【アニメ映画】『劇場版SHIROBAKO』:アニメ好きへ!「頑張れ!」背中押すお仕事アニメ!
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『劇場版SHIROBAKO』を観ました!
公開からだいぶ経ってしまったけど、映画館で観たかった。そして、映画館で観られて本当に良かったです!!
私の個人的な話でも、”今”このタイミングで観ることが出来たのは、本当に大きな意味を持つと思う。いや、思いたいです!
2020年3月18日鑑賞
劇場版 SHIROBAKO
【評価:3.9/5.0】
【一言】
「アニメが好きで良かった」
とそう強く思える映画!!
アニメのお手本を混ぜ合わせたような泥沼の傑作。
喜劇と悲劇の人生をめぐるアニメ。
《仕事の応援》と
《人生の肯定》に、
こんなにも大声で背中を押されたら、もう頑張るっきゃない!!!!
【Twitter140文字感想】
【劇場版 #SHIROBAKO 】
— ArA-1 (@1_ARA_1) March 19, 2020
ムサニの奮闘「劇場版」制作へ!
“アニメ全部乗せ”ミュージカル活劇!
「アニメが好き」で本当に良かった!
好きなコトが仕事。
夢は遠く、迷い悩む人生。
でも《絶対に諦めない》と前向く姿!
「頑張れ!」と応援された気がする!
5人で会う時間を大切にしてほしい! pic.twitter.com/ODYPik3qCl
『 #劇場版SHIROBAKO 』観ました。
— ArA-1 (@1_ARA_1) March 18, 2020
とてもいい映画だった!!
アニメが好きで本当に良かったし、
作品と物語が好きで良かったと、
心の底から思えるアニメーション!
みゃーもり達の姿をみる。
「頑張らなきゃ!」
って強く思えるし、
すごく応援されてる気がする。
“今”観れて、本当に良かった! pic.twitter.com/iTwNnF5rhq
【目次】
STORY&STAFF
あれから、4年。日々の仕事に葛藤しながら過ごしていたあおいは朝礼後、渡辺に呼ばれ新企画の劇場用アニメーションを任されることになる。しかし、この企画には思わぬ落とし穴があった。今の会社の状況で劇場用アニメーションを進行できるのか?不安がよぎるあおい・・・新たな仲間・宮井 楓やムサニメンバーと協力し、完成に向けて動き出す。果たして、劇場版の納品は間に合うのか――!
映画公式サイト
予告動画
原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
脚本:横手美智子
制作:P.A.WORKS
音楽:浜口史郎
キャスト:木村珠莉, 千菅春香, 大和田仁美, 佳村はるか, 髙野麻美and more.
上映時間:120分
日本公開:2020年2月29日
配給:
公式サイト
映画の感想概要
P.A. WORKSのお仕事アニメ。
アニメや作品は本当に強い力を持っているし、それを込めることができるし、最高だなって思いました。
「頑張れっ!!」って背中を押される。
でも、ただ応援するだけじゃない。
「私たちも頑張るから、貴方も人生を頑張ってみて」と、優しく、けどもの凄く強く背中を叩かれる感じ。
本当に、どうもありがとう!!!
「アニメが好きで良かった」って。
アニメとか作品とかフィクションとか、そういう色々な《物語》が好きで本当に良かったと心の底から思いました。
日常アニメも、SFも、アクションも、ミュージカルも、恋愛も、青春も、CGも、バトルも、友情も......。
色々な作品に出会ってきて本当に良かった!!
そして、「ムサニ」に出会えて良かった!!!
「好き」を全力で肯定してくれる作品。
そして、その「好き」と「人生」の2つの結び方を少しだけ教えてくれる作品だと思います。
「好き」と「人生」の、
線引の加減とか、ごちゃごちゃに混ぜる生き方とか、頑張りどころとか、譲れない部分とか。
そういうものを、ほんの少しだけ教えてくれる......ような気がする作品だと感じました。(ミムジーとロロが良いんだよ)
みゃーもり、大好き。
「ドーナツの誓い」の5人が大好き。
「好き」に向かって全力で頑張っている5人を見ていると、自然と言葉には出来ない温かさが湧き上がってきます。
未だに消えぬ夢と情熱をしっかりと持っている姿とか、でも超人みたいに強いわけじゃなくて。だからこそ、時々5人で会う時間を大切にしている姿が本当に良いな~って思います。
アニメのアニメ。
アニメ業界も色々ある。
明るい面も、暗い面も。
その一端を描き出した作品だと思います。
それにしても、水島監督すごいな.......。
作品の隅々にまで携わっていて、多才というか、本当に凄いとしか出てこないです......。
映画の感想内容
「頑張れ!」お仕事アニメ
P.A. WORKSのお仕事アニメ。
本当に大好き。
『花咲くいろは』も、
『サクラクエスト』も、
そして『SHIROBAKO』も。
どの主人公も、”自分がやりたいこと”を見つけて、それに向き合って、前向きに困難を乗り越えていく姿が生き生きと描かれているから大好きなのだと思います。
なんだか皆んな一生懸命に頑張っているし、キラキラと輝いているんだもん!
3分間でわかるSHIROBAKO映像
「頑張れ!」って応援されてる気分。
現実世界から見れば、あまりにも”出来すぎている”部分も少なくない。劇的なドンデン返しとかも、早々あるものではない。
けど、彼女たち自身が「夢」に向かって頑張っている姿を見たら、それには敵わないですよ。どんなマイナス思考も勝てっこない。
「私たちも頑張るから、貴方も頑張ってみて」
そういう感じ。
作品が観客や視聴者を応援するだけの一方的なものではなくて、もっと【双方向な頑張れ】がやり取りされているのが、この『SHIROBAKO』だと思います。
それは、アニメの中でいっぱい頑張っているから。
は、宮森をはじめ何人ものキャラクターが登場して、それぞれが各々の夢や信念に向かってお仕事を頑張っている姿を見せられたら、私たち視聴者は精一杯に応援するしかないじゃないですか!!
アニメが好きで良かった!
「アニメが好きで良かった!」
と、そう強く思える作品でした!
《アニメ》を全部混ぜ合わせたような泥沼の傑作!
こんな形で迎え入れられてしまったら、そりゃ感激しながら感謝して、笑顔で受け止めるしかないじゃないですか!!
全ジャンルを総ぶち込み。
日常アニメ、SF、アクション、ミュージカル、恋愛、青春、CGアニメ、バトル、友情、vs.ライバル、スポ根、名作劇場、ギャグ、ホラー、ミリタリー、セクシー......等々。
これって本当に凄いことだと思います!
こんなに色々なジャンルを混ぜ込むだけでも凄いのに、それを違和感なく”日常アニメ”的な『SHIROBAKO』に落とし込んでいるんですから。
TVシリーズでもそうでした。
『SHIROBAKO』は戦う系お仕事アニメ。
でもその中に、”劇中劇”という形で『えくそだすっ!』とか『第三少女飛行隊』、『ぷるんぷるん天国』とかジャンルがバラバラな作品が登場します。
そこでは『SHIROBAKO』とか描くタッチも変えて、CGとかも使って、「別の作品」を同居させているところが本当に凄い!
「走馬灯」とは少し違うけど。
こうやって、アニメを作る人達が主人公の作品で、様々なジャンルの作品を示してくれると、《アニメの広さ》を改めてしみじみと感じるし、「アニメを見ていて良かったな」と心の底から思います。
それに、色々なパロディとかオマージュが散りばめられているし、登場するスタッフの姿も現実の方々をモデルにしているから、知っているほど面白い作品でもありますね!
2019年に公開されたアニメ映画『HELLO WORLD』は「作品を愛した人」へ向けたものでした。この映画『SHIROBAKO』は「アニメを見る/作る人」へ向けたものなのかな、と感じます。
短い数ヶ月の間に、2つも作品愛溢れる映画を見られるなんて、幸せの限りです!!
「好き」を肯定してくれる!
「好き」を肯定してくれる作品。
そして、「好き」と「人生」が仲良くできるような考え方を少しだけ教えてくれる作品だと感じました!
「好きなこと」と「仕事」の関係をどうしようか悩んだり、難しいと思ったりもするけれど、頑張っているみゃーもり達を見ていると、なんだか気分が軽くなってくる!
「夢に飛び込んで、
夢を仕事にして、
でも、七福神にどれだけ近づけたのかな?」
なんで”それ”が好きなのか。
その”好き”を仕事に出来たけど、どうか。
今、何をすべきなのか。
今、何を忘れてはダメなのか。
今、何を大切にしたいのか。
なかなか線引って難しいし、絶対に譲れないところとか、頑張りどころ、踏ん張りどころ、色々とあるところ。
でも、この『SHIROBAKO』が凄いのは、絶対に「諦める」という選択をしないところ。自分が信じて、皆んなが目指すものに向かって進んでいく姿は、格好いいし、希望です!!
あと、ミムジーとロロが良い!
宮森が迷った時、どうすればいいか分からなくなった時に、「進むべきヒント」を示してくれる存在。「頼れる言葉」を送ってくれる存在。慰めて、応援してくれる存在。
明確な答えは教えてくれないけど、絶妙なタイミングで道を示してくれる2人のセリフは、多分、宮森だけじゃなくて、観客にも届いているのではないかな、と。(少なくとも私はそうでした)
アニメを作る沢山の人!
この『SHIROBAKO』を見ると、つくづく「アニメには本当に色々な人が携わっている」ということを思い知らされます。
アニメ制作に携わる何人もの登場人物がいて、その仕事を紹介しながら描いています。でもエンタメ作品として、誰にでも分かるように特徴や個性をつけた描き方で、本当に凄いです。
劇場版「SHIROBAKO」本編冒頭映像 特別公開中!
「ドーナツの誓い」の5人が好き。
宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりの5人組女の子。
「好きなこと」と「夢」に向かって一生懸命に全力で頑張っている姿を見ていると、とてもキラキラ輝いて見えます!! 楽しそうだし、皆んないい娘で可愛いし、綺麗だし。
でも、楽しいだけじゃない現実。
「好きな仕事できていいね~」なんて言われると、それには反発したくなる気持ち。色々と苦労しているし、頑張っている姿も視聴者は知っています。
だからこそ「ドーナツの誓い」が好き。
忙しい中でも、5人で会う時間を大切にして、お互いに色々なことを話して、フォローして、励まして、応援して、協力し合える関係がずっと続いているって本当に素敵。
この友情だけは壊れないで欲しいし、大切にして欲しいと切に願うばかりです。
アニメのアニメ
アニメを作るアニメ。
アニメ制作業界を描いた『SHIROBAKO』は、アニメ業界の「今」の現状の一面を切り取った作品だと思います。
とはいえ、私自身はアニメ業界に詳しいわけではないので、聞いた話、見た話、読んだ話、という内容ではありますけど。
物事は多面的で、いい面も悪い面もあるので、その全てを描くことは難しいですけど、その一部を描くことはできます。
『SHIROBAKO』は「いい面」を多く描いた作品。
アニメ制作の現場を生き生きと描き出し、制作の遅れやスタッフの雲隠れ、著作権関係の契約などの面では波乱万丈のトラブルが描かれましたけど、基本はハッピーエンドの大団円のいいお話。
一方で、アニメ業界で聞くのは、低賃金や海外委託の話、会社の倒産、制作中止などなど暗い話も色々とききます。
もちろん、その全部を描けるわけではありません。むしろ『SHIROBAKO』はエンタメ作品としてのバランスを保ちつつ、アニメ業界の姿を描くという凄いことをやっているのだと思います!
そして、「ムサニ」も最高!
武蔵野アニメーション。
色々とあるし、イベントも発生するけど、やっぱり笑顔でワイワイと楽しく騒々しく作品を作っている彼らが本当に大好きだと、改めて思いました!
あと、水島監督!!
多才すぎですよ!
今回の劇場版は、かなり色々と盛り込んだ内容でした。で、そのほぼ全てを手掛けているという......。エンドロールを見ていたら、至る所に「水島努」の名前がいるではないですか!!
fhána「星をあつめて」
以降、映画本編のネタバレあり
映画の感想
※ネタバレあり
あれから4年後のムサニ
「むかし、むかし、ある所に『武蔵野アニメーション』というアニメーションを作る村がありました」
ミムジーとロロのやり取りで開始した劇場版。
TVアニメの内容と宮森の活躍を超簡単にまとめた内容で、分かりやすかったし、思い出すキッカケにもなりましたね。
だからこそ、その後が辛かった......。
4年前の賑やかなムサニ。
4年後の閑散としたムサニ。
TV放送を見る会議室に向かった時の、宮森が思い出したワイワイと騒がしい光景が、一瞬にして寂しい様子になってしまうシーン、本当に悲しかったです......。
でも、そこから!
ムサニの真価は、どん底から!
「劇場版をやろう!」
という話が舞い込んできて、宮森がスタッフを片っ端から集めて、脚本を練って、絵コンテを書いて、原画と動画を仕上げて、声優さんが声を当てて。
スタジオ全体が活気づいてきて、昔の仲間が集まってきて、次々にアイデアが飛び出してきて、「ドーナツ5人」も活躍して。
しかも、最後の最後まで「納得できる作品を!」と修正して、手直しして、謝り倒しながらも全員の意思でより面白いものを作ろうとする姿勢。
こういう賑やかなムサニが一番好きだから、最後に観られて良かったです!
アニメを作りましょ♪
月夜の晩。
皆んなが踊りだす!
「作りましょ 作りましょ アニメを作りましょ」
宮森が、様々なアニメのキャラクターと一緒になって踊るシーン。
セル画から3DCGまで古今東西のアニメの手法や描き方が登場して、ジャンルもバラバラのキャラクター達が一緒に踊っているシーン!
凄かった!
最初は宮森がミムジーとロロと一緒に歌っていて、段々と壮大なミュージカルになっていって。「アニメの全部」をギュッと詰め込んだような最高のシーンでした!
ミュージカルって、楽しくワクワクと気分が上がっていくもので、その効果は「アニメ」という自由な表現の中でより伸び伸びと生き生きと動いていたように思います!
何よりも、観ていた私がとても楽しかったのが嬉しいです!!!
歌詞も良かったな~。
特にミムジーの
「目の中のハイライトを大きく」
というのが好き!!
夢に瞳を輝かせるという内容を、「ハイライト」と言うところが、アニメっぽかったから!!
台詞がとても良かった!
アニメだから当然、色々な台詞が登場するけど、『SHIROBAKO』の台詞は欲しいところでとても良い塩梅の台詞を入れるから素晴らしいと思います。
キャラ本人の台詞もそうだし、主人公に対して投げかけられる言葉もそうだし。
まずは、宮森の。
「夢に飛び込んで、夢を仕事にして、でも、七福神にどれだけ近づけたのかな?」
誰もが考えることだと思う。
別に仕事以外でも、「好きなことを頑張って、でも届かない思い」というのは、色々なところに通じるここだと思います。でも、悲観的になっていないところが好きだなーって。
「なぜアニメを作っているの?」
ひとり悩む宮森。
そこに、ロロとミムジーの言葉。
「自分は何がしたい? どうしたい?」
「自信と自負と情熱と野心を持って」
台詞の詳細は忘れちゃったけど、ここの台詞に含まれる言葉が、どれも前向きでとても聞いていて心地よかったです!
あとは、ロロ。
劇場版の向かう先を悩む宮森へ。
「プロデューサーの大切なことは、作品を完成させ、お客さんに見てもらうこと」
ロロって、どこか「星の王子さま」みたい。頑張りすぎてふと忘れてしまったことを、静かに思い出させてくれるところとか。
ムサニの本気、見せたるわ!
まずは、子どもへの「アニメ講座」。
杉江アニメーターとともに、子どもたちへアニメの魅力を教える講座を開いたみゃーもりたち。
なんか、この5人ってところが良い!
子どもたちの扱いも慣れていて、みんな楽しそうだった! しかも、本物の声優さんにアテレコしてもらえるって贅沢過ぎませんか!?
アニメが好きな彼女たちだからこそだろうなって!
それから、時代劇のシーン!
天下の「(株)げーぺーうー」へ乗り込むみゃーもり!
最高だった!
雪の晩、宮森が着物姿で登場。
橋の袂で待つのは、宮井さん。
いざ敵陣に乗り込んで、迫る敵を次から次へと倒して、最後には頭領まで見事に成敗してしまう!
ちゃんと笑える要素を入れながら、目にも止まらない格好良さで描かれたバトルシーンは最高に格好良かったです!
最後、『空中強襲揚陸艦SIVA』。
ダビングした後の会議。
「なんか違う」という感じを皆んなで共有して、「もっと良いものを!」と修正・変更を行うことに同意したシーンはとても良かったです!
最終的な決定を、渡辺社長に一任して、渡辺社長は宮森プロデューサーに、宮森は木下監督へと回す、この意思決定の流れが素晴らしかったです!
映画の最後では、丸々と『SIVA』本編のラストを流してくれて、こういうことを出来るのも『SHIROBAKO』だからだなーと!
そして、エンディング。
映画館が映ったところで、『SIVA』公開よりも、『日野vs.いすゞ』という作品があったことに気づいて爆笑でしたwwwww しかもポスターは完全に『フォードvsフェラーリ』だしwww
「おれたたエンド」も悪くない!
『SHIROBAKO』を観ました!!
本当に、映画館で観られて良かったです!
アニメが好きで本当に良かった!
ちなみに、アニメの感想を書いていたりします(笑)
この映画は、シリーズ初見でも何とか分かるように上手く構成されているので、ぜひ色々な人に観ていただきたいです!(レンタルや配信で全然OKだから!)
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!