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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『旅行記』などの思い出を残すために、書き出したブログです。 私個人の目線で目線で書いているので、読みづらかったらごめんなさい!!読んでいただけると嬉しいです!!

【映画】『はじまりのうた』───平凡な景色が意味あるものに変わる“音楽の魔法”

足でリズムを打ってしまいそうになるノリノリの音楽と、拍手したくなるアイデアが最高!音楽の持つ「周りを輝かせる魔法」が光っていて、温かい雰囲気が登場人物たちを包んでいるようでした!物語がポンポン進むけど、抽象的・曖昧な部分が多くて、それが良かった!
※ネタバレなし。

※画像は予告映像のキャプチャです。

2018年1月23日

はじまりのうた
(原題:BEGIN AGAIN)

 

 

【評価:3.1/5.0】

 


【一言】

足でリズムを打ってしまいそうになるノリノリの音楽と、拍手したくなるアイデアが最高!

音楽の持つ「周りを輝かせる魔法」が光っていて、温かい雰囲気が登場人物たちを包んでいるようでした!

物語がポンポン進むけど、抽象的・曖昧な部分が多くて、それが良かった!






【目次】

 

 


 

 

ストーリー

 人生がなかなか上手くいかない音楽プロデューサーと、恋に悩む歌手。

 NYのバーで出会った2人はお互いに身の上を語りながら、1つの楽曲デモテープを作ってレコード会社に売り込もうと考え、行動を始める。

予告動画

 

 


 

 

作品データメモ

監督:ジョン・カーニー
制作:Exclusive Media Group
音楽: グレッグ・アレキサンダー
キャスト:キーラ・ナイトレイ,マーク・ラファロ and more.
上映時間:104分
日本公開:2015年2月7日
配給:ポニーキャニオン
公式サイト

 

 


 

 

感想

感想外観

 音楽映画ということで、まずは歌詞を大事にした曲がとても良かったです。
 ダンスとかリズムとかではなくて、自分の気持ちをそのまま歌詞にして、それを歌うという点が印象的でした。

 「演出の一部」というよりは、「物語の一部」としてしっかり組み込まれていた感じがして、聴くだけでなく、字幕も凝視してました。
劇中挿入歌「Tell Me If You Wanna Go Home」





 音楽に関してもう一つ。
 やっぱり音楽の持つ温かさって良いですね〜! 登場人物たちを段々と包んでいく音楽の輪を観ていると、こちらまでホクホク・ニヤニヤしてきちゃいます。




 「恋愛」と「人生」と「音楽」が混ざったようなストーリーの映画でしたが、それが良い感じに混ざっていたし、また曖昧な感じがして個人的に好きです!

 なかなか上手く行かない人生の中で出会った人たちが、1つの目標に向かって一緒になる様子が良かったし、それを繫げているのが音楽だというのも。


 物語自体はテンポよく進んで分かりやすいですが、登場人物たちの感情や心情はとても曖昧に描かれていて、観ている人たちそれぞれが考えられるよう。
 だから、私はこういうタイプの映画好きです!



 流れる音楽はリズム良くてノリノリで観てましたし、ヒロインの服が質素だけどキュート! NYの良い所も詰め込んだ映画でした!!
主題歌「Lost Stars」

 

 

 

 

 

物語としての音楽

 今作の「音楽」は見事に物語の一部になっていました。と言ってもミュージカルと言う事ではなく、歌詞を大切にして、内容とマッチさせているという意味です。

主題歌歌詞(公式サイトより)




 ミュージカルは台詞を音楽に乗せて踊るだけ。台詞があって音楽があるという順番な印象です。

 でも、今作はそれが同時に生れているような印象。気持ちを伝えるための手段として「歌」を使っているし、その歌が台詞の代わりに想いを表現しているんです。



 物語の一部として「曲、歌、音楽」が組み込まれているから、雰囲気だけを味わうだけじゃ駄目だし、歌詞をしっかり読まないと登場人物たちの心が読み取れないように思いました。
 だから、歌詞が映された字幕を凝視するように見て、読みました。

 

 

 

 

 

音楽の温かさ

 音楽の持つ温かさはやっぱり素晴らしいです!

 色々な悩みを抱える登場人物たちを繋げて、元気づけて、目標を与えて、明るく包み込む音楽の力。





 一方で、それは受動的なだけじゃなく。
 キッカケは1つの音楽でも、主人公たちが、そこからいかに頑張って、追いかけて努力できるかも見せてくれる。



 繋がって、うねりになって、大きな輪を結んでいき、明るい雰囲気と温かさを醸し出す「音楽」。だから、こういうテーマは最高なんです!!



 

 

 

 

恋と人生と音楽

 「恋」と「人生」と「音楽」の3つが混ざったような本作。その混じり具合が絶妙です。



 まだ若く、彼氏との間柄に困るヒロインは「恋」に悩み。
 結婚して十数年になる主人公は家族や仕事との反りが合わず「人生」に悩む。
 そんな彼ら彼女らを繋げるのが「音楽」。




 全ての“悩み”の元凶の一端を担っているかのような「音楽」が、今度は大きさは問わずとも、『幸せ』の引き金になりそうなのですから、良いお話です。

 

 

 

 

 

シンプルで複雑な物語

 物語自体は曲がりくねったりする事なく、テンポよく展開していくので、ストーリーは分かりやすいです。



 しかし、難しいのは「心情」の方。上述のように歌詞に込められていたり、微妙な表情の変化で表したりと、とても曖昧に描かれている印象を受けました。

 具体的な結末が描かれずにその場を終えたり、沢山の言葉を重ねることなく過ごす時間が映されたり。



 登場人物たちの考えている事とか、心情とか気持ちとかがハッキリ描かれていないように感じました。

 だからこそ、観て、聴きながら想像できたのが本当に良かったです。間違っているかもしれないけど、私なりに考えられたから。



 

 

 

 

 

その他いくつか

 まずはリズミカルな音楽。
 ここまで音楽と書きつつ触れてこなかったので(笑) もちろんポップでバラードでリズムよく、調子よく気持ちのいい曲ばかりでした!

 映画を観ながら、音楽に合わせて足を鳴らしたし、満面の笑顔で観てました!




 あとは、ヒロインがとてもキュート!
 まず彼女は美しいし、そして笑顔が最高に素敵!! しかも、質素なのにお洒落な服装が完璧ですよ!
 自分なりの強い考えと信念を持っている点も好きな部分です。


 あ、本作で悩める音楽プロデューサーを演じているのは、某ヒーロー映画で悩める科学者を演じたマーク・ラファロです。(個人的には、バナー役の方が好きです。)




 NYの町をいい感じに映してました。
 アクション映画とかで見るような「The NY」というよりは、裏道や公園、夜景など普段のNYを映している印象でした。



 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 

 


 

 

 

ネタバレあらすじ&感想

 

前半


 小さなバーからスタート。
 遠く離れた田舎故郷からやってきた女性グレタが歌うことに。
 ──都会で独りぼっちのあなたに。




 NYで暮らす酒浸りのダン。彼は音楽プロデューサー。
 娘を車で迎えに行く途中で新人の応募CDを聴くもクズばかり!


 音楽レーベルを立ち上げたけれども、時代についていけず、今の経営陣とも対立。
 娘からも「負け犬」呼ばわりされる始末。




 家族で上手く行ってない様子。
 父親として失格と言われ、娘は友達もいず、シングルマザーとして母親は大変。
 もちろん彼も自分に罪や嫌気を感じていない訳じゃない。頭を抱えて、悩む。



 夜、立ち寄ったバーで聴いたのは、グレタの歌声。
 ギター1つで歌う彼女の曲に、ダンが頭の中でピアノやドラムなどでメロディを飾っていく。


 彼は直ぐにレコードを作ろうと話しかける。彼女は断り、その場は2人とも別れるが、外でまた話しかける。



 自分の立ち位置を偽りなく話し、彼女と話す。
 調べたら、カレハ音楽業界を牽引し、グラミー賞にも輝いたすごい人!

 彼はグレタの美貌を活かし服装や印象を良くして曲を売り込んでいきたい。しかし、彼女はミュージシャンに印象を求めるのは違うと言う。
 彼女のデモテープを送るため、NY滞在を延長し、握手をしてその晩は別れる。

 

 

 

 

中盤

 グレタに何があったのか。
 作曲家である恋人とNYにやってきたグレタ。映画音楽を手掛けるためにレーベルに呼ばれ、彼女も一緒にやりたかったけど、“女性”で“付き添い”という立場から断られてしまう。


 2人ともお互いに好きだし、一緒に仕事したいけど、周りが許してくれそうにない。


 ずっと“パートナー”だったのに、今はただの“カノジョ”呼ばわり。
 LAから帰ってきた彼が作った新曲を聴いたグレタは、彼を平手打ちする。歌詞を聴いて、彼女はその歌が自分ではない女性に捧げられたものだと悟ったから。



 悲しみで頼ったのは、同じ故郷で同じ大学だった男友達。彼の家で過ごし、そしてバーに行くことを誘われて、歌う事に。




 翌朝。
 グレタはダンに電話し、レーベルへ。デモテープを持ってないから、直接聴かせてみるが、やっぱり断られる。

 彼らは、NYの屋外で曲ごとに違う場所で録音することで、NYを称えるアルバイトを作ろうとする!!


 移動屋外スタジオを作り、彼の人脈と行動力で楽器を弾く奏者を集め、次第に楽曲が出来がっていく!

 路地で録音。
 皆んなノリノリで、自然と足でリズムを刻みたくなるような音楽が最高!!!




 娘のお迎えにグレタを連れて行く。
 女の子同士、恋の話や服の話などをして、距離を縮める。
 彼女もバンドに加わる事になり、呼ぶ。




 グレタはダンの家族の仲を取り戻そうとしていた。けど、彼にも彼らの人生があり、それを語りだす。
 ダンとグレタはお互いに身の上を話し、その先へ。それぞれがこれまで作曲してきた歌を聴き合いながら、NYの町を歩き回る。
 「2人だけで音楽の共有」って素晴らしい!!!



 音楽の魔法。
 平凡な風景が意味のあるものに変わる。
 陳腐でつまらない景色が、美しく光り輝く真珠になる。
 音楽で。
 年をとるほど、この真珠が見えなくなる。


 グレタの彼氏だったデイヴィッドが賞をとった! もう彼はグレタが知っている彼ではない。
 腹いせ(?)に、歌で仕返し。電話の伝言に渾身の、心を込めた曲を送り込む。
 「色々されたけど、それても死ぬほど愛してた」

「Like A Fool」

 

 

 

 

 

後半

 NYでの録音は続く!
 池に道路の真ん中、地下鉄や公園、ビルの屋上など色々な場所で屋外録音をしていく!

 夜、NYの夜景を背景に、ダンもベースで参加。団の娘バイオレットもエレキギターで入り、カオスだけどノリノリの素晴らしい一曲に!!!




 曲完成の祝杯!
 「ゲームをしよう。絶対に踊りたくなる曲をかける。踊らずにいられるかな?」ってゲーム良かった! 私も我慢してたけど、足でリズムをとっちゃう!!




 そして、グレタは彼氏と会うことに。
 彼女は自身が作曲した「さまよう星たち」を聞き、バラードがポップスになっている事に腹を立てる。音楽は繊細なもので、他人の評価ではなく、自分たちの曲なのだから。



 そしてアルバムは完成。
 レーベルで審査した結果、「素晴らしかった」と。契約をする方向で話が進む。



 その後、グレタはデイヴのライブへ。彼は「最高の作曲家である女性から。もしいるなら、一緒に歌いたい」と言ってから『さまよう星たち』のグレタver.を歌い始める。
Adam Levine - Lost Stars


 グレタは彼の歌う姿を見て、会場の盛り上がりを見て、涙を一滴溢すと、会場を立ち去った。



 エンドクレジット。
 ダンはもとの家に戻る為に引っ越しの準備。
 訪れたグレタは「契約したくない」と言いい、ダンとグレタは完成したアルバムを1ドルでネットに上げた。

 世界中で大きな反響を呼び、そこで映画は幕を下ろす。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!

 

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