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『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【映画】『ジョン・ウィック:パラベラム』:ネオンが照らす鋭利で華麗な殺人テクの博覧会!

 

 

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 『ジョン・ウィック3』を観ました!
 第1作目から驚異的なアクションと映像で「殺し」を描いてきたシリーズ第3弾は、過去2作の数倍もパワーアップ!

 「格好いいアクション」
  そう形容するしかない、キアヌ・リーブスのクールな戦闘に見惚れました

2分でわかる「ジョン・ウィック」シリーズ振り返り映像

 


 

2019年10月04日鑑賞

ジョン・ウィック:パラベラム
John Wick: Chapter 3 - Parabellum

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【評価:4.5/5.0】

 
【一言】

肉体芸術の「殺し」
ジョン・ウィックの鋭利な暴力をこれでもか描き出すアクションが見事。
長回しのバトルは視界良好で見応えたっぷり。
ネオンカラーの都の夜に繰り広げる逃走劇と殺し合いが美しすぎた!

 
【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

【目次】

 

 

STORY&STAFF

 

裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?
映画公式サイト

予告動画

 

監督:チャド・スタエルスキ
脚本:デレク・コスルスタット
制作:サミット・エンターテインメント
キャスト:キアヌ・リーブス, ハル・ベリー and more.
上映時間:131分
日本公開:2019年10月4日
配給:ポニーキャニオン
公式サイト

 

 

 


 

 

 

映画の感想

 

感想外観

 

 殺人レパートリーの歩く辞書。
 次から次へと繰り出されるテクニック

 何丁もの種類の銃、ナイフ、日本刀などの武器類。素手の拳に柔道にカンフーと己の肉体までもが凶器となり、本やベルトなど日用品まで危険物に。
 ただのアクションではなく、その方法までもが新しく、強く、格好いいから本当に凄い作品です!

ジョン・ウィックの必殺キルスキル大公開!




 美しい「殺し」
 戦闘を描く映像がもはや芸術品!

いかに格好良く見(魅)せるか。
 大都市のネオンが輝く夜の街、暗闇が帳を下ろす路地の裏、無数の車が行き交う道路、凝った装飾の室内。素晴らしいロケーションを徹底的に活かしたアクションは、どこまでも「ジョン・ウィック」を美しく描き出します!

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 長時間・長回しの「殺し」
 ワンシーンで描かれる殺陣が最高!

 本作を観て何よりも印象的だったのは、バトルシーンが「繋がっている」ということ。カットや場面転換をせず、長回しのワンシーンとして描かれる戦闘は本当に見応え抜群で最強でした!

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 ストーリー、胸アツです!
 「殺し」の付属品とは思えぬ”いい感じ”の物語!

 前々作、前作同様に主題は非常にシンプル。
 でも、その逃走劇の中で描かれる物語や展開は、完全に”わかっている”もので、観客の心を鷲掴みにします!

 それに、裏社会の面々はキャラクター性が最高に整っていて、それだけで大好きだと思える作品です!

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 本作は音響が凄かった!

何度も挿入される銃撃戦のシーンでは、耳が「キーン」となるような残響がシアター内にも残るような印象を受ける凄さ!
 また、敵の位置が音で分かる、空間認識的な、立体的なサウンドがとても印象的でした!

 

 

 

 

全編見せ場の殺人テク博覧会

  

ジョン・ウィック。
 最強の暗殺者が持つ「殺しのテクニック」が本当に凄くて、130分の中で繰り出される数々の技には感嘆です! 尽きぬレパートリーも凄いし、それを演じるキアヌもまた凄い!
 キレキレのアクションが、さらに冴えます!
 観客はこれを観に来ていて、それをしっかりと提示してくれるから大好きです!

映画『ジョン・ウィック:チャプター 2』必殺技3連発!特別映像




 「アクション映画」として一切飽きぬ凄さ。

 一般的?なアクション映画は、基本的には「銃撃戦とカーチェイス」が見せ場で、それがメインになっている作品が多いです。もちろんそれでも十分に面白いし楽しいですが、やっぱり物足りないのが本音。

その点、『ジョン・ウィック3』は違う。
 「お前...嘘だろ?」と思うほどに尽きることのない斬新で格好いいアクションを次々に展開してくれて、それが魅力の大きな部分だと思います!

「ジョン・ウィック:パラベラム」馬・フー炸裂




 武器も肉体も日用品も、場所さえも凶器

 銃やナイフに日本刀を完璧に使いこなし、磨き上げられたカンフーや柔道など格闘技を惜しみなく発揮して肉体そのもので戦うジョン。さらには、自身のベルトやガラス片など手当たり次第に凶器を生み出していく凄さ。

 なんだか、もはや職人技。

『ジョン・ウィック』技のデパート篇

『ジョン・ウィック:チャプター 2』特別映像 帰ってきた技のデパート編




 一言で「銃」と言っても、そのアクションはまさに無限大

 拳銃でダブルタップを確実に決めたかと思えば、マシンガンで敵を一挙に掃射して、ショットガンで頭部を吹き飛ばして。敵の銃を奪ってキルコンボ!

 さらに、格闘技とのコラボ技
 手に持った銃で敵を殴ったり、寝技で固めた敵を確実に射殺したり、果ては銃を投げて戦ったりと、文字通り「総合格闘技」のようなアクションが幾度も連続で繰り出されて興奮!

『ジョン・ウィック:チャプター 2』ガン・フー炸裂!特別映像




 ここで書くとネタバレに。

 でも、過去作でもそうでしたよね。
 その何倍も見せ場があり、観たこと無いハイレベルでテクニカルな殺人妙技をキレッキレに演じる本作のキアヌ・リーブスは控えめに言って最高!

ジョン・ウィックさん盗んだバイクで走りだす

 

 

 

 

闇とネオンが映す芸術的殺陣

 

 『ジョン・ウィック』作品。
 何が惹かれるって、美しいバトルです!

 徹底して「格好いい映像」を見せることにこだわっている、まるでアートのように魅せられるシーンばかりで最高です!

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 ロケーションが最強!

 主な舞台はニューヨーク。
 世界屈指の摩天楼の下、薄暗い路地で戦うジョン・ウィック。その戦闘を映し出すのは、ピンクや黄色の透明な蛍光色電気。街の看板のネオンが色鮮でスタイリッシュな映像に仕立て上げます!

 路地の暗闇に加えて、何台もの車が走る道路でのチェイス、装飾に凝った調度品やコレクションのディスプレイが美術館のような室内、異国情緒溢れる街......と本当に様々。
 至って普通の街ではあるけれど、『ジョン・ウィック』という映画の手にかかれば、たちまちコンセプトアートの世界に入り込んだような美しさになります!

Official Clip “Taxi”




 そして、美しいバトル
 素早い動きが織り交ぜられたジョンの戦闘が非常に綺麗に、かつ見やすく描き出されていて、本当に凄いと感心の限りです!

 戦闘はとにかく荒々しいもの。
 銃撃や殴打が飛び交う一方で、カメラは固定的でした。映像が揺れたりブレたりしないから、ジョンの戦いっぷりに集中出来ます!

 とは言いつつも、敵の後方に回ったり、ガラスを挟んで撮ったり、ジョンを追うように室内を移動するカメラワークだったりと、「主人公」を丁寧に収める映像がとても綺麗で、だからこそバトルシーンが美しく感じられたのだと思います!

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 ってか、ジョン・ウィックが凄い
 ということは、キアヌ・リーブスが凄い

 今回は「逃走」のお話ですが、逃げている姿すら格好いいってどういうことですか!
 雨が降っている中で長い髪を振りながら走ったり、傷だらけの満身創痍で歩いている姿だけでも格好いいんだもん!

 それもやっぱり、カラフルな背景に黒スーツのジョンが映えるし、それを完璧に考えた映像の作り方をしているからなのでしょうね!

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見応え抜群の連続バトル

 

 本作で最も印象的だったこと。
 それは「バトルシーンが長い!」です。

 「長い」というのは全編130分を通してではなく、1つ1つのシーンがとても長い、繋がっている、そういう意味での凄さです!



 ワンシーンなんですよ。

 1つのアクションシーンを描くのに、カット切り替えや場面転換が全くなくて、始めから終わりまで綺麗に繋がっている映像になっています。
 敵が現れて、銃撃戦なり肉弾戦なりをして、完全に叩きのめすまで、そのほぼ全てがワンシーンであるようなのです!

 これは凄いですよ。
 視点が変わったり、何度も区切られることなく、純粋にアクションシーンを楽しむことができるので最高でした!

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その中で見事なのが「銃の扱い」です。

 特にリロードを省略せず1回1回しっかりと行っていたところが凄く好感持てます! ショットガンへの装填とか格好良すぎです!
 後は、ただ倒すだけでなくダブルタップが基本であるというところとかも、「プロ」であることを感じさせます!

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 もちろん、実際に長回しのワンシーンなのか、編集で繋げているのかは分かりません。

 でも、方法は問題ではないのです。
 そりゃあの複雑な動きのシーンを一本通して撮っているのであれば、キアヌ・リーブスをはじめ役者らが超凄いですよ!(でもキアヌならやってるかも!!)

重要なのは、ワンシーンとして楽しめること。
 先程の「格好いい映像」とも繋がりますが、かなり激しくて複雑に入り乱れる戦闘シーンを「1つのシーン」として観ることができるから、没入感とか興奮の高まり方が全然違うんですよ!

『ジョン・ウィック:チャプター 2』特別映像「キアヌのトレーニング」

 

 

 

 

裏社会のキャラと胸アツ物語

 

 まさか、『ジョン・ウィック』の感想を書いている中で「胸アツ」なんて言葉が登場するとは思いませんでした(笑)

 「復讐と犬」のキーワードだけあれば十分だと思っていたのに、第3作目でこういう描かれ方をするとは、さすが、”わかって”いらっしゃる!



凄い物語です。
 今までの「復讐」という流れから逆転し、今度は追われる身となったジョン・ウィック。しかしなぜか逃走していても格好いい!(笑)

 しかも、観客が望む形での展開を少なからず実装してくれた上に、観ていて「おぉ!」と胸アツの内容があった点が最高でした!

 この点はストーリーの巧みな上手さです。
 ネタバレになるので詳細は裂けねばなりませんが、「殺し」がメインの本作においては付属品的な認識をしていただけに、面食らったというか、驚いて嬉しくなりました!

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 厳格なルールの存在は大きいです。

 アクション映画だと「秩序なしの無法地帯」的な描かれ方がされることも少なくない中で、『ジョン・ウィック』では裏社会における「ルール」や「血の誓約」があり、その厳守が確実に履行されている点が重要ポイントです。

 ルールや血の誓約に加えて、義理人情に近い個人的な関係性があるからこそ、作品の展開に「秩序」が生まれ、それが見やすさの一因になっていると感じました。



 キャラクターもいい感じ!

 前作までを観た方なら分かるように、ホテル・コンチネンタルの支配人の渋さ、犯罪組織バワリーの王の堂々さ、ホテルのコンシェルジュの面白さなどなど。
 過酷な裏社会を生き延びる術をしっかりと身につけていながら、フィクションとしてのキャラクター性も持ち合わせている彼らが大好き!

 そして、本作でも個性的なキャラが登場!
 最強の暗殺者と謳われているゼロもなかなかいい味を出していますが、私はアノ冷徹な女性キャラが大好きでした!

最強の刺客ゼロ登場

 

 

 

 

銃撃戦の残響音

 

 これでもかと銃撃戦がある本作。
 その銃撃戦を描く音響が凄いと感じました!

 音の圧というか、クリアな感じが凄いんです!



 銃の音。

 組み立てるときのカチャカチャ音、弾倉をリロードする時のカチャッという音、弾丸を発射する音、キーンと空気を切る耳鳴り、命中し着弾する炸裂音。

 1つ1つの音が本当にクリアに聞こえました
 空砲を使ったり、音響編集をしたり、後から重ねたりしているのでしょうけど、ここまで綺麗に聞こえると気持ちがいいです!

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 また、立体的な音響も。

 敵の位置が音で分かります
 後ろや横にいる時、劇場の側面に設置されたスピーカーからちゃんと音が出てくるんです。これは結構驚いたし、面白かったです!

 ドルビーだからですかね?
 というのも、先日「ドルビーシネマ」の体験試写会をしてきたので、そういう観点からも映画を楽しめるようになったんです!

 

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレあり

 

序盤:街全体が敵の逃走劇開始

 

 映画開始前。
 「ジョン・ウィック フラッシュバック」なる数十秒のおさらい動画が流れました。

 これ、めっちゃ良いです!
 「掟を破ったから逃亡者に」という簡単なストーリーが端的に紹介されていて、よく出来ていると思ったら、ポニーキャニオン独自の演出ですか!?

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 さて本編。

 1時間の猶予を与えられ、逃げるジョン。
 管理部が「処分まで残り◯分」と告げる仕事が、タイムリミットまでの危機感を煽っていてとっても良かったです!

 コンチネンタル・ホテルのウィンストンが、「街全体が狙っているから──五分五分だ」と言ったところがさすがだな、と!



 NY市立図書館へ。

 処分開始時間前にも関わらず襲い来る巨漢を相手に、図書館で苦戦するジョン。そんな中、手に持っていた「1冊の本」で敵を殺してまいます。

 「鉛筆1本」伝説の次は「本1冊」ですよ。
 ジョンにとって武器にならないものはないのではないか、と思いたくなる素晴らしい戦いでした!

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 街の闇医者で肩傷の治療。

 刻々と時限が迫る中、遂にタイムアップ。
 手助けを隠蔽すべく医者に銃弾を撃ち込み、ジョン・ウィックの逃走劇が本格的に開始されます。

 この医者、やっぱりいいヤツ!
 さすがにこの状況では、ジョンを裏切って「18:00」になった瞬間にナイフで刺すとか、劇薬を飲ませるとかするかと思いきや、ちゃんと治療していて、凄いと思いました。

 

 

 

 

前半:命がけの逃走劇開幕

 

 18:00
 一斉に街の暗殺者や犯罪者が動き出します。

 中華系?ギャングに発見されたジョンは、逃げ込んだ骨董品店のショールームで、手当り次第に陳列された武器で襲い来る敵を倒します!

 開始早々、ヤバかったですね。
 狭い廊下で本気の殴り合いをして、両脇に並べられた数々のナイフコレクションを手にとっては投げる・刺す・切るのオンパレード! 最終的に斧まで登場し、敵はあっさり壊滅。撤収時に斧を投げる面白さ!

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 休む間もなく、ロシア系マフィア。

 馬小屋に逃げ込んだジョンは、上手く敵を交わして乗馬しながら脱出。道路を馬で疾走し、迫るバイクをも倒しまくる!

 「人は殺しても動物は殺さない」
 もうこれは作品共通の鉄則ですね(笑) それどころか、馬の後ろ蹴りを見事に利用して敵を倒したテクニックはさすがです!

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 一方、「裁定人」の登場。

 ジョンの逃走を手助けした彼らへ。
 コンチネンタル・ホテルのウィンストンは、聖域内での殺人を見逃したこと、1時間の猶予を与えたことから処分対象に。犯罪組織バワリーの王は弾薬供与で処分対象に。

 彼女、最高に格好いい!
冷徹さが伝わる確固たる歩き方
、一言も喋らずにコインを見せる恐怖、表情を一切変えない氷の女。まさに「裁定人」に相応しいキャラクターです!

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中盤:旅は道連れ世は情け

 

ジョン・ウィックはカサブランカへ

 主席連合の一員であるバレエ劇団の「ディレクター」に「チケット」を渡すことで渡航に成功した彼は、過去に「血の誓約」を交わした女性・ソフィアに協力を依頼。

 ジョンの過去がほんの少し明かされました。
 ディレクターの下で訓練を積んでいたこと、ソフィアの命を救ったこと、それが子供に関係あること、カサブランカが初めてではないこと───等々。

もうひとりの愛犬家ソフィア登場




 2人は裏社会で金貨鋳造所へ。

 主席連合のメンバーに面会すべく情報を仕入れるための話し合いのはずが、相手がソフィアの犬を撃ったことで事態は一変。またたく間に銃撃戦が開始され、現場は騒然。
 
「話し合いだけでは終わらない」
 さすが、ジョンの右腕であるソフィア! 愛犬の復讐はきちんとするわけです! 中東風の室内の中での銃撃戦は、2人の息がピッタリで最高でした!



 主席連合の1人に会う。
 砂漠を一人で放浪し、ようやく出会った主席メンバーの1人と面会し、再び主席のルールの下で忠誠を誓うと宣言。

 個人的に、ここの意味がよく分かりませんでした。
 だって、ここで忠誠を誓っても追放処分は解除されていなかったし、その後には誓いを反故にしたのだから、不要だったのでは、と。



 一方、ニューヨーク。

 裁定人は「最強の殺し屋・ゼロ」の元へ
 「平家」の寿司屋に偽装した忍者暗殺集団が、ディレクターやバワリー・キングに刺客として差し向けます。

 まさか、笑いましたww
 「忍者」が登場するとは聞いていて、日本好きなキアヌ・リーブスのことだからさぞかし最高のものになるかと思いきや、完全にハリウッド解釈的なエセ日本文化ww

 

 

 

 

後半:逃走劇もクライマックスへ!

 

 コンチネンタル・ホテル
支配人ウィンストンと会い、裁定人の前で2人は主席に対して徹底交戦を行う姿勢を見せる。裁定人はホテルの聖域指定を解除し、2人の処分を行うべく主席連合の暗殺部隊を送り込む

 ここが胸アツ!
 一度はウィンストンを殺すはずだったジョンとウィンストンが手を組んで、強大な敵を相手に少人数で挑むという姿に興奮しないわけがない!



 交戦準備。
 「平和の望むなら、戦いに備えよ《パラベラム》」

 コンシェルジュにオススメの武器を聞き、対防弾の弾薬を装備していざ、ホテルで暗殺部隊との戦争が開始される!

 「パラベラム」のタイトル回収!
 この準備している姿というのがなかなか見もの! 構えを試して、腰のベルトに弾倉を差して、いざドアを開けて出ていく姿が格好良すぎです!

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 敵の防弾は予想以上に高い!
 拳銃の玉を弾き返す防弾仕様の敵に対して、ヘルメットの隙間から着実に殺していくジョンのテクニックは凄い!

 一度撤収し、ショットガンを装備して改めて交戦開始!
 今度は一発で頭部が軽々と血しぶきに変わる破壊力で、最高に興奮です! 戦局はジョン側が握ったも同然ですよ。

 「防弾」の設定が良い!
 「無敵」ではなく、あくまでも技術によって強化されているというところが、揺らがぬリアルさという点で素晴らしいと思います!

 

 

 

 

終盤:華麗なラストバトル!

 

 暗殺者=忍のゼロ
 ウィンストンの執務室?であるガラスの間にて決闘。

 ガラスの反射や透明な性質を存分に活かした忍者の戦いを見せつけられて、ジョンも本気を出して敵を倒しにかかる!
 中でもゼロはしぶとい。2人で互角の肉弾戦を繰り広げる中、最終的にはジョンが勝利を収め、その場を後にします。

 急に消えたり現れたり、イメージ通りの忍者像が描かれていました! ガラスを割る音が凄かったし、一歩も引かぬ戦いはそこそこ面白かったです!

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 敵は全滅。
 そして、協議《パーレイ》

 「今のは第一波に過ぎない」と、どう考えても裁定人の負け惜しみに聞こえるけれど、この世界では本当のことなのだろうな、と。和平を結ぶかと思いきや───ウィンストンの裏切り。
 ジョン・ウィックを殺害し、自らの権力と立場を維持。

 ウィンストン、本気なんでしょうか?演技をしただけのようにも思えるのですが、確信がないです。



 そして、落下したジョン。
 彼を救ったのは、バワリー・キング。

 「本当に腹が立っている」とキングは語り、ジョンも「俺もだ」と同意。

 これは、チャプター4で主席連合に挑む流れなんですかね!?

 

 

 


 

 

 

 本作の感想は以上です!
 「人殺し」に特化した内容になりましたが、やっぱりそこが魅力ですもん! 最高に格好良かったです!

 10月4日は凄かった!
 『ジョン・ウィック』と『ジョーカー』が同時に公開されるという、驚きの状況に。後者は試写会で観たのですが、素晴らしい作品でした!

 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!