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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【芸術総括】2018年芸術鑑賞まとめ:サブカルチャー編

 

 

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 2018年の美術展や展覧会etc.のまとめメモです!
 展覧会に関しては「メインカルチャー」と「サブカルチャー」の2つに分けてそれぞれ『ベスト10』を選びました!

【目次】

 

 

2018年の芸術鑑賞総括

 

展覧会まとめ

 

 まず、「メインカルチャー」と「サブカルチャー」それぞれのTOP10の紹介です!
 感想は後々に掲載してあります! また、サブカル編では特別枠《☆》を設けました!

 

メインカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 2018年のフランケンシュタイン バイオアートに見る芸術と科学と社会のいま
2 カタストロフと美術のちから
3 マルセル・デュシャンと日本美術
4 ルドルフ2世の驚異の世界展
5 Media Ambition Tokyo 2018
6 ラクル・エッシャー
7 落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然
8 [世界を変えた書物]展
9 Biomatrix(名和晃平
10 第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」

 

サブカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 まんがタイムきらら
2 セーラー服と女学生
3 中村佑介
4 evil devil展 【悪・魔的】コレクション
5 TV「宝石の国」展
6 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人
7 百合展2018
8 絵師100人展 08
9 ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ──
10 シャフト原画展「〈物語〉シリーズ
東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~

 

 そして、2018年に行った場所のまとめです。
 あまりに小規模のアニメ展示とかは未掲載だったり、分類が主観的で変な部分もあるかもしれません。それから、リンク先はこのブログの感想記事です。

※分野は色で分けました。
メインカルチャー系:  
サブカルチャー系:  
・その他(展示etc.):  

 

分野
題名
記事
2018/1/13
  ルドルフ2世の驚異の世界展 URL
  先端技術館  
  ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ── URL
  Fate/Grand Order フィギュアギャラリー URL
2018/2/1
  国立極地研究所 北極・南極館 URL
2018/2/9
  TVアニメ「宝石の国」展 URL
  江戸東京たてもの園  
2018/2/16
  YouFab 2017 受賞作品展 URL
  レアンドロ・エルリッヒ展 URL
  Media Ambition Tokyo 2018 URL
  第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」 URL
  WIT STUDIO アニメワークス展 URL
  近未来制圧戦アリーナ「攻殻機動隊ARISE  Stealth Hound」 URL
2018/3/20
  I.Gストア「進撃の巨人 URL
  GOOD DESIGN AWARD Collection 1970s-1980s URL
  冴えない彼女の育てかた 深崎暮人 URL
  SF・怪獣映画の世界  
  三ツ星カラーズ 秘密基地 in 上野マルイ  
  プラド美術館 URL
2018/5/1
  GOOD DESIGN MARUNOUCHI  
  落合陽一、山紫水明∞事事無碍∞計算機自然 URL
  百人百色展2  
  Galaxy Studio TOKYO  
  ふともも写真の世界展2018 URL
  絵師100人展 08 URL
2018/5/2
  百合展2018 URL
  シャフト原画展「マギア・レコード」 URL
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展2 URL
  NHKスペシャル「大江戸」展  
2018/5/20
  TVアニメ『ヤマノススメ』展Vol.1 URL
  シャフト原画展「〈物語〉シリーズ URL
  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー EXCLUSIVE STORE  
  中村佑介 URL
2018/6/2
  シャフト原画展「Fate/EXTRA Last Encore」 URL
  初音ミクGTプロジェクト10周年記念展示  
  セーラー服と女学生  
2018/6/14
  evil devil展 HN【悪・魔的】コレクション URL
  ラクル・エッシャー URL
  ダニエル・アーシャム展 URL
  「グッドデザインのテキスト」展  
  世界報道写真展2018  
  Google Pay ”サイフクリーム”ショップ  
2018/8/9
  アニメと鉄道展 URL
  起源探訪のインターレスト~シュタインズ・ゲート秋葉原の歴史展  
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展3 URL
  細田守監督作品フィルムワークスギャラリー  
2018/9/11
  メタルフェティッシュ URL
  のんのんびより しねまぎゃらり~ URL
  MADHOUSE 原画展  
  黒タイツ展 URL
  よむ展2 URL
  I.Gストア「魔法使いの嫁  
  ACTUAL SIZE  
  2018年のフランケンシュタイン URL
  Find Your Fantasy  
  世界を変えた書物展 URL
  三の丸尚蔵館春日権現験記絵」  
2918/10/7
  ゲゲゲの鬼太郎ミュージアム URL
  若おかみは小学生! 公開記念原画展 URL
  窪之内英策展 100のときめき URL
  電撃文庫25周年記念展 秋の電撃祭 URL
  プライム1スタジオ ミュージアム  
  ヤマノススメ』~そうそう、秋といえば「食欲」の秋だよね~  
2018/10/26
  雛譚・雛菜雛子展 URL
  Reflection URL
  創刊40周年記念 ムー展 URL
  EDENDORDORADO URL
  Google Pixel まだ見ぬ世界展 URL
  マルセル・デュシャンと日本美術 URL
  東京150周年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~ URL
  daisy*: [6, 7]  
  今、世界で評価され続けている日本人作家  
  ガリトラップ  
2018/11/17
  とある魔術と科学の大博覧会 URL
  ボンズ20周年記念展 URL
  Biomatrix URL
  まんがタイムきらら URL
2018/12/8
  見る、知る、感じる──現代の書 URL
  東京都心イルミネーション URL
  続・終物語」上映記念展示 URL
  ここから3──障害・年齢・共生を考える5日間 URL
  WE ARE LOVE URL
  カタストロフと美術のちから URL
  HOLD YOUR FIRE  
  藤子不二雄A展──Aの変コレクション  
  GODZILLA GENERATION 3ILLUSTRATORS'咆吼  
  もしかする未来 工学×デザイン  
  In Goude we trust !  
  Mitchaël Borremans|Mark Manders  
  eternal blue  
  CONTEMPORARY  
  HOMEMAGE  
  ART of 8K ~テクネ 映像の教室 in 東京藝術大学  
2019/12/31
  T2 ART GALLERY 2018-2019 Winter URL
  嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展4 URL
  SCIENCE ADVENTURE OIOI; COLLABO SHOP  
  『私たちは、いま!』特別展示(ヴァイオレット・エヴァーガーデン原画展)  

 

 

 

2018年総括感想

 

 2018年は、めっちゃ行きました(笑)
 メインカルチャー系の美術館から、サブカル系の小さな展示まで。実際に数えると大したことないんですが、行きたいところに随分と行けたので嬉しかったです!

 毎回、行った展覧会等のチラシとかフライヤーをファイリングしているのですが、2018年は2冊目が終わろうかという勢い。

 とても、充実した年でした!




 メインカルチャーの方─── そもそも、「メインカルチャー」が何かという問題は残っていますが......「サブカルポップカルチャー/マスカル」も村上隆アンディ・ウォーホルらの作品は「メインカルチャー」に位置づけられていますし、なかなか難しいですね。

 メインカルチャーの方では、「現代美術」が多い印象でした。
 そもそも私自身が好きということもあるのですが、あちこちでこのジャンルの開催を目にしたような気がします。

 一方で、西洋美術の方は私的には不作。
 「ムンク」とか「フェルメール」は興味ないし、「◯◯美術館展」も目玉展示の来日が少なかった気がします。





 サブカルチャーの方。
 正直、こっちは「行きたいところに行った」という感じなのでなんとも言いようがないですが......アニメ制作会社で分類(?)した展覧会を何件か行けたのは嬉しかったですね。

 なんか、「フェティシズム系」が目につくような(笑)
 『ふともも展』に『百合展』、『タイツ展』に『セーラー服』。『嫌パン展』に関しては3回も行ってますし(笑)

 ただ、サブカルの方は、「個人的に好きだから」という点を差し引いても、かなりクオリティの高い展示が多かった気がします!





 今年は、友達を回った場所も多かったです。
 なんだかんだ、1/3くらいの場所は2人で見回った気がします。

 メインカルチャー系は1人で回ってじっくり考えたい派の人間なのでほぼ単独鑑賞でしたが、サブカル系のほうは同じ趣味一緒にいくと色々と喋れて楽しいですね!

 どうもありがとうございました。
 また、2019年もよろしくお願いします!

 

 

 

 

部門別ランキング
[サブカルチャー編]

 

BEST EXHIBITION

 

 訪問し、鑑賞した美術展や展覧会のTOP10の感想です!

サブカルチャー編TOP10
順位
展覧会名
1 まんがタイムきらら
2 セーラー服と女学生
3 中村佑介
4 evil devil展 【悪・魔的】コレクション
5 TV「宝石の国」展
6 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人
7 百合展2018
8 絵師100人展 08
9 ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ──
10 シャフト原画展「〈物語〉シリーズ
10 東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~

 

 サブカル系は、行った展示全体を見るとほぼ「アニメ」と「イラストレーター系」に集中していますが、TOP10は結構ジャンルがバラけましたね。

 『まんがタイムきらら展』はまさに“大回顧展”的で印象的。『セーラー服と女学生』は予想に反して濃密な中身でした。『中村佑介展』『深崎暮人展』『絵師100人展』はイラストレーターさん方の美麗な絵に感動! 『evil devil展』はシリアルキラーの怖さに襲われ、『百合展』はコンセプトが素晴らしかったです。『宝石の国』『Fate/EXTRA』の展示はアニメ資料が、『ぼくらが日本を継いでいく』はアニメ×日本画の面白さが!

 そして、特別枠として『初音ミク Links Tokyo150』を選出。
 東京150年を記念するにふさわしい映像プロジェクトで、とっても良かったです!

 

順位:1
題名:まんがタイムきらら
場所:千代田アーツ3331

感想記事⇩

 


 全体的な感想としては、とっても良くて素敵でした!
 展覧会のテーマは《希望・夢・勇気・ときめき》


 日常の日々を描いた漫画、非日常の魔法や超能力がある世界が舞台の作品と様々ある中、可愛い女の子と4単語のテーマで繋がる展覧会が素晴らしかったです!

 展覧会の最初、「編集長挨拶」でのコメント。

「きらら」とは、その希望や夢や勇気やときめきといった「輝かしいもの」を意味

まさに、輝き煌めく「きらら」を象徴するモノなのですね!

 

 

順位:2
題名:セーラー服と女学生
場所:弥生美術館

 

 

※まだ、感想記事を書いておらず。(そのうち書くように努力します....)

 

順位:3
題名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA
場所:池袋PARCO

感想記事⇩


 まず今回のイラスト展で一番良かったのは、飲された大きなイラストを間近で見られる事でした。

 中村佑介さんのイラストって本当にゴチャゴチャしているんです。(褒め言葉) CDジャケットや本の表紙など小さな画面に色々な小物やお遊びを描きこむから、とても賑やかなんですよ。

 でも、CDジャケットって小さい!
 しかし、本展では非常に大きく拡大されイラストが展示してあり、細部まで注目出来たから、新しい発見とかまでありました!

 

 

 そのゴチャゴチャ賑やかな部分を少しだけ。
 例えば、色々な動物まとめてみたり、観光名所を描きこんだり、楽器を散りばめたり、ダルマを放ったり。
 本当に1枚のイラストに沢山の物が描きこまれています。 森見登美彦さん原作でアニメ映画化された『夜は短し歩けよ乙女』の主題歌CDジャケットには本の小さく本の表紙が!

 

 

順位:4
題名:evil devil展 HN【悪・魔的】コレクション
場所:ヴァニラ画廊

感想記事⇩

 


 まず何人ものシリアル・キラーさん達と、彼らに関する資料、そして目玉である彼ら自身が描いた絵やスケッチなどが展示してありました。

 有名なのは、スティーブン・キングの『IT』に登場するピエロ姿の殺人鬼「ペニーワイズ」のモデルになったと言われるJ.W.ゲイシーが描いたピエロのイラストですよね。

 シリアルキラー達の絵はどれも上手。ただ、どこか変というか、おかしいというか、やはり普通とは違う異様さ・常軌を逸した感じが伝わてってきてゾクッとしました。見えている世界が普通の人とは違うというか、現実の認識がズレているように感じました。

 

 

 そんな殺人鬼たちが描いた絵に惹かれるのは、多分、その絵や作者に「背景」となる物語があり、それのインパクトが大きすぎるからだと感じました。

 展示では、シリアルキラーの紹介文がありました。そこに書かれていたのは、殺した人数やその方法、彼らの幼少期からの人生や証言など、「凄惨な殺人の内容」だけではなく、「どうして事件を起こしたか?」という部分にもしっかりとフォーカスしていました。

 今までは猟奇的な事件の結末に目を引かれていましたが、今回見てむしろ、「どうして事件を起こしたか?」という部分の方が大事なように感じました。

 

順位:5
題名:TVアニメ「宝石の国」展
場所:有楽町マルイ

感想記事⇩

 


 期待以上に、とても素晴しい作品展・資料展でした!
 会場内至るところに、「宝石たち」の設定画イラストや場面カットなどが展示されており、色鮮やかな中でキラキラと光っているように感じました!

(公式Twitterより)



 個人的には、コンセプトアートの展示が一番好きでした。コンセプトアート1枚だけでも十分に芸術作品として通用するくらいクオリティ高く、本当に綺麗な絵で、見惚れました…………。




 あとは、実際にキャラの元となった宝石の原石や鉱石、加工されたジュエリーが展示されてあり、それまた驚きました。
 フォスフォフィライトとアンダークチサイトが展示されていた事には驚きましたね……。

 

順位:6
題名:冴えない彼女の育てかた 深崎暮人
場所:アキバCOギャラリー

感想記事⇩

 


 イラストについて、とにかく本当に美しかったです。

 本の表紙や雑誌のイラスト、キービジュアルのようなネットで見られる深崎暮人さんのイラストも充分綺麗なのですが、展示品としてパネルに印刷された高細密なイラストは、細部までしっかりと見ることができるので、そのイラスト本来の綺麗さや美しさを観られたように思います。


 細かい部分に目を向けることができるから、これまで全体を眺めて一枚のイラストと見ていた絵の、小物や背景に注目して見ることが出来たので、その美しさにより気が付かされました。


(アトレ秋葉原に展示されているイラスト)

 

 

 そしてその美しさと言ったら、言葉には表せない程に綺麗でした。とにかく色合い鮮やかで、しかも輝いているように見えるから綺麗です。


 どこか虹色のようにも感じられる、「色の重なり合い」は同系色をグラデーションのように配置しているのか、濃淡の加減と色味の豊かさが非常に富んだイラストになっていて、遠くから見た時にはただの綺麗なイラストでも、近くで見るとその色合いが美しいと分かります。


(アトレ秋葉原に展示されているイラスト)

 

 

 イラストの「美麗さ」を引き出しているのは透き通るような透明感ある色だと思います。見ていると、絵から清純さというか、混じりけのない綺麗さを感じます。それは多分、透明感が為せる術なのかなぁ~と。


 白い肌やふわり舞う髪、背景の桜や海、柔らかそうな衣服などからは、淡く漏れる光が醸し出す透明感のようなものが感じられました。


 なかなか上手く表現できないんですが、これが個人的に1番大好きな部分というか、特徴な気がします。


(アトレ秋葉原に展示されているイラスト)

 

順位:7
題名:百合展2018
場所:ライトボックス青山

感想記事⇩

 


 今回、『百合展』に行った訳ですが、私自身は百合、好きです!
 ただ、あまりハード過ぎるのは苦手で、どちらかというと「柔らかく温かい空気」が流れるようなほのぼのとした百合作品が好きです。
 
 多分、「百合」そのももが好きなのではなく、「百合作品」の中の雰囲気とかキャラの関係とかが好きなのかな~~と思っています。関係を悩む2人であったり、友情を超えた感情とか、そういうのに惹かれるのかなぁ~と。

 

 

順位:8
題名:絵師100人展 08
場所:秋葉原UDX

感想記事⇩

 


 100枚のイラストはそのどれもが十人十色。
 当たり前ですが、各々の絵師さん方の特徴や独特な世界観、技術や持ち味、雰囲気や色遣いなどイラストを構成している要素は百人百様。

 でも、その三者三様な沢山のイラストが集まっているから楽しいんです。絵師さん方の違いが一目瞭然だし、比べたり、好きな所を見つけたり。

 改めて目の前に並べられると、その違いがとても分かりやすいです。

 

 

 そんな千差万別なイラスト。しかし、それを1つにまとめる「テーマ」が設定されているのが本展の素晴らしい所。

 《雅》というテーマに合わせて絵師さん方が描き下ろしたイラストたちは、しっかりとそのお題にあった内容でありながら、各人各様な特徴をしっかりと含んでいて面白いです!

 その《雅》の解釈すら違うからこれまた面白い!
 私が考えている「雅」と、100人が考える「雅」は違って当然です。
 そして、その“違う雅”をイラストという形で見る事が出来る・知る事が出来るから本当に興味深いです。

 

順位:9
題名:ぼくらが日本を継いでいく──琳派若冲・アニメ──
場所:新宿高島屋

感想記事⇩

 

 
 ずっと気になっていた美術展で、今回ようやく行くことが出来ました!
 思っていたよりも展示作品数が多く、どれも綺麗でした!!



 昔から我が国の「美」を描いてきた日本画と、アニメや漫画のキャラクターをゆうごうさせる今回の企画、取り組み、プロジェクト。このアイデアは私自身が大好きなものだし、発想は必然ですらあるのかもしれないと思いました。

 400年前に生まれた「琳派」は時代の流れとともに受け継がれ、模倣され、描く画家たちの理想と“美”を反映しながら今日まで続いています。その過程で「その時代の素晴らしいもの」を取り入れ、消化して、進化していたものです。

 だから、現代で高く評価され、大きな人気を誇るアニメや漫画などのキャラクターもまた取り込む対象になるのは当然だと感じました。

 

 

順位:10
題名:シャフト原画展「〈物語〉シリーズ
場所:有楽町マルイ

『シャフト原画展』の「〈物語〉シリーズ」のキービジュアルイラスト

感想記事⇩

 

 
 〈物語〉シリーズの場合、オープニングが各「物語」を代表・象徴するような側面があると思います。それを最初から最新のまでを1つにまとめると、そのまま〈物語〉シリーズというコンテンツを俯瞰するように感じました。

 「こういう内容だったなぁ〜」とか「当時はまだ○○だったなぁ〜」なんて色々と懐かしみながら?思い出しながら?展示を見てました!

 結構、髪の毛の長さの変化とかキャラの描き方/雰囲気がOPにも現れてて、時間と物語の経過を如実に表していると思いました!
上:ひたぎクラブ/下:ひたぎランデブー

化物語・ひたぎクラブのOP原画終物語・ひたぎランデブーのOP原画

 

 

 そしてまた、「ヒロインを集めて詰め込んだ展示だなぁ〜」とも思いました!
 オープニングは各「物語」のヒロインが歌っている訳ですから、それらを一堂に並べたら“=ヒロイン展示”みたいになりますよ(笑)

羽川翼の可愛い原画


 作品の顔でもあるようなオープニングなので、描かれるヒロイン達も最高なわけですよ!
 ヒロインの外見的な可愛さ、性格や内面的な部分をキャラソンに乗せて流すOP。その原画という事で、静止画1コマずつで見られたのがとっても大きい!

 画面いっぱいに描かれる真宵の元気な顔とか、育の怖い顔とか、余接の無表情フェイス、貝木のハンサムな顔とか。

八九寺真宵の元気で可愛い顔の原画

 

 

順位:☆(特別枠)
題名:東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~」
場所:浜離宮恩賜庭園

感想記事⇩

 


 素晴らしかったと心の底から感激しました!
 映像も、歌も、踊りも、衣装も、選曲も最高で本当に良かったです!

 約18分ほどの映像作品。
 YouTubeに動画が沢山アップされています。
 まずは全編を一度見て頂きたいです!

全編動画 @YouTube
より(一番綺麗に映ってた動画)

※以下、掲載画像はこちらの動画のスクショです(私が撮影した写真は汚いので...)




 まず第一にロケーションが最高じゃないですか!
 「東京150周年」を記念するプロジェクションマッピングで、背景に「東京タワー」が重なるなんて、見事としか褒めようがないです!!!!




 映像、ご覧になりましたかね?
 歌、聴かれました? 最高の選曲じゃないですか!

 正直に告白すれば、初音ミクの曲はあまり知らないんですよ...。
 なので開催概要を読んだ時は「40曲近くも歌うのか...ボカロは詳しくないのよ...」と不安でした。

 でも、実際に“彼女”が歌ったのは、誰もが口ずさめる有名な歌謡曲・童謡・演歌・J-POPなどで、とても楽しかったです!




 「東京150年」の振り返り方として、初音ミクを上手く活かした内容だったと思います。
 最初イベントを知った時はナビゲーターに初音ミクを起用した歴史紹介映像をイメージしていたのですが、全然違いました。

 「歌」と「衣装」で時代の変遷を表現
 歌手としての初音ミクのイメージにピッタリだったと思います!

 楽曲はもちろん、衣装がとっても素敵でした!
 中でもキービジュアルに描かれた、『はいからさんが通る』的な矢絣の着物、東京五輪のスーツ、バブル時代のミニスカなどは印象的でした。




 ダンスも良かったです!
 (当たり前ですが)滑らかな動きだし、かなり激しい動きをしたり。細い手足の動きとか、長い髪の毛の揺れとか、とっても可愛かったです!

 中でも、『三百六十五歩のマーチ』のダンスが印象的でした!(私が撮影した汚い動画でスイマセン)




 映像に関して。
 「ウォータースクリーン」に投影したプロジェクションマッピングは初めてです。一長一短だったと思います。

 良かった点は、「何もない空間に映像を投影出来る」という点です。物理的なスクリーンを設置する必要がないので、背景との一体感や風景一杯の映像などを楽しめる点は凄いと思います。

 一方で悪い点は、「映像がぼやけてしまう点」ですかね。上に掲載した映像は綺麗に映っていますが、ブレたりボヤケたりします。人間の目で見てもボヤケていると感じるレベルでしたから。

 

 

 

BEST Display

 展示方法やディスプレイ自体に焦点を当て、その中で素晴らしいと思った展覧会3つを挙げます。

 

順位
展覧会名
1 まんがタイムきらら
2 [世界を変えた書物]展
2 東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150」

 

順位:1
展覧会:まんがタイムきらら



 今回は会場が素晴らしかったです!
 会場の「アーツ千代田 3331」は閉校になった中学校を改装してアート・ギャラリーにしたもの。階段や体育館、床など至る所に学校の面影が残っています。

 本展は「日常の祭典」と銘打っている通り、作品の主人公が学生が多かったり、日々の日常を描いている作品が多かったり。
 そんな「日常の祭典」を学校の校舎で行うなんて、素敵な粋すぎて、気がついた時にはちょっと感動しちゃいました!

 

順位:2
展覧会:[世界を変えた書物]展



 ディスプレイの仕方も凄かったです!
 近年は所謂「インスタ映え」を狙った美術展が増えてきてウンザリしていて、今回の若干その気質があったものの、会場全体の壁を本棚で覆ったり、「知の森」と題してヨ書物を展示したりと、見事でした!

 また、書物は分野や内容で分類されており、数冊単位で分けられ、まとめられて展示されていたので、とても分かりやすかったです!

 

順位:3
展覧会:東京150年祭「刻をあそぶ 時空の旅~初音ミク Links Tokyo150」




 まず第一にロケーションが最高じゃないですか!
 「東京150周年」を記念するプロジェクションマッピングで、背景に「東京タワー」が重なるなんて、見事としか褒めようがないです!!!!

 

 

 

BEST Painting

 絵画など平面作品のベスト3作です!

 

順位
作品名(作家)
1 色は匂へど散りぬるを(Mika Pikazo
2 夜は短し歩けよ乙女中村佑介
3 ジョン・ウェイン・ゲイシー

 

順位:1
作品:色は匂へど散りぬるを
作家:Mika Pikazo
展覧会:絵師100人展08


   和服風の洋装が本当に鮮やかで綺麗でした!! 赤色や紺色など濃い色が痛いほど強いんですけど、だからこそ、肌の白い色が際立つように感じます。髪に散る梅の花・桜の花が素敵すぎます!!

 

順位:2
作品:夜は短し歩けよ乙女(表紙)
作家:中村佑介
展覧会:中村佑介


 中村佑介さんの作品はどれも好きですが、この森見登美彦さんの小説『夜は短し歩けよ乙女』の表紙イラストは格段に好きです!

 色が統一されて凄くシンプルでありながら、小説内に登場する品々を飾ったゴチャゴチャもあり、そして少女の凛とした幼気な横顔がなにより可愛いです!

 

順位:3
作品:ジョン・ウェイン・ゲイシー
作家:ジョン・ウェイン・ゲイシー
展覧会:evil devil展 HN【悪・魔的】コレクション

ジョン・ウェイン・ゲイシー/John Wayne Gacy

スティーブン・キングによる『IT』に登場するペニーワイズは、この事件からの影響が大きいとされている。

高校時代まで続いた父親からの虐待から離れ、22歳で結婚し地域ボランティア活動にも熱心だった彼は青年商工会議所の副会長に抜擢されるが、少年への性的虐待逮捕。

出所後、休日にはピエロに扮して福祉施設や入院中の子供たちの為の慰安訪問を行い信頼を得る一方で、自宅に少年を招いては殺害をしていた。

奇行が目立つようになった1978年、ゲイシー宅に家宅捜索が入り、床下から29人の少年の死体が発見される。最終的に33人の殺害を行ったゲイシーは1994年5月に死刑が執行された。

刑務所の中で油彩画を描いては販売し、描いた数は4,000枚にも上ると言われるが、死刑後に団体や個人が私財を投じて作品を収集・焼却したため現存数は不明。

 

 

 


 

 

 

メインカルチャー編」の記事⇩ 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!