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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【アニメ・映画】『空の境界 the Garden of sinners』───映像と音楽に飾られた濃密な物語

 

 

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※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャ&公式サイトからです。


原作を読んだ上での感想です。
若干、原作小説と映画・作品自体の感想が混ざっているかもしれません………。


2017年12月4日

空の境界 the Garden of sinners

 

 

 

 


【一言】

徹底して創り上げられた「魔法・魔術」の生きる世界観が、物語に濃密さを加えている。

作品全体に漂う「暗く重い雰囲気」と「異様な緊張感」が最高に良い!

背景映像の美麗さと、映画を彩る音楽が作品をより素晴らしいものに。






【目次】

 

 


 

 

ストーリー

全7章+3章の「劇場版 空の境界
 空の境界 第一章 俯瞰風景
 空の境界 第二章 殺人考察(前)
 空の境界 第三章 痛覚残留
 空の境界 第四章 伽藍の洞
 空の境界 第五章 矛盾螺旋
 空の境界 第六章 忘却録音
 空の境界 第七章 殺人考察(後)
 空の境界 終章  空の境界
 空の境界 未来福音
 空の境界 未来福音 extra chorus


 魔法や魔術が存在し、魔術使いや魔法使いが存在する世界。

 「式」と「識」の多重人格を持つ少女=両儀式、平凡な青年=黒桐幹也人形使いの魔術師=蒼崎橙子
 彼らを主人公に、不可解な殺人や奇怪な事件を解決していく。


予告動画

 

 


 

 

作品データメモ

監督:あおきえい
制作:ufotable
原作:奈須きのこ 
音楽/主題歌:梶浦由記Kalafina
キャスト:坂本真綾,鈴木健一 and more.
日本公開:2007年12月1日から
配給:アニプレックス
公式サイト

 

 


 

 

感想

感想外観

 この作品は以前に1〜2度観ているのですが、今回原作小説を読んだので、改めて鑑賞&感想を書きました。




 一番最初に事前知識など無しに見たときは「なにコレ……難しい」とお手上げ状態でした(笑)
 時系列はバラバラだし、世界観も単語も、台詞も本当に難解でした。
 でも、原作を読んで観るとそれまでは注目していなかった「言葉」に意識しながら観れるようになりました。




 世界観がとにかく濃密です。
 魔術や魔法、人間の起源や世界の根源……と作品の根幹を成す世界を1から創り上げているから、濃さが凄いです。

 映画版では台詞としてだけしか登場しませんが、それだけでも背景に深い世界がある事で、作品がとても濃く大きいものになっています。



 映画の映像と音楽が最高に凄いです!
 映像は、密度が高くて細かく美しい背景と、滑らかに動くアクションシーンがとにかく凄い!

 音楽は、作品に漂う怪しく暗い雰囲気を見事に表現し、盛り上げるような音楽。
 作品を飾り、主題を歌詞にしたKalafinaの主題歌も素晴らしい!




 その、作品に漂う雰囲気。
 上記のような映像や音楽、作品に満ちる単語などによって、本当に「不吉な雰囲気」が溢れてるんですが、それが嫌な感じじゃないのが良いです。

 そして、台詞も行動も、アクションも色々な所が本当に格好いい!!!

 

 

 

 

数度目の鑑賞

 この『劇場版 空の境界』は数度目の鑑賞です。8章と「未来福音」2章を含めた計10章全部を観たのは1度きりですが、何度か繰り替えし観ている章もあるので、数度目です。
 ただ、最初は全部観てもなかなか理解が出来ませんでした。



 何となくのストーリーは分かるし、「今何をしているか」も理解できたんですが、全体を通しての物語がイマイチ掴みきれませんでした。
 時系列はバラバラだし、台詞の言葉は1つ1つが難しいし、そもそも設定が複雑だし……。




 ただ、今回原作を読んでこれらの問題が一気に解決したように感じます。
 「文字で読む」という事がとても大切ですね。まず一番は難解な台詞を読めるという事です。魔術や魔法に関する単語や用語が多いので、それを文字表記で見れたので、理解が進みました。
小説の感想




 また、原作小説は劇場版と違って省略やカットされる事がないので、丁寧に感じたし、(一度映画観たあとだからか)時系列という点でも大きな疑問は感じませんでした。



 長々と書いて、映画の感想なのか、小説の感想なのか分からなくなりましたが、とりあえず「今回は理解できた」って感じです(笑)

 

 

 

 

 

濃密な世界観

 いやぁもう、本当に世界観が濃いです。
 まず、舞台となる世界に魔法や魔術が存在するというだけで無限の深さを描き出せるわけですが、今作はそこがとても上手です。



 特徴(?)は『ハリー・ポッター』のように魔法・魔術が日常生活に溶け込むように“在るのが当然”という世界で、あたかも普通で当たり前のように描かれている訳ではないという点と、魔法・魔術を表面的に描いているのではないという点だと思います。

 魔法・魔術の存在をその性質や分類、さらには根源や起源など根本から創り上げており、既に一般に認知されているような魔法・魔術に概念を用いるだけではなく、様々な作品の概念を取り入れながら、作品の為に一から創り上げている感じがしました。

 だから、それだけ世界観は濃くなるし、説明や解説といった台詞も多く難しくなるのは必然なのでしょうね。




 そして、原作を読むと分かりますが、その台詞も全ての説明を網羅しているわけでは無いのが当然です。それでもこの作品の雰囲気を醸し出せるのは、やはり背景にある設定の密度が影響しているんだろうなぁ〜と思いました。



 世界観の構成の要因になっていたものの1つは「丁寧な映像」だったと思います。

 ドアを開けたり、コーヒーを飲んだり、髪の毛の揺れや手,表情の細かい動きなど日常の些細な行動を省略せずに描いていたから、映画全体に「リアルさ」が追加されたと感じました。

 その結果、現実とかけ離れたはずの魔法・魔術の存在もリアルに感じるのかなぁ~と思いました。



 

 

 

 

密度の高い映像

 「雰囲気を描ききっている」ように感じるほど、とにかく映像が綺麗です!

 作品に満ちる怖さとか暗さのような雰囲気を見事に映像にしていましたし、それ以上に見せ方が上手だと思いました。観ていて「あぁ、格好いいな」と思うような構図や描き方が多かった印象です。

 まずは背景の緻密さを“感じ”ます。遠景のビル群とか、古びた廃墟とか。
 普通に映画を観ているだけなのに、「あぁ、綺麗だな」って“感じる”程に綺麗です。




 リアルさという部分が大きいと思いますが、その他に「線」と「細かさ」が印象的でした。
 「線」はそのままなのですが、特に人物の輪郭を描く線がシュッとしてて、凛とした印象を受けました。

 
「細かさ」はビルの明かりとか、血飛沫とか細かい演出が本当に綺麗でした。



 それから、無形物の描写もとても綺麗でした。
 雪や雨、水、そして飛び散る血や流れる血液。他にも妖精や魔術に関する映像も綺麗でした。




 これは完全に私の好みですが、グロテスクなシーンや残酷な描写をしっっかりと描いてくれていて嬉しかったです。

 血に塗れた墜落死体、バラバラにされた遺体、関節が捻れる痛々しい描写、レイプの場面、腐敗した死体.....等など。 正直、観ていて「うっわ.....マジかよ」と気分悪くなるようなレベルのものまでありましたが、良かったです。




 あとは、アクションシーンですね。
 主人公の両儀式が走ったり、飛んだり、ナイフで斬りつけたりする動きがとても滑らかで、また素早いんです。

 特に式のダッシュ直後のスピード感がめちゃくちゃ格好いいです!!

 

 

 

 

雰囲気を醸す音楽

 音楽がBGMになっているというか、ほぼ主役級に主張してくるんですよ(笑) でも、その音楽がこれまた素晴らしい!!


 音楽、本当に凄いです。よく「映画に彩りを加える」なんて表現をしますが、まさしくそれですよ。まぁ、今作の場合は「彩り」ではなく「怪しさ」ですけどね(笑)


 劇中でBGMとして用いられている音楽は、どれもメロディなど所々似たような、テーマ曲を変えたような曲が流れているので、無意識的に7部作でも「この作品を観ている」って気がしてきます。

 また、女性ヴォーカルの入った劇伴がもう最高に好きすぎます(笑)
 コーラスの歌声は本当に綺麗だし、まぁそれに尽きるんですが、とにかく綺麗です!



 主題歌を歌うのは梶浦由記さんがプロデュースする女性ヴォーカルユニットの「Kalafina」。

 もちろんその歌声は綺麗だし、ハーモニーも抜群です。でも、それ以上に凄いのは主題歌そしてエンドロールに流れる歌の歌詞が作品の主題や世界観にピタリと一致している所だと思いました。
 聴いていると、どこか1フレーズだけでも「あっ....これは」と思わっせるような歌詞や単語が入っています。

以下は公式のMVです。
oblivious(第一章 俯瞰風景)

sprinter(第五章 矛盾螺旋

fairytale(第六章 忘却録音

seventh heaven(第七章 殺人考察(後))



 

 

 

 

 

雰囲気&格好良さ

 この作品の何が好きって、雰囲気かもしれないです。全編に渡って暗い雰囲気や、怪しさ・異常さが漂っているにも関わらず、どこか美しさを感じさせるような。



 飛び散った血とか、荒れ果てたビル、錆びた建物や汚れた部屋など、不吉な印象を抱かせる舞台や装飾が多いのに、それが何とも心地良いというか……。




 それから、格好いいですね!!
 主人公や登場人物が語る台詞や言葉、アクションや立ち姿、決意や覚悟など至るところに「格好いい」が隠れてます!

 それに、台詞に込められた覚悟や想いがストレートに伝わってくる所、回りくどい事を避けるような言動が登場人物たちの純粋さというか、何と言うかを表しているようで大好きです。



 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 

 


 

 

 

ネタバレあり感想

 

第一章 俯瞰風景



ストーリー

 女子高生がビルから飛び降りるて死亡する、連続墜落死事件が世間を騒がせていた。

 同時期、黒桐幹也が昏睡状態に陥ってしまっていたが、それがこの事件の関わっていると考える両儀式蒼崎橙子

 式は黒桐を取り戻すため、現場となった巫条ビルに向かい、そのの屋上で浮遊する8人の幽霊を目撃する。
予告動画

 

 

感 想
 物語の感想としては、初めて観た時、黒桐幹也がなんで昏睡状態なのかが一番分からなかったです。原作の助けもあって、今回は理解できました(笑)


 気持ち悪いまでにグロテスクで細かく描かれた少女たちの墜落死体が、嫌悪感を抱きたくなるくらいにグロテスクで、でも好きな雰囲気でした。



 屋上で戦う式、彼女の身体能力には驚かされるばかりですが、それを描く映像も本当にすごいなぁ〜と。
 連続で浮遊する少女らを殺して屋上を走り、飛ぶ場面の疾走感が凄い!!
 特に、着地後に水溜りの水が飛び散る場面が最高に格好良かったです!!

 

 

 

 

第二章 殺人考察 (前)



ストーリー

 高校に入学した黒桐幹也が出逢ったのは、私服として着物を纏う少女、両儀式だった。
 周囲から浮いているその少女に、幹也は話しかけ、距離を縮めていく。

 そんな中、連続した猟奇殺人が発生して世間は動揺を隠せないでいた。
 幹也は、式の行動の異変に気が付き、彼女が事件に関わっているのでは無いかと考える。
予告動画

 

 

感 想
 何気ない高校生活と、巷で起こる猟奇殺人のコントラストが非常に強い。事件によって段々と日常が侵食されていく感じがとても良いと思いました。
 式が連続殺人の犯人なのではないかと観客が雰囲気から感じとれる部分が、語らずに説明する感じで良かったです。



 描かれる血まみれの死体や、シャワーのように地を噴き出す死体などの“怖さ”が凄いし、でも流れる血はどこか綺麗。
 地面に流れた血を唇に塗った式の姿が、あまりにも美しかったです。



 黒桐くんが向ける真剣な信頼とか、一途な恋模様とか、織とのデートとかって異常さを感じ得ないような、普通(?)の日常が描かれてるような気がして嬉しかったです。

 

 

 

 

第三章 痛覚残留



ストーリー

 路地裏にたむろする不良たちに捕まって乱暴を受ける少女。数々の乱暴の後、彼女はナイフで腹部を刺されてしまう。

 翌日、その不良らが“捻じれ死んでいる”というニュースが報道される。
 そして蒼崎橙子の元には「犯人の保護もしくは殺害」という依頼が舞い込む。 
予告動画

 

 

感 想
 「捻れる」という表現・描写はただのグロテスクさだけでなく、被害者の悲鳴や異常な角度に曲がった手足などが観ている人に「痛さ」や「不快感」を与えるから良いですよね。被害者の響く悲鳴がさらに痛さを増しているようです。

 あと、藤乃に対するレイプのシーンがとにかく凄かったです。劇場版とはいえ、ここまで描いていいものなんだなぁと。



 この作品でも、それから最近だと『Fate/Grand Order』のCMでも印象的な「生きているのなら、神様だって殺してみせる」という台詞と同時にナイフを突き出すシーンが格好いい!

 浅上藤乃に向かって走り、腕を犠牲にしてもなお態勢を崩さない式が本当に凄い。藤乃の「なんて出鱈目な人なんでしょう」って台詞に共感です(笑)


Fate/Grand Order CM



 原作小説を読んでいても、劇場版を観ていても感じたのは「浅上藤乃って間桐桜に似ているな〜」という事。

 弱々しかったり、乱暴をされていたり、「先輩」という呼び方や、先輩への恋……などが似ていると感じるんですかね?(『Fate/saty night』をプレイしてないので分かりませんが)

 

 

 

 

 

第四章 伽藍の洞



ストーリー

 自動車事故で昏睡状態となった両儀式。2年の月日が流れたある日、彼女は目を覚ます。
 しかし、その目が映し出したのは、人や花など万物に現れる“線”だった。

 魔術師、蒼崎橙子は彼女のその力が、万物の“死”を視ることのできる「直死の魔眼」だと見抜く。
予告動画

 

 

感 想
 式の持つ「直死の魔眼」や関係する世界観の説明、魔眼の使用など沢山の見どころが詰め込まれていて、全章の中でも特に好きな章です。
 事故の後にどうなったのかや、直視の魔眼の発生など大切なものが多いですから。



 まず、何よりも式のバトルシーンが最高に格好いいです!
 死体に乗り移った悪霊が彼女を襲い、「なにを躊躇う!」と窓から飛び降りる式。そして目に巻いた包帯をほどき、果敢に“それ”へ立ち向かう姿が格好いい!



 2年間ずっと見舞いを続ける黒桐の強い想いや、橙子さんの優しい姿、説明をする橙子さんの格好いい姿など登場人物たちの色々な姿を見れたのも良かったです。

 

 

 

 

第五章 矛盾螺旋



ストーリー

 両儀式が出逢った赤髪の少年、臙条巴は自身の両親を殺したと訴え、式のアパートに身を寄せる事になる。

 一方、蒼崎橙子の耳に入ったのは、埋立地に建つ小川マンションの噂だった。現地を見た彼女は、半月型の建物を左右合わせて円型を成すそのマンションに、異様な仕掛けが隠されている事を見抜く。

 「根源の渦」への到達を目指す魔術師と、「直死の魔眼」を持つ両儀式の螺旋が絡まり始める。
予告動画

 

 

感 想
 初めて観たときは全章の中でも特に分かりにくかった今章。だって場面はコロコロ変わるし、時系列も視点も変わりまくるんだもん.............。でも、原作を読んで、改めて観直すと理解できました。



 時系列が混ざり、話の視点が移り変わるのがとても難しいですが、終盤になるに連れて繋がっていく感じがしました。思い返せば、私はこうして最後に全てが分かる感じがするから、時系列がバラバラの作品が好きだったんですよね。

 また、その場面を切り替える方法が、ドアノブや扉の開閉などとスムーズに、綺麗に移り変わっていて印象的でした。まるで映画やドラマのような演出でした。



 映画の最後、黒桐の部屋の鍵を要求する時の式が可愛すぎて!!!!!

 

 

 

 

 

第六章 忘却録音



ストーリー

 お嬢様学校の礼園女学院で妖精に記憶を盗まれるという不可解な事件が発生し、解決依頼が蒼崎橙子に舞い込んだ。

 黒桐幹也の妹で学園に通う、黒桐鮮花が師匠である橙子から調査を命じられ、両儀式と共に事件解決を目指す。
予告動画

 

 

感 想
 冒頭、星の日周運動が綺麗!
 そして、鮮花のウインクが可愛すぎる!!!!



 黒桐鮮花が主役の今章、とにかく可愛くて面白いから好きです。今までの章とは雰囲気がガラリと変わって明るい感じです。
 やっぱり鮮花が主人公だから視点と語り口調が違うので、小説でも劇場版でも明るい印象です。個人によって見ている世界って違うんですね。



 お兄さんに恋をしている鮮花の色々な反応が本当に面白いし、なんだかんだで式と鮮花は良いペアですよね(笑)

 

 

 

 

第七章 殺人考察 (後)



ストーリー

 2月、2年前の事件を彷彿させる、バラバラにされた死体が発見される連続殺人事件が発生していた。
 黒桐幹也両儀式の手によるものではないと信じつつも、疑惑を振り払えないでいた。

 黒桐は自らの手で調査を始め、式もまた殺人鬼を探しに街の裏路地へと消えていった。
予告動画

 

 

感 想

 人の命を奪うという行為がいかに駄目な事なのか、黒桐の台詞や、式が心に留めている祖父の言葉から伝わってくる。
 「人は一生に一人しか殺せない」
 「先輩を殺したら式、君を許さない」
 「君を背負っていく」



 黒桐の死を告げられた式が、彼の血がついたナイフを優しく抱くシーンがとても良かったです。
 最後、人を殺した式を黒桐が優しく包み込むシーンが、不器用な者同士で互いを埋め合うようで、とても良かった。

 

 

 

 

終 章 空の境界



ストーリー

 雪の降る夜、黒桐幹也は街が一望できる高台で着物姿の女性に出逢う。

 彼女は、自身が「式」でも「織」でもないと言い、そして自身と両儀式/織の事を語りだす。

 

 

感 想
 30分間ずっと黒桐と両儀式の会話が描かれるだけなのに、とっても美しい章でした。
 しんしんと雪が降る中で重ねられる会話は、難しいですがスッと頭に入っているような。



 でも、両儀式の美しさに見惚れて、映像に見入ってしまうと会話がBGMのようになってしまって頭に残らなかったり。

 

 

 

 

空の境界 未来福音



ストーリー

 黒桐幹也は、街で問題に巻き込まれていた一人の少女と出逢う。喫茶店で彼女は未来が視えると語りだす。

 一方、両儀式は爆弾魔を追っていた。覚えてないまま襲撃の的とされた彼女は爆弾魔を確実に追い詰めていく。
予告動画

 

 

感 想
 まず、登場する女性キャラクターが可愛くて、美し過ぎます!
 静音ちゃんは一人語りと表情の変化が可愛いし、大人になった式は美しい。そして、両儀末那が猛烈に可愛すぎる!!!!



 これまでは過去や生死についてのお話でしたが、この章は未来の話。未来視で視える未来は確定したものでも、恐れるものでも無いという“明るい前向き”な物語で好きです。

 黒桐の諭し方が上手すぎですよ.....。優しい話しかけや、手品(?)を使ったり。



 主題歌の『アレルヤ』の冒頭「♪未来は君に優しいだろうか」って部分が作品にあっているようでいいと思います。


 ...............未那が可愛すぎる!!!!!!

 

 

 

 

空の境界 未来福音 extra chorus



ストーリー

 夏、浅上藤乃との対決の後、黒桐幹也両儀式に1匹の黒猫を預かるよう頼む。

 秋、巫条ビルから飛び降りて自殺した友人に献花をしに来た礼園女学院の少女は、そこで盲目となった浅上藤乃と出逢う。

 冬、黒桐幹也両儀式は初詣をするため、2人で神社へと向かう。

 

 

感 想
 黒桐の黒猫が式と似ているというのに同感です(笑) なんだろ、そっと黒桐を待つところとか、1つのことに執着する所とかが似ているんですかね? ベッドの上での仕草とかも似てる!



 浅上藤乃は式に病気を“殺して”もらって、能力も消えたと思っていたけど、結局はまた現れたのという事ですよね………。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 今年2017年の12月で『空の境界』が公開されてから10周年だそうです。
 この時期に合わせて原作読んだり、劇場版を見直したわけでは無いのですが、偶然時期が同じでした。
 特設サイトが設けられて、10周年を記念したイラストも公開されています。



以下、10周年記念メインビジュアル

 

 

 

 正直、今回の感想は自分でも何を書いているのか分からなくなりかけました(笑)
 最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!