽しみで仕方ないです!!!!

 

 

 

6
作品名:からかい上手の高木さん2
制作::シンエイ動画

からかい上手の高木さん2

『からかい上手の高木さん2』PV第2弾

 

 『からかい上手の高木さん』の第2期!
 第1期のときからすでに、彼女の魅力にメロメロで、物語の面白さに惚れ込んでいましたが、第2期になってからの高木さんの快進撃とレベルアップがヤバい!

 第1期では「からかい」が中心でした。
 主人公は西片で、彼目線でストーリーが進行し、一方的にからかわれる彼を羨みながら見ていました(笑) もちろん、高木さんが西片に好意を抱いているのはバレバレでしたけど。

 しかし第2期は大きく展開。
 まるで主人公が高木さんになったかのように、彼女目線のエピソードや映像の演出が多くて、それだけでドキドキとしてしまいます!
 その上、第2期の高木さんはズルいんです!



 高木さん、めっちゃ恋している!

 第1期ではあまり表情に出すことも少なかった彼女が、第2期では頬を赤らめたり、口元を緩めたりと完全に「恋する乙女モード」に入っている!
 しかも西片への猛烈なアピールも段々と強くなっていくから、もう見ている方が恥ずかしいち、悶々とするし、見ていられない!

 「私のことが好き?」
 からかいながら、そんな質問をサラッと西片に聞く高木さん。西片の動揺は当然のこととして、絶対に高木さんの心臓もバクバクですって......。



 最終回とその前のエピソード『約束』と『夏祭り』が素晴らしすぎて、もう観ていて恥ずかしいやら照れそうになるやら、初々しくも青春を最高に楽しんでいる2人の姿を、ニヤニヤしながら観ていました(笑)

 第1クールと同様に、「恋」を歌う名曲を高木さんがカバーしたエンディングも大好きで、最高でした!

 

 

 

 

 

 

キャラクター部門

本田透
高木さん
シャミ子
石神千空
竈門炭治郎
我妻善逸



女性キャラ

 

1
名前:本田透
作品:フルーツバスケット
キャスト:石見舞菜香

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 人の心のよりどころになり、癒やし、優しさを与えるようなキャラクター。
 第2クールで描かれた登場人物、友達や母親のエピソードを見ていると、彼女の存在がいかに尊くて、大切な人なのかがひしと伝わってきます。

 彼女に癒やされたのは、私も同じ。
 彼女の笑顔を見ているだけで元気になるし、彼女の台詞を聞いているだけで心が満たされていくように感じる、素晴らしいキャラクターです!


 何気ない日常を「幸せ」に過ごしたり、普段の景色から「素敵」を探したり、落ち込む人には元気づける言葉を、悲しむ人には勇気づける言葉をかけられる、素敵で幸せな彼女。

 彼女の素敵シンキングな台詞を聞いていると、見ているこっちまでなんだか心の中が満たされるような、そんな女性で大好きです!

 とにかく彼女から溢れ出る「素敵な台詞」の数々が本当に素晴らしくて、もうそれだ。


あとは、どんな状況でも前向きにするところとか大好きです!
皆んなに気を使うところとか、ちょっと不憫に感じることもあるけれど、その心を覆い包む素晴らしい優しさがあります!

 

 

2
名前:高木さん
作品:からかい上手の高木さん
キャスト:高橋李依

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 高木さん!
 とにかく可愛くて大好きです!
 実は、2018年の冬クール作品感想でも、「キャラ部門No.1」に輝いている実績の持ち主で、1年以上間が空いた今でも、彼女の魅力は衰えません!


 まず、外見が最高に可愛い!
 丸い顔に長い茶色の髪の毛、前髪から覗く大きなおでこ、そして何よりも、大きくクリっとした「目・瞳」。

 あの目で見つめられたら、“からかう”以前に恥ずかしくて照れるか、ドキッと萌え死ぬかのどちからですよ(笑) 瞬きをせずにジッとこちらに視線をあわせる高木さん、ズルいです!
 効果面でも大きいんじゃないかな、と。目が大きいと、TV画面通した視聴者にも伝わって来ますからね。


 そして彼女の感情面と行動面。
やっぱり、彼女は何から何まで最高です!

 彼女が西片に抱く「恋心」。
 彼女は隠しているつもり(?)でも、視聴者にも伝わってくるし、鈍感な西片に対してこっちのほうがドキドキします……(笑)

 “からかい”に込めた想いはスケスケで、しかも第2期になってからは今まで以上にダイレクトに感情を表現するようになったし、ボソッと呟く独り言とかがもう完全に恋する乙女のそれで最高に照れます!大好きです!

 

 

3
名前:シャミ子(吉田優子)
作品:まちカドまぞく
キャスト:小原好美

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 シャミ子!
 彼女はとっても可愛いです!

 弱々しいところとか、少し抜けている天然さんだとか、妙に意地っ張りなくせに優しいところがあったりとか、魔法少女・桃に散々振り回されたりとか、変身衣装がちょっとエッチだったちり、家庭内が少し複雑だったり……とにかくとっても“愛らしい”!


 「頑張る女の子」って大好きです。
 そういう文脈で見ると、彼女の頑張りって魔族でありながら魔法少女以上に応援したくなる、そんな魅力があると思います!(もちろん少しズレているけど 笑)

 彼女の優しさからくる頑張りは何よりも大好き!
 家族の呪いを解くために頑張ったり、筋トレを(何故か)頑張ったり、敵である魔法少女に対しても優しさを忘れないし。(基本的に「いい人」なんですよね)


 とは言いつつ、ドジっ子属性なところは大いに大歓迎!

 失敗に勘違いにミスに過剰な努力、立案した作戦は無駄になるし、魔法少女に振り回されるし。でも、彼女のそんなところが魅力なのです!

 

 

 

男性キャラ

 

1
名前:千空
作品:Dr. STONE
キャスト:小林裕介

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圧倒的な科学の知識を持つ天才。
 原始時代に逆戻りした世界の中で、「文明再興」を託されたただ一人の高校生であり、その知識量と経験からなる思考はもはや「科学者」。

 彼の持つ科学の力にはいつも驚愕させられて、「次は何をしてくれる?」と期待でワクワクしながら毎週過ごしていました。


 彼の冷静さがとても気持ちいいです。

 普通、異世界転生的な状況に陥れば、パニックになるのが当然。
でも千空は冷静に時が過ぎるのを待ち、数千年という時間を秒数で数え続けるという気の遠くなるような行為を地道に行うその気力が凄いです。

 なんにもない中で、実験と失敗を繰り返し、ひとつひとつ自身の知識を武器に科学技術を蘇らせていく彼の姿勢は、称賛に値するし、もっと評価されて然るべきだと思います!

 

 

2
名前:竈門炭治郎
作品:鬼滅の刃
キャスト:花江夏樹

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 堂々たる、主人公の中の主人公です!
「ジャンプ」らしく王道を歩む格好良さで、強敵にめげずに立ち向かい、自身の鍛錬を怠らず、周囲の人々への気遣いができ、妹にたくさんの愛情を注いで、いざ戦闘になれば手抜きすることなく立ち向かう、そんな誰もが憧れ魅了される格好良さが最高だと思います!

 ただ、第2クールの蜘蛛鬼一家との戦いでは、その王道さが逆に邪魔であると感じてしまった部分は否めませんけど。


 戦闘能力的な強さはもちろん、人間としての強さも持つ彼。

 救うべき一般市民や女性への優しさはもちろん、敵として殺すべき「鬼」の死にも涙を流して謝罪と弔いの言葉をの述べるという、そんな人間としての”強さ”がまた本当に格好いいし、舌触りが非常に心地良いと思いました。


 そして、どんな時でも冷静に闘争の炎を心の中に燃やす姿がまた本当に最高なのです!

 師匠の教えを信じて、そして自分自身の鍛錬と勇気を強く信じて鬼に立ち向かう姿、傷を受け呼吸が荒れても、冷静に頭を回転させる判断や、自身の持つ力と剣術をどこまでも活かし切る、そんな戦闘の姿が最高の主人公像です!!!
 彼の強さを支える、「家族」や「仲間」の存在は、個としての強さを発揮する上で、心理的な作用を与えているというのが良いと思います。連携ではなく、あくまでも一人で戦う感じが好きです。

 

 

3
名前:我妻善逸
作品:鬼滅の刃
キャスト:下野紘

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 我妻善逸が第3位です!
 面白さと格好良さを兼ね合わせた魅力的なキャラクターです!

 結構、第1クールの活躍も凄かったですが、やはり第2クール目で彼の事がよりピックアップされた部分が大きいです。


 まずは、ギャグ担当としての彼。

 とりあえず「五月蝿い/煩い」です(笑)
 それまで緊迫した空気が漂っていたのに、一気に蹴散らすような泣き叫ぶ彼の姿は、般若面の形相のように討伐を嫌がって、駄々をこねて、その様子は鬼を凌ぐほど(笑) 「騒々しい」という言葉が一番似合うような気がしますよ(笑)

 それから、女の子好きなところも。
 可愛い女の子に目がない善逸。多分、『鬼滅の刃』の中でも「禰豆子の可愛さ」を一番に引き出していたのって彼じゃないかなぁと思うほど。藤家紋の家での夜とか特に!


 で、格好いいんですよね。

 第1クールでは、伊之助が禰豆子を殺そうとする中、中身も分からぬ箱 を「炭治郎の大切なものだから」と満身創痍になりながら身を挺して守る姿は感動ものでしたよ。

 第2クールでの、那田蜘蛛山では「雷の呼吸」が炸裂。たった一つの事を極めぬくという祖父の教えを守った彼が繰り出す戦闘は、満月を背景に本当に格好良かったです!

 

 

 

 

 

音楽部門

CHiCO with HoneyWorks「乙女どもよ。」
Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」
BURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」
Aimer「Torches」
Uru「願い」
マッチョアネーム?
キャロル&チューズデイ
鬼滅の刃
ロード・エルメロイII世の事件簿



 

オープニング

 

1
タイトル:乙女どもよ。
歌手:CHiCO with HoneyWorks
作品:荒ぶる季節の乙女どもよ

CHiCO with HoneyWorks「乙女どもよ。」

 作品の内容に合致していて素晴らしい!
 歌詞の全てがとても素敵すぎて、まるで作品や登場するキャラクターの心情、アニメの物語をそのまま曲にしたように言葉が重ねられていて本当に大好きです!


 冒頭からサビ、さらにはアニメのOPでは使われていない2コーラス目まで、とにかく綺麗な歌詞と言葉が綴られていて、最高です!

 例えば冒頭後の

文字にできないこの感情に
今日も理不尽に打ちのめされた

の部分は、まさに文学部の面々と主人公にした作品を特徴的に表わしているように感じるし、「文字にできない感情」というフレーズがとっても好き!


 そして、面白いのは、作品の物語が進展するに従って、登場人物の感情や関係が進展していくにつれて、「曲の歌詞」の感じ方が変わるのが面白いです!

 例えばサビの1フレーズ、

荒ぶれ乙女たち 抗え乙女たち
これも最初と最後では印象が大きく変わりました。

 最初は「反恋愛」の文学部の皆んなを応援するような歌詞だと受け取っていたものが、中盤で「恋愛」に物語がシフトすると感情面で背中を押すような歌詞に感じるようになったりと、本当に面白いし、作品とのシンクロが素晴らしかったです!

CHiCO with HoneyWorks 『乙女どもよ』

 

 

2
タイトル:インフェルノ
歌手:Mrs. GREEN APPLE
作品:炎炎ノ消防隊

Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」

 とっても格好いい曲です!
 燃え上がるような格好いい映像と相まって、疾走感がもの凄い音楽になっている楽曲だと思いす!


 サビへの導入が凄いです!

炎が立つ
導の方へ
思い出すは懐かしいメロディー

という部分、まさにその疾走感を体現するような部分だと感じます!

 比較的静かめにで単調に歌われる前半部分から、サビの発火するように燃え上がる「永遠」の第一声までを導く、文字通り「炎の導」のように段々と強まる音楽のアプローチのようで印象的です!


 題名も印象的。
 まさに「焔ビト」の燃え盛る犯罪と命を鎮魂する消防隊員たちの活躍を描く物語のオープニングとしてとっても良いと思います!

Mrs. GREEN APPLE - インフェルノ(Inferno)

 

 

3
タイトル:Good Morning World!
歌手:BURNOUT SYNDROMES
作品:Dr. STONE

BURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」

 曲名と冒頭の

おはよう世界
Good Morning World !

がもう最高!

 「石化した世界で目覚める」という物語における象徴的な言葉であるし、物語が展開するに従って「科学・文化の発展した社会/世界」が目を覚ます中でも、やっぱり象徴的なフレーズなのだろうと感じました!


 もう、歌詞が格好良すぎて!!

神々の霊峰 新緑の宮殿
岩窟の最奥 蒼穹の涯

とか、

神話を日常に変えていくOdyssey

とか。

 人間の文明や人工物が全て崩壊して、大自然に飲み込まれた世界を表す言葉や表現として、まるで神話や叙事詩のような言葉回しがとても良い!
 と思っていたら、サビの後半で「神話を日常に変えていく」というフレーズがあって、文明の発達を表すように、まさに“印象”を計算されようで、とても印象的でした!

「Dr.STONE」 第1クールOP

 

 

 

エンディング

 

1
タイトル:Torches
歌手:Aimer
作品:ヴィンランド・サガ

Aimer「Torches」

 さすが、Aimerの素晴らしい歌声です。
 「夜」を歌う彼女の歌声は、静かでありつつも力強いもので、まさに曲名の「Torches」のよう。夜の闇の暗さを歌うよう低く落ち着いた声も、その暗闇を照らすように温かい声も、掠れたような声が本当に大好きです!


 歌詞の言葉一つひとつが本当に好き。

It's just like a burning torch in a storm

Cleave your way again

今 灯火を抱け その闇にむけ

“誰か”を応援するような歌詞のフレーズが印象的です。「嵐の中で燃える灯火」とか「進路を切り開け」とか「灯火を抱け」とか。言葉の強さが凄いです。


 作品の舞台は北欧の海。
 曲の前半は暗く冷たい風と荒波に揉まれるようなイメージで、そして力強いサビは夜明けのようでもあるし、ヴァイキングの戦士たちの猛々しい姿であったりが頭の中に浮かびます。

A misty moon

 

「春の月」という単語。
 北欧のヴァイキングにとって「春」はまさに「希望』の象徴のようなものですから、やはりここでも、暗い夜に対する明るさが印象的でした。

Aimer 『Torches』MUSIC VIDEO

 

 

2
タイトル:願い
歌手:Uru
作品:グランベルム

Uru「願い」

 「声」が好き!
 Uruの歌声はとても綺麗に澄んだ透明感が美しい!

 楽曲の前半の、静かに胸の内を語るような歌い方も素晴らしいし、力強く高い声を出しながらも美しさが損なわれることのないサビも、本当に耳に心地良です!


 歌詞がとても良い。
 主題歌となっている『グランベルム』というアニメに限らず、日本のサブカル作品や魔法少女モノに共通するテーマやストーリーを一曲の歌にしたようで非常に印象的でした!

 例えば、サビのフレーズ。

それでも二人で願った
どこかで見たような日常でいい
傷つくだけの世界なら もう
いらない

 自身の“願い”を胸に秘め、“何か”を、“誰か”を守ろうとする、普通の“日常”を大切にしようとするのって、まさに日本の魔法少女作品に共通する主題のように感じます。
 本作『グランベルム』の小日向満月と新月・エルネスタも、『まどマギ』の鹿目まどかと暁美ほむらも、プリキュアとかも。


 「空っぽの主人公」という性格を、うまく歌詞に落とし込んでいると思いました!

Uru『願い』YouTube ver.

 

 

3
タイトル:マッチョアネーム?
歌手:街雄鳴造(CV.石川界人)
作品:ダンベル何キロ持てる?

マッチョアネーム?

 この最高に頭の悪い感じ、大好きですww

マッスルマッスル筋肉はマッスル

とかのなんとも言えぬ勢いと言葉のパワーで押し切ろうとする、“脳筋”な感じ、マジで何度聴いても笑えるし、すぐに覚えるおこのフレーズ最高!


 曲名は「マッチョアネーム?」
 ラップのようにノリのいい音楽に乗せて、エクササイズするように筋肉の名前を連呼して、割れた腹筋の数を数えて喜びに浸る、最高短絡的で大好き(笑)

筋肉の喜びに貴賤はない!
一緒に筋肉を分かち合おう

ゴリゴリに筋肉を押してくる感じ、とにかく聞いているだけでとっっても楽しいし笑えますww

「ダンベル何キロ持てる?」EDテーマ 試聴動画

 

 

 

劇伴・挿入歌

 

1
作品:キャロル&チューズデイ
音楽:Various Artists

キャロル&チューズデイ

 「音楽と歌」に本気のアニメ『キャロチュー』。
 世界中から優れた有名なアーティストたちが抜擢され、外国語をネイティブ発音で歌う歌手を全世界オーディションで選抜したミュージシャンが歌う挿入歌や楽曲は最高に格好良くて最高でした!

 この作品は「音楽アニメ」を冠するに相応しい、最上級の音楽で飾られていて、それを聴くだけでも大いに意味のなる作品だと思います!


 ただ、個人的には第1クールの方が好き。
 「オーディション」というエピソードがあり、劇中で架空のキャラクターが様々なセンスの良い歌を精一杯に歌うアニメはそれだけで大好きだし、その音楽はクールで情熱的でとっても素敵でした!

 一方で、第2クールは「物語・ストーリー」重視の印象。
 音楽ももちろん各話に1曲以上は挿入されるけど、感覚的な印象としては第1クール目の方が格好良くて好きな音楽が多かった!


 個人的には、「アンジェラ」の歌が好き!
 アニメのEDも挿入歌も、力強くて格好いいし、最高に気分を良くノレる音楽で、大好きです! 聞けば、きっと分かるはず!

VOCAL COLLECTION Vol.1 トレイラー第1弾

VOCAL COLLECTION Vol.1 トレイラー第2弾

 

 

2
作品:鬼滅の刃
音楽:梶浦由記

鬼滅の刃

 『鬼滅の刃』の劇伴を手掛けるのも梶浦由記。
 同じ1クールで、大好きな音楽家の劇伴を、クオリティ高い作品で楽しむことが出来るという、夢のようにありがたい最高の夏クールでした!


作品の雰囲気を存分に活かし演出する劇伴。
梶浦由記の特徴的な音楽が作品に合致するのか、作曲の時点で作品の雰囲気を掴み演出するようにしているのか、プロですから、その両方でしょうね!


 あの「妖艶さ」は凄いです。
 暗い雰囲気とダークな感じ、そして体の芯まで凍るような恐怖を醸しだします。それと同時に、戦う主人公の背中を押すような力強さも秘めていて、音楽の力の強さをひしを感じます。異国情緒溢れるボーカルや、どこか和風な雰囲気の曲調まで、全てが緻密です。

 暗い夜闇の世界、鬼の出現、無残で残酷な死体、強力な戦闘、優しい兄弟愛、作品物語の何もかもを彩る素晴らしい劇伴です!

 

 

3
作品:ロード・エルメロイII世の事件簿
音楽:梶浦由記

ロード・エルメロイII世の事件簿

 『Fate』と「梶浦由記」の世界。
 本作の劇伴担当を梶浦由記に決定した制作陣を拍手で称賛したい!
 第1話で音楽を聞いた時から『Fate/Zero』に似ていると思ったら、やっぱり梶浦由記。


 本作『ロード・エルメロイII世の事件簿』は、『Fate/Zero』のいわば続編に当たる物語。世界観が繋がる作品に、同じ音楽担当を起用した点は素晴らしいと思います。
 作品の「雰囲気」を醸成する大きな要素が音楽で、中でも梶浦節の印象が強い『Fate/Zero』に引き続きの起用というのは、同じ世界観であると意識させるのに上手いと思いました。


 梶浦由記の妖艶で重厚感のある音楽と、ヴォーカルの入った怪しげな雰囲気すら漂う劇伴は、「魔術・魔法」という世界を扱う作品において抜群の親和性を誇っていると思います。

 彼女の音楽を聴くことができるだけでも嬉しいのに、こうして『Fate』作品でそれを聞くことが出来たのは本当に嬉しいです!


 あと、オープニング。
 『プリンセス・プリンシパル』とも似ていますが、音楽だけで始まる作品は、海外ドラマや映画のオープンニングをイメージするくらい、趣たっぷりで大好きです!

Original Soundtrack全曲試聴PV

 

 

 

 

 

 

 

各視聴アニメ感想

 7位以降の作品の感想を書いておきたいと思います。

 

7
作品名:Dr. STONE
制作::TMS/8PAN

Dr. STONE

 

 謎の石化現象が人類を遅い文明は崩壊。
 3, 700年後、目覚めた少年・千空は友達の大樹らとともに「科学文明」の復興を目指すサバイバル!



 「ファンタジーに科学で勝ってやる!」
 この作品を象徴するような力強い一言。

 科学少年が、ゼロから文明を立ち上げる。
 絶対に不可能なこと。なのに、その驚異的な歩みと頑張る姿を見ていると、応援したくなるし、まさかと期待してしまう!

 まるで、「地球と人類の歴史を早回しで見ている」かのような知的興奮があり、次の一手がなんなのか、叡智の進歩っとはこうも面白いものなのか、と本当に勉強になるし、楽しめます! 先人たちの知識がいかに積み重ねられて来たのか、その足跡を垣間見れたように思います。



 科学の知識が正確なのが素晴らしいです。

 何も内自然環境の中から、鉱石や薬草などの素材を集めて、トライ・アンド・エラーの繰り返しで地道に「科学」の基礎を組み立てていく千空。その姿勢は本当に細かくて地道な作業だけど、彼の自身に溢れた姿を見ていると、ワクワクと興奮して来ます!

 「電気の作り方」なんて、知ってますか?
 石油とタービンなんて近代的なものではなく、石器時代や鉄器時代にある道具や素材だけで電気を生み出す、これだけで感動ものの興奮です!



 あと、千空のキャラクターがいい!

 科学者という知見を存分に活かした合理的な思考で行動する姿には安心感と期待感が重なります。とにかく前向きな性格が素晴らしいです。

 そして、台詞が印象的。
 「1億パーセントありえねぇ」とか「200万パーセントできる」とかいう台詞。科学者でありながらこんなテキトーな数字を口にするところが、ギャップ?というか違和感めいた面白さがあるし、「あぁ、絶対に大丈夫なんだな」と思わせる安心感があります!



 第2クール目で、一体どこまで進むのか、楽しみです!

 

 

 

8
作品名:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか Ⅱ
制作::J.C.STAFF

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ

 

 神様・ヘステイア率いるパーティーのベル・クラネルを始めとした冒険者たちの物語。第2期では神々の戦い「ウォーゲーム」と、愛の女神イシュタル・ファミリアをめぐる戦いが描かれました。



 何が凄いって?
 ベル・クラネルが格好いい。
 彼の言葉を借りるなら、まさに「英雄」です。

 1人の冒険者としてスタートしたベル・クラネルが、大好きな神様の手をとって逃げる姿、1人の娼婦の女性を救うために命を懸けて戦う姿は、まさに英雄。彼女たちにとっても、物語にとっても、英雄と呼ぶに相応しいと強く感じました。

 本当に、「ベルくんは成長したなぁ」と思う第2期でした。



 ベルくんの言葉がとにかく印象的でした。
 特に、イシュタル・ファミリアから春姫さんを救う時の彼がとにかく格好良くて、最高に感動しました。

 自らが「娼婦という身分が故に助けてもらう価値がない」と話す春姫に対して、ベルくんが発した言葉がとても強くて勇気があって温かくて、最高でした!

 

 

 

9
作品名:ヴィンランド・サが
制作::WIT STUDIO

ヴィンランド・サガ

 

 ヴァイキングの物語。
 まだ見ぬ肥沃な大陸「ヴィンランド」の伝説を目指す漢たち、父親を殺された少年トルフィンの成長と復讐に燃える心を描くアニメ作品。


 「戦士の生き様」が格好いい!
 筋肉隆々で、戦うことを誉とする屈強で威勢のいい漢共の活躍は、本当に格好いです!

 ヴァイキングであるから、人を殺すし、盗みも暴力も働く荒れくれ者にして犯罪者でもあるような存在。現在の価値観からすれば確実にそう。
 でも、「生と死」と懸けて戦う姿、家族の為に船を出す姿、なにより「生きるため」に行動する姿を観ると、否定だけではいられなくなります。



 映像と物語の強さが凄い。
 さすが、WIT STUDIOだなぁと感心!

 まず、背景が凄い。
 雪と氷に覆われた北欧の冷たい大地と海、イングランドの雄大な自然と山々、朝焼けに染まる空。夜の海の暗さ。作品の舞台である北海周辺の地域と自然を見事に描き出していて素晴らしかったです!

 アニメーションも驚異的なもの。
 『進撃の巨人』の立体機動アクションとは別物の、漢の闘志と咆哮が漲る熱い戦場の様子、そしてそこで戦うヴァイキングの姿が逞しく勇ましかったです。斧振り回し怪力で迫る相手、短剣を手に素早く移動する動きまで、本当に細かくて雰囲気や質感を丁寧に描き出していました!



 トルフィンとアシェラッド。
 この2人の主人公をめぐる物語がとても良い。

 親を殺されたトルフィン。
 その仇であるアシェラッドの命を狙うも、生き延びるために彼の軍団で汚れ仕事をこなさなければならない惨めな姿。そんな中でも決して絶やすことのない「復讐の炎」が彼の瞳にあらわれていて印象的でした。

 アシェラッドは最高に格好い。
 卑怯と罵られようとも、勝つために手段を選ばない姿勢。戦況を巧みに判断して行動する策略家。部下の扱いを心得るカリスマでありながら、その強さは誰にも負けぬ戦士である彼。人殺しの悪人のはずでありながら、その強さと渋さに惹かれる、そんな魅力的なキャラクターでした。

 

 

 

10
作品名:まちカドまぞく
制作::J.C. STAFF

まちカドまぞく

 

 とても面白かったです!
 やっぱり「きららは最高の癒やし」です!

 シャミ子と桃のやり取りが大好きでした!
 桃を倒すために奮闘するはずのシャミ子がなぜか筋トレや作戦会議をさせられたりと、完全に桃の手のひらの上で踊っているのが面白すぎます(笑)
 シャミ子がポンコツなところも問題だけど、無表情のまま完全に楽しんでいる桃も問題ですよ(笑)

 毎回お決まりの「これで勝ったと思うなよ!」という捨て台詞が好き!<br/ >  まぁ、桃に借金がある時点でシャミ子は勝てないんですけどね(笑)



 あの「庶民感」が面白さの理由です!
 魔族の呪いが「一ヶ月4万円生活」だったり、ご先祖様が謎の石像に収められていたり。露出度高いエッチで大興奮の衣装に変身する割にはパワーが大して変わらなかったり。

 さらには、クラスメートや街の人々が「角」や変身姿を見ても違和感を覚えなかったり、魔法少女だって何食わぬ顔でテキトーに過ごしてるし。

 圧倒的な《庶民派魔族》と《庶民派魔法少女》の掛け合いがとっても面白い作品でした!



 とかいいつつ、ホッコリするエピソード。

 魔法少女の桃は、シャミ子を倒さずに協力するし、一方のシャミ子も敵のはずの桃に対して完全に友達意識を持っているし、ほのぼの日常系なのがまた最高!

 妹の為に頑張るシャミ子、シャミ子の為に協力する桃、桃の看病をするシャミ子......みんな優しい人ばかりです!

 

 

 

11
作品名:女子高生の無駄づかい
制作::パッショーネ

女子高生の無駄づかい

 

 「女子高生も無駄づかい」
 まさに題名通り、JKというキラキラ青春な日々を、ドリンクバーのジュースを混ぜ合わせたかの如く無駄に浪費していくギャグアニメで、結構好きなタイプで笑いっぱなしでした(笑)

 馬鹿な会話をしたり、赤点で悩んだり、中二病を発症していたり......という姿が描かれるわけですが、これって結構「リアルな姿」じゃないですか?
 どこか『日常』とか『男子高校生の日常』にも通じる部分があるような気がしますが、異能力とかをぶっ放すギャグアニメよりも断然リアルで等身大のJKで、だからこそ面白いのだと思います!



 「ねぇ、今からすごいこと言っていい?」
 毎回この入りで始まるのが最高に大好きで気にいっています(笑) しかも段々とレベルアップしていって、最初はアバンだけだったものが、後半では...ねぇww

 「すごいこと」と自らハードルを挙げるバカにも驚きだし、それを先回りして制止するヲタとロボも面白いし! でも内心では「何を言うんだろう?」と期待している自分がいるんですよね(笑)



 バカの馬鹿さも面白かったですが、結構「ワセダ」がいいキャラでした(笑)
 というか、ワセダに一番笑わせられた気がします。

 「女子大生の就活スーツ」というピンポイントな性癖を暴露したり、何の変哲も感情の変化もなさげなメガネ顔がそれだけで面白いし!
 特にCパートでの彼の進路指導や生徒指導のシーンは本当に面白かったです!

 

 

 

12
作品名:可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
制作::ギークトイズ

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

 

 まぁ、色々な女の子が登場するアニメ。
 至って普通の男子高校生の周りに、

・ドMで「ご主人様になって」と迫る巨乳先輩
・ドSで「私の奴隷になって」と脅迫するロリ後輩
・「BL好きの腐女子」を高原するクラスメート
・匂いフェチの生徒会委員
・盗撮趣味のロリっ子先輩
・ブラコンで優しい妹

とまぁこんな感じ。
 彼女たちが主人公を懸けて「恋」と「変態性」の争いをする分けです。もう、最高に羨ましくてフェチ抜群で大歓喜です!



 最初に感じたのは「ラノベっぽい!」ということ。

 最近は駄作な異世界アニメばかりでしたが、ここにきて「コテコテの王道ラブコメ」を久しぶりに見れた気がしてとても嬉しかったし、楽しみました!

 それこそ、『はがない』とか『俺ガイル』とか、クオリティに差はあれど、そういう系の面白さがありました!



 先にも挙げたように、ヒロインが凄い!
 まぁ、どのキャラが好きか言った瞬間に性癖がバレそうなので、ここでは口をつぐんでおきます。

 彼女たちは「見やすい」のが嬉しい!
 どのキャラも面倒くさくないんですよね。「フェチ」だけに系統しているというか、自分の立場を全力で演じながら主人公にアタックしていくから、視聴者として「あぁエロいなぁ」と思いながら見ていればよいという、見やすさがありました。

 とはいえ、巨乳が揺れれば喜ぶし、貧乳がビキニを着れば喜ぶし、女の子が首輪を付けていれば喜ぶし、土下座を要求してくれば喜ぶし...(───男が単純なだけなのか?)
 ってか、主人公が本当に羨まし過ぎるぞ!!



 とか言いつつ、物語も良かったです。

 「ラブレターとパンツを置いたのは誰?」
 というシンプルな問題が12話を通して描かれるので絶対にストーリーがぶれないし、推理小説的な謎解きの面白さが程よく混ざっていて、良く出来ていたと思います。

 (そもそも変態なヒロイン達だけど)サービスシーンや水着回などの挿入も違和感なくストーリー上に則って構成されていましたし。

 

 

 

13
作品名:ソウナンですか?
制作::Ezo'la

ソウナンですか?

 

 修学旅行の最中に無人島に漂着した女子高生4人のサバイバル・ショートアニメ!



 「意外」と「知識」の面白さでした。
 かなりガチなサバイバルを展開する彼女たちが生き延びるために様々工夫していく姿の中で描かれる「サバイバル知識」が目からウロコの面白さでした!

 「水」の重要性と確保の仕方、罠やシャワーの作り方など、さらには安全で効率的な探索の方法や、行動の優先事項など、「生き延びるための正しい知識」がたくさん描かれていて、とても興味深かったです。



 「可愛さでなんとかなる」ではなく、本気のガチ。
 生きるために泥水をすするし、野生のウサギを殺して食べたりと、なかなかリアルな様子が描かれていたところはポイント高いです!

 イメージは『ゆるキャン△』のハードモード。
 きちんとした正しい知識教えつつ、アニメ的な見どころやキャラクターの掛け合いも用意していて、15分アニメとは思えない充実さでした!



 最初は嫌がっていたJKたち。
 でも面白いもので、サバイバルを続けるうちに段々と彼女たちの中でハードルが下がっていって、何にでもチャレンジするようになるし、さらには「工夫」が生まれていきます。

 この成長の様子が見ていて印象的だったし、悲観的にならずに協力し支えあいながら生き延びて、最終的には「楽しい!」と笑顔が溢れるようになるまでに至ったのが凄いですよね!

 

 

 

14
作品名:炎炎ノ消防隊
制作::david production

炎炎ノ消防隊

 

 燃え上がる焔ビトを消火し鎮魂する任務を負った特殊消防隊の活躍を描く。連続する人体発火現象事件の背景に隠された真実を、新人消防官・森羅日下部が追う。



 主人公の正義観が熱くて好きです!
 曲がったものが大嫌いな江戸っ子のような、威勢の良さと義理人情が描かれる主人公は見ていて応援したくなるし、「消防官」に相応しいキャラだと思いました。

 また、登場人物が火焔を操れる点も好みです。
 火焔を操り飛行したり、生き物を生み出したり、猫に化けたりと、実体なき炎を活かした超能力?設定が面白かったです。

 登場キャラクターは皆んな良いキャラ!
 消防官という点が根底にある「正義」を保証し、その上での個性豊かなキャラクターが格好良かったです! 渋い面々んお男性陣に対して、男勝りな茉希尾瀬、ラッキースケベの環古達、祈りを捧げるシスターのアイリスと、魅力的な女性陣が最高でした!



 「鎮魂」という視点が面白いと思いました。
 ただ炎を消すのではなく、人体発火の被害者に対する「鎮魂」や「祈り」の視点があるところが斬新と感じつつも、相性が良いようで印象的でした。
 被害者に真摯に向き合う心がとても格好良くて綺麗だと、非常に印象的でした。



 穏やかな心を持ちつつも、アクションは冴えていました!

 森羅のバトルが特にですが、戦いの動きに合わせて炎が躍り出る演出は格好良くて映えますね! 敵も味方もともに炎を操るというところが親和性高いのかもしれません。

 

 

 

15
作品名:ダンベル何キロ持てる?
制作::動画工房

ダンベル何キロ持てる?

 

 「筋トレアニメ」にして「筋肉アニメ」
 筋トレの描写や説明、そして筋肉愛が伝わるOPからEDまで非常に良く出来ていて、面白かったです!

 筋トレ指南が見事なアニメでした!
 トレーニングジムを舞台に、イケメン筋肉マッチョのトレーナーさんと一緒に学ぶ「筋肉講座」やキャラクターらによる「講座」。映像による説明が非常に分かりやすかったし、解説を聞いて「へぇ~」と思うことも度々ありました。
 まぁ、基本的にはセクシーで少しエッチなポージングで指導してくれるヒロインたちの姿に見とれているだけなんですけどね(笑)



 キャラクターの設定が見事!
 というか、皆んな私好みの性格でした(笑)

 主人公のひびき。
 ダイエットを目指す身でありながら、圧巻で圧倒的で旺盛な食欲であらゆるカロリーを食べまくる大食乙女。しかも映画好きというパーフェクトな趣味まで!



 物語を普通に見ていて面白いと感じるのは凄いと思います。
 「筋トレ」がメインであるけれど、しっかりを「物語の脇役」として大人しくしているというか、筋トレを全面に押し出しても面白さが削がれないところが見事です。

 「筋肉」以外に、季節のイベントを挟んだり、非日常的なアクション・スターを投入したりと、フィクションでしか出来ない展開を挟んだ上での「筋肉推し」だから、普通に見てめっちゃ楽しめるのでしょうね!



 個人的にはOPとEDを高く評価したいです!
 なんですか、あの歌は。

 頭が悪いというか、むしろ筋肉の名前を覚えられるから頭が良いのか? まぁ、隅々にまできちんと筋肉愛が詰め込まれている、勢いとパワーワードで押す1分30秒の始まりと終わり、なかなか好きです!

 

 

 

16
作品名:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
制作::TROYCA

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

 

 『Fate』シリーズ。
 この「Fate」シリーズも随分と広がっていますが、この型月世界観が崩れることなく、むしろより深まっているところが凄いと素直に思います。

 そして、その「深さ」を体現している作品の1つがこの『ロード・エルメロイII世の事件簿』ですね。魔法や魔術の解説に加えて、各作品の登場人物を1つに収める見事な手腕です。



 各Fate作品のキャラクターが登場!
 主役は当然大人になったウェイバーこと「ロード・エルメロイⅡ」。その他、獅子劫界離にルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、オルガマリー・アニムスフィア......等など

 この登場はファンには嬉しい!
 活躍の時系列は違えども、観てきた作品の登場人物がこうして同じ作品の中で共演するのは本当に嬉しいです。マーベル映画『アベンジャーズ』でもう体験済みですが、その興奮ですよね!

 しかし、ファンサービスもやりすぎでは?
 最初こそ喜んだものの、何度も何人も登場するとさすがに「やりすぎ」感が否ません。同じ世界観を共有し、近しい立場のキャラクターたちとはいえ、ここまで揃うというのは「嬉しさ」よりも「違和感」が強くなってしまいます。



 物語は面白かったです!
 魔術や魔法の説明をしつつ、その知識をフル回転させて事件を解決するエルメロイⅡ。単なる憶測ではなく、きちんとした観察と検証に基づく推理なのが好印象です。  さながら、現代魔術版のシャーロック・ホームズといったところでしょうか。可愛くて優秀な助手ちゃんもいますしね!

 しかし、「魔眼蒐集列車」は微妙でした。
 というのも、謎解きや事件解決の物語は1話完結、長くても2, 3話で完結することが望ましいと思います。なので前半部分は非常に楽しめました。
 一方で「魔眼蒐集列車」はエピソードを詰め込みすぎです。魔眼の話、征服王の遺物、召喚されたサーヴァント、そして殺人事件...等々。もちろん、これらが全て繋がっていた真相は非常に興味深かったものの、1つ1つの事象に対する説明不足な気がしてなりません。



 映像は比較的密度が高く、ufotableの『Fate/Zero』のスピンオフとしては及第点だと思います。また、劇中音楽に梶浦由記を起用した点を高く評価したです! アニメが始まるやいなや、『Fate/Zero』を想起させる空気感が流れ込んできて、耳をすませば既視感のある音楽。まさかと思ったら梶浦さんで、これは本当に英断だと思います!

 

 

 

17
作品名:ギヴン
制作::Lerche

ギヴン

 

 バンドを組む高校生と大学生たちの物語。

 実は、「BL」作品をきちんと観たのは本作が初めて。
 ノイタミナ発表会で知って気になって見ましたが、とても面白かったし表現が綺麗で丁寧な素晴らしい作品でした。

 私は「百合作品」が大好きです。
 もちろん少しエッチなのも嬉しいですが、それ以上に登場人物たちの心情がとても丁寧に描かれていたり、比喩表現や詩的な言い回しがあったりと、作品を構成する要素がとても綺麗なところが好きです。少し少女漫画的な感じでしょうか。

 そういう点が、この『ギヴン』という作品にもあって、たちまち物語と主人公たちの会話に引き込まれていきました。



 台詞が詩的で綺麗なんです。 ※引用をする!


 そして、「音楽」という存在。
 友達よりも近い距離になるバンドの中で、ギターの弾き方や歌の作り方を教え、練習をしていくなかで芽生えた気持ちの正体に気づくまで。

 気の合う?後輩みたいな?バンドメンバーだった存在への気持ちが、単なる親友や音楽仲間以上のもの、「恋」とか「愛」とか名前が付けられているものだと知った時の感覚は、初めての体験でした。

 

 

 

18
作品名:ゲゲゲの鬼太郎
制作::東映アニメーション

ゲゲゲの鬼太郎

 

 第5クール目に突入。
 物語は、地獄から逃げ出した「大逆の四将」を捕らえるストーリーが主軸となり、ほかは第1クール目と同じく1話完結の妖怪退治等が繰り広げられます。



 第6期目となる本シリーズでは「名無しと真名」と「西洋妖怪編」という大きな物語を根底にした構成となっており、そのどちらも内容は濃いもので面白かったです。
 しかし、第5クール目の「地獄の四将編」はあまりにもつまらない!

 まず、四将の妖怪が非常に弱い!
 「鵺」「黒坊主」「伊吹丸」「玉藻前」という妖怪の中でもトップクラスに有名で最強とも言えるキャラクターが名を連ねるのに、普通の雑魚キャラと同じくたった1話20分で片が付いてしまう。

 最強で最凶の妖怪の暴れぶりや、それと戦う鬼太郎の活躍が見たいのに、妖怪も鬼太郎もともに大して活躍することなく終わるのは、本当にもったいなさすぎる!



 まぁ、第5クール目に特化した感想はこのくらい。
 あとは、以前のクールと同じく、現代の日本社会を批判し風刺するストーリーが妖怪を用いて描かれる点は「さすが鬼太郎」と褒めたいです。また、七夕や夏休みなどの四季のイベントをしっかりと物語に盛り込む点も高く評価したいです。

 加えて、夏休みと重なることもあり、今年も「鳥取」をネタにしたご当地観光ストーリーが組まれ、そういう面白さもありました!

 

 

 

19
作品名:コップクラフト
制作::ミルパンセ

コップクラフト

 

 刑事と女騎士のバディ・ムービー!
 「渋い」と「可愛い」が絶妙に合わさった良いコンビで、海外ドラマ的な魅力を残しつつも、日本のアニメ・マンガ的な可愛さやサービスを盛り込んでいて、良かったです。

 2人も格好いい!
 特にケイが「信頼しろ、相棒だ」と発した台詞は最高!
 息ぴったりのアクションには目をみはるし、日常生活ではいつも喧嘩していても事件になると真剣な眼差しになるところとか、めっちゃ格好いいです!



 個人的には、この作品に関してはキャラクターの魅力がほぼ100%で、物語性の方はキャラを動かすためだけ、という印象を受けました。

 物語とアクション。
 物語は「事件発生→解決」という単純明快な構成で、その間も特段に仕掛けが施されているわけでないので、若干単調になりがちでした。「物語の面白さ」はあまり感じませんでしたね。

 一方で、キャラの扱いは海外ドラマか洋画のよう!
 通行人から車を拝借してカーチェイスを展開したり、爆発や銃撃戦は何度も挿入されるし! 台詞の言葉回しも、長々と喋るのではなく一言呟くように話すところとか、海外の渋い刑事っぽいな、と!



 ティラナが可愛すぎる!
 村田蓮爾さんのキャラクターは丸いモチーフがたくさんで、女の子らしい可愛い フォルムが最高に好きです!
 最初は騎士としての誇りを胸に高飛車な態度を取っていた彼女も、事件捜査を繰り返し、日常生活も地球のそれに染まっていくなかでどんどん可愛くなっていく!
 オシャレに目覚めたり、子猫と遊んだり、ケイに対して好意を抱いたり、親友が出来たり、愛する人が亡くなったりと、色々な表情を見せてくれて、そのどれもが超可愛い!
 彼女の成長を見守るのも、また楽しいし作品の面白さでした!

 

 

 

20
作品名:手品先輩
制作::ライデンフィルム

手品先輩

 

 「手品」を媒介したドタバタ青春。
 というか、「手品」の名を語るラッキースケベ作品!

 手品に挑戦すれど、いつも失敗してしまう先輩。
 それに留まらず、パンツが見えたり裸が見えたりと、ラッキースケベというべきか、そこそこ過激な内容というべきか、結構視聴者サービスがありました(笑)

 まぁ、個人的には、こういう形での「エロ?」は苦手なので、なんとも言い難いところがありますね。



 でも、「先輩」は大好きです!

 何度失敗しても諦めず、チャレンジして頑張る姿というのは、自然と応援したい気持ちになってきます! がんばり屋さんなのか、単なるバカなのか……。

 しかも、楽しそうなのが良い!
 いつも笑顔で楽しそうに嬉しそうに手品をしたり後輩に話しかけたり。失敗してもめげずに明るいところは彼女の大きな魅力だろと思います!

 

 

 

21
作品名:この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
制作::feel.

この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO

 

 第2クール目。
 運命と時空をめぐる冒険も架橋に入り、終結。

 しかし、第2クール目に入った途端に“つまらなくなった”です。



 第1クールでは、現実世界の日常を舞台に、高校生を主人公に「この世の謎」や「因果と運命」についてを解明していく物語でした。

 『シュタインズ・ゲート』に似た緊迫感と、非常に複雑に絡み合ったエピソードの繋がり、さらには綿密に練られた「400年周期説」や「因果律」に代表される世界観設定や科学知識の数々を紐解いていく過程は、知的好奇心が刺激される面白く楽しいものでした!



 一方、第2クール。
 なぜか異世界「デラ=グラント」が主舞台。
 物語も「謎解き」から「黒幕退治」にすり替わり、そこからは“定番”の異世界作品といっても過言ではない内容でした。

 デラ=グラントへの転送、ヒロインとの出会い、黒幕である神帝の手下による攻撃、レジスタンスを組織しての逃走と闘争。

 第1クールが情報量凄かっただけに、第2クールになってからは正直、拍子抜け。1話に挿入されるエピソードの中身も薄く、延々と無駄な会話で引き伸ばしているようで甚だガッカリ。



 第1クールで探求していた「世界の真実」が気になっていたのに、まったく関係ないストーリーが展開されたとなれば、これはさすがに仕方ないと思いますよ。

 

 

 

22
作品名:BEM
制作::ランドック・スタジオ

BEM

 

 「妖怪人間ベム」の何度目かのリメイクです。
 実は、「ベム」を見るのはアニメ版・実写版含めて初めてなんですよ。去年放送されていた別のリメイク版も未視聴なので……。

 「早く人間になりたい」という有名なフレーズ。
 従来の作品内容を知らず、本作しか見ていない私の感想としては、「言う割に物語が薄い」と感じたのが正直なところ。



 恐らく、物語展開としては「人間になりたい妖怪人間の視点を通して、人間の醜悪な面を描き出す」というのがメインの部分なのだと思います。



 もしそうであるなら、少なくとも本作は足りないかな、と。
 確かに人間の酷い部分は度々描かれますが、その背景には「黒幕のマッドサイエンティスト」がいたり、もしくは人体改造したモンスターだったりと、もはや人ならざるものが暴れるだけだと感じてしまいました。

 怪物が怪物と戦っているだけという感じ。
 共感もできないし、人間への不信感が募ったわけでもないし、ただただ暴れるモノを傍観していただけ、という印象。



 全体を俯瞰しても、1話完結の怪物退治が描かれるだけで、その背後に流れるはずであろう「大きな物語」とかの気配を微塵も感じることはなく、薄い物語を毎回見せられていただけでした……。

 

 

 

23
作品名:通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
制作::J.C.STAFF

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

 

 「お母さんと一緒に異世界冒険」というのは面白い!
 優しいお母さんと一緒に、甘やかされながら冒険するのは面白そうだし、比較的最強のスキルを持っているから敵討伐まで任せられるし!

 しかも、お母さんのキャラクターが最高!
 とにかく普通に可愛い。高校生の息子がいるので冷静に考えれば4,50代なのだろうけれど、JKやJDと言われても疑わない程の肌ツヤに若々しいエネルギー!



 もはや「よくある」といえる異世界転生作品の中に「お母さん視点」が加わるというのは、物語的にも非常に新しくて良かったと思います。

 まず言葉遣いが丁寧なのが心地良い!
 異世界転生作品の主人公って「お前」とか「クソ」とか本当に口が悪い主人公ばかり。しかし本作の真々子さんは誰に対しても敬意を払った言葉遣いなのがとっても印象的でした。

 また、「主人公を褒めて伸ばす」というのも意外と新しい。
 普通、異世界作品主人公の行動原理は「エロ・金・正義」のどれかでファンサービスでの罵倒も含めても扱いが雑。一方で真々子さんは息子やパーティー仲間をしっかり褒めて認めるのがとっても良いです!



 ただ、「他人の子育てに口を出すな」と怒りたい。
 これが、評価が少し低い理由です。

 物語の展開は「仲悪い親子の仲を取り持つ」というもの。
 しかし虐待や育児放棄をしているわけでもないのに、ズケズケと勝手に家庭に足を踏み入れて、勝手に説教をして、よくわからないままいい雰囲気になって一件落着というのはあまりにもテキトウだし邪魔過ぎます。

 この「他人の子育てに首を突っ込む」姿勢が見ていて本当に腹が立ったので、自ずと評価も低くなってしまいました。

 

 

 

24
作品名:グランベルム
制作::Nexus

グランベルム

 

 魔法が消滅」しかかる世界で「魔術師」の頂点を目指すために戦う「グランベルム」に参加する2人の少女──小日向満月と新月エルネスタ深海の物語。

 『Re:ゼロ』のスタッフが制作というところから大きな期待をしたし、ストーリーも面白そう、さらに花田十輝さん脚本ということで楽しみにしていましたが、実際に蓋をあけてみると微妙でした(笑)



 まず、「魔術師の戦闘」があまりにも印象離れしすぎでした。
 というのも、グランベルムの舞台で少女らが戦うのは「アルマノクス」という機体であるものの、その外見は《魔法》ではなく完全に《ロボット》アニメのそれ。

 機械的で『ガンダム』とかに似た外形の機体で戦う理由が分からない。
 作中で説明されればいいけれど、大した解説もない。そもそも魔法が消失しつつあるなかで、そんなロボ機体なんて非効率的な存在で戦う意義が理解不能です。



 それから物語は中身がないに等しいと感じました。
 確かにロボット戦闘のバトルシーンは迫力があるけれど、隔話ごとぐらいに挿入されるのは多すぎるし、30分の内でも半分以上。その分、物語も薄くなるのは当然。

 作品の核となるストーリー性が皆無なので、「戦闘の意義」が揺らぐし、主人公たちの希望や憎悪などの感情に対する正統性も揺らぐし、そもそも視聴者からすれば「わけも分からず戦ってる」としか受け取れないと思います。



 登場人物の女の子はとても可愛いけれど、物語の展開や視聴者は完全に置き去りになっていたという気がします。

 

 

 

25
作品名:ありふれた職業で異世界最強
制作:: asread. × WHITE FOX

ありふれた職業で世界最強

 

学級カースト最下位の南雲ハジメが最弱職業「錬成師」として異世界転生するも、クラスメイトに裏切られ「奈落の底」の地下迷宮ダンジョンに落下。モンスターと戦いながらレベルUPをし、谷底からの脱出と復讐を誓う物語。

 予想以上に“どーでもいい”内容でガッカリ。



 「ありふれた職業」という錬成師のエピソードは序盤に触れられるだけで、その後は職業設定すら忘れるような展開と物語。
 まぁ、タイトルと内容の不一致は異世界転生作品ではよくあるので、ここは我慢して目をつぶりましょう。

 しかし、お粗末な物語には我慢がならない!
 内容が薄いというよりは、これまでの異世界転生作品で描かれた「最弱から最強へ」とか「裏切り者への復讐」とか「銃や火薬等の現代兵器を錬成する」とか、使い古されたエピソードを何の加工をすることなく継ぎ接ぎしたストーリーだからつまらない!

 ダンジョンからの脱出も、強大な敵との戦いも、何の“ひねり”もなく勝利していくから、ハラハラ感とかも皆無。
 そもそも、主人公の人物像があまりに一般的で薄っぺらいので共感とか同情の感情は沸かないし、物語の進展も正直いって興味がない!



 唯一の救いは、女の子が可愛いこと!
 前半で登場する吸血鬼の姫・ユエは金髪碧眼で真っ白は肌とロリっ子な様相が超可愛い! 物語の中盤で兎人族のシアはエロい。天然のウサ耳は最高だし、おっぱいは大きいし、思考が完全に“処女ビッチ”だし、何より主人公ハジメへの強い愛情が嬉しいし、抜けた馬鹿らしさも面白い!

 あ、主人公のハジメは好きなキャラでもないし、応援したとも思えないキャラクターでしたね。赤の他人感というか、どーでもいい。

 

 

 

26
作品名:魔王様、リトライ!
制作::EKACHI EPILKA

魔王様、リトライ!

 

 唯一の救いは、女の子が可愛いこと。

異世界に「魔王」の肩書で転生した九内伯斗が、自身のスキルと知識を用いて人々を救ったり、自身の部下を召喚して“ビジネス”を始めていく。

伯斗の次の一手が何なのかという部分は楽しみにしていたけれど、アニメーションの質とか物語とかはB級と言わざるを得ない。



 キャラクターの魅力が皆無なのだと思います。
 主人公の九内伯斗は見た目も中身もオジサンで、しかも特別ダンディなわけでも、特別に頭脳明晰なのでもなくただのオジサン。

 確かに年相応の冷静さは持ち合わせているけど、淡々の状況の分析だけで物事を片付けるような展開は、面白さもなにもないのではないかな、と感じます。

 九内伯斗もだし、その他のキャラクターも「可愛さ」や「強さ」のポイントはあっても、それ以上に物語への関与が一切ないからつまらないです。



 異世界の設定が庶民的なのは評価できます。
 こっちの世界の「石鹸」や「井戸」が重宝されて、「温泉」や「医療」などの施設は高級な贅沢か魔法であるかのように描かれ、文化レベルの差がハッキリと描写されていたのは設定がきっちりとしていて上手いと思いました。

 

 

 

27
作品名:うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
制作::MAHO FILM

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

 

 敏腕冒険者のデイルが、森の中で弱った魔族の子供・ラティナを拾い、自身の子供として育てる物語。ラティナが可愛すぎて完全に“親バカ”になるデイルはご愛嬌。



 ただの異世界冒険作品ではなく、「子育て」をテーマに据えた部分は素直に素晴らしいと思ったし、「男性の育児」という切り口がまた斬新で良かったです。

 ラティナへの愛情が絶えることなく“親バカ”になるデイルの姿は滑稽だけど大いに共感できるし、怒ったり笑ったりする感情の変化も「子供」という存在がいるだけで印象が大きくかわるのだと気づきました。



 しかし、作品は完全に「ラティナの可愛さ頼み」の状況。

 物語の展開は平凡。
 確かに、「魔族だからイジメられる」描写や、「大好きな親=デイルと違うのは嫌だ!」と泣くラティナなど、オリジナリティあるエピソードはありました。しかし他はすべて普通うで、異世界作品や日常アニメでみるようなもの。

 とにかく「ただ幼女ラティナの可愛い様子」が描かれるだけ。
 確かに彼女は賢くて、礼儀正しくて、よく出来た子供です。しかし、彼女以外の魅力が作品に無いから、結果的に印象も薄くなるし、その他の要素の甘さが目立ってしまった気がします。

 というか、下手したらラティナを映したファミリームービー並の中身の薄さであるとも言えました。ありふれた異世界設定を説明せずにそのまま流用しているだけだし、これらの点に関して何の面白みも無かったですね。

 

 

 

28
作品名:かつて神だった獣たちへ
制作:: MAPPA

かつて神だった獣たちへ

 

 「擬神兵」部隊と呼ばれる神獣に化け戦争を戦った兵士たち。しかし終戦により平和が訪れる中で擬神兵たちが暴走し人々を襲うようになる。隊長ハンクは、「隊員の手で殺す」という隊律を胸にかつての中身を殺していく。



 物語のコンセプトは面白いけど、物語自体はつまらなかったです。

 「命の選択」とか「戦争の英雄の凋落」とか、暴走したからといって殺すべきなのか、一人の人間としての尊厳を尊重すべきではないのか、一般市民への被害を看過できるのか……等々のことがテーマなのだと思います。

 けど、そもそも、その前提がおかしいのではないかな、と思いました。



 まず、「平和を脅かす存在は排除する」というのは当然。
 その時点で「擬神兵の処分」をなんら迷う必要はないし、犠牲を払ってその任務にあたる軍隊を批判するような内容が一部描かれているというのは、違和感を覚えました。

 そもそも、描き方が稚拙だと感じました。
 登場人物のバックグラウンドがほとんど語られず、ほぼ「暴走している現状」しか語られないのが悪手だと感じました。もっと人物像に重厚で濃密な背景を組み立てれば、物語の受け取り方や感動もあり得たのかもしれません。

 つまり、現時点の人物描写では「殺すこと仕方なし」という感想しか浮かばないのです。

 

 

 

29
作品名:異世界チート魔術師
制作::エンカレッジフィルムズ

異世界チート魔術師

 

 普通の仲良い幼馴染の西村太一と吾妻凛が、突然異世界に飛ばされ、世界最強クラスでチート級の魔力量と適性で敵を倒しながらイチャイチャする、よくある異世界転生。

 正直、物語の中身も無ければ、チート級の魔法を活かすということもなく、「異世界転生」という内容を踏襲しすぎて全体的につまらない。



 散々「世界最強」とか「その力は危険だ」とか言って視聴者に強さのイメージを植え付けておきながら、いざ戦闘になるとボロボロ。

 “強さ”を見せつけるためにバトルシーンの尺を長く取っているのかもしれないが、ダラダラと感じて完全に逆効果。「こんなザコ敵にも時間かかるのかよww」と違和感しか覚えない残念な結果に。

 オークだかゴブリンだか、一般的に「雑魚」とされている敵にも苦戦する様子を見ていると、主人公の強さは疑わざるを得ない。ってか、「お前らが強いんじゃなくて敵が弱いだけ」なのだと叫びたくなります。


 物語も、ストーリー性が皆無で視聴が苦痛。
 まるで“あらすじ”か“ダイジェスト”を見せられているかのようで、中身のない空っぽのまま淡々と単調に進展していくアニメには、見る気すら失せました。

 

 

 

 


 

 

 

 という感じで、夏アニメの感想は以上です!
 やぱり『キャロチュー』は最高でした!

 他には、『グリザイアPT』のTV版放送や、『キルラキル』、『SHIROBAKO』、『まどマギ』なんかの再放送も見ていましたね~。

 感想は全部で、38,260文字。
 視聴作品を頑張ってTwitterに詰めるとこんな感じです(笑)

 

 

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 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!