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『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【原画展】『若おかみは小学生! 公開記念原画展』感想&レポ:温かさ薫る、原画展。

2018年10月7日訪問

 
【一言】

話題のアニメ映画『若おかみは小学生!』の原画展です。
展示されていた資料はどれも温かく、丁寧で。
そして映画のシーンを思い出しては様々な感動が沸きあがってくるような、素晴らしい原画展でした!

 
【Twitter140文字感想】

 

 

 

 

原画展&作品の概要

 

原画展概要

 

全20巻、累計発行部数300万部超の大人気児童文学小説の初のアニメ映画化を記念し原画展を開催いたします!

(有楽町マルイサイトより)

公式Twitter

会場:有楽町マルイ 8Fイベントスペース
会期: 2018年9月20日(木)~10月8日
HP:公式サイト

 

 

 

作品紹介

両親を亡くした小学生の「おっこ」こと関織子は、祖母が営む温泉旅館に引き取られることに。そこでおっこは、旅館の若おかみになることになり、仕事や作法などを学ぶ。
 そんな中、おっこは旅館に古くから住み着く男の子の幽霊「ウリ坊」や、遊びにくる女の子の幽霊「美陽」ら、そして宿に泊まるお客さんを通して、おっこは成長っしていく。

予告動画

 

監督:高坂希薄太郎
制作:マッドハウス
原作:令丈ヒロ子
主題歌:藤原さくら「また明日」
キャスト:小林星蘭, 松田颯水 and more.
上映時間:94分
日本公開:2018年9月21日
配給:GAGA
公式サイト

主題歌:藤原さくら「また明日」

 

映画の感想

 

 

 

 

 

全体感想

 

 感想書くのが随分と遅れましたが、『若おかみは小学生!』の原画展に行ってきました!
 アニメ映画の方ももちろん鑑賞しまして、その内容の素晴らしさに負けず劣らず、背景やアニメーションの美しさが非常に印象的でした。そんな『若おかみは小学生!』の原画展、とても良かったです!




 簡単な内容紹介を。
 主人公の「おっこ」こと関織子は、両親を亡くしてしまい、花の湯温泉街で旅館「春の屋」を営む祖母に引き取られ、旅館の手伝いをしながら、幽霊のウリ坊・美陽・鈴鬼、ライバル旅館の娘=秋野真月。そしてお客さんとの出会いを通し、おっこが成長する姿を描く作品です。




 色々な資料が展示してありましたが、どれを見ても印象的なのは「おっこの表情」でした。
 劇中でも、元気いおっこが顔いっぱいの笑顔を浮かべたり、変な格好で驚いたり、泣いたり、心配したり......と本当に色々な表情を見せます。そんな彼女の表情は、「資料」としての静止画で展示されていたり、設定資料ボードなどでじっくり見れば見るほど、その豊さに驚かされました。

 ラフ画(?)の時点からすでに、おっこの表情は描き分けられていて、笑った顔、思いつめた顔、笑顔と泣き顔......などむしろ映画本編以上に彼女の気持ちまで伝わってくるようでした。




 アニメの原画展は色々と行っていますが、本展はとても良かったです。
 というのも、本編の内容が素晴らしくて、印象的な場面や台詞がいくつも登場して、もちろ映像も丁寧に綺麗で素晴らしく、映画自体がいい作品でした。そんな「いい映画」を構成する作成要素の展示なのですから、良いのは当たり前ですが!

 展示されていた資料を見ると、どれもそのままでとても綺麗。なかなか上手く表現出来ませんが、他の原画展やアニメ資料展と比べて、中身が詰まっているというか、資料1つ1つの価値?クオリティ?が濃かったというか。もしくは、私自身の満足度が高かったのかもしれません。

 デパートの展示コーナーという小さな空間ではあったものの、展示は非常に多く、内容も充実していて、とても良かったです!




 映画本編を見て思ったのは「背景とかジブリに似ているな」という点。
 原画展を見て思ったのも「(展示資料)全体的にジブリ感あるな」という事。


 それもそのはず。今回の映画を作り上げている代表的なスタッフの多くは、ジブリ作品を手掛けた方々なんです!
◆監督:『ナウシカ』『ラピュタ』等ジブリ作品の原画参加
◆脚本:『猫の恩返し』『ガルパン』等の脚本担当
作画監督:『アリエッティ』『コクリコ坂』等の作監担当
◆美術設定:『思い出のマーニー』場面設定を担当
美術監督:『ポニョ』『おおかみこどもの雨と雪』背景担当
色彩設計:『電脳コイル』『パトレイバーREBOOT』色彩設計



 ラフ画の色使いとか、美術ボードの緑の感じとか、まさにジブリです!




 これは完全にネタバレなので詳しくは書けませんが。
 映画本編の中でも印象的なシーン・衝撃的な場面がいくつかあります。
 そのシーン・場面の資料が何点も並べてあって、見るだけでその場面を思い出して辛かったです.....。


 映画冒頭の衝撃、「若おかみになる」と宣言した場面、車の中でのショック、ケンカと仲直り、鯉のぼり。 書き出したらキリがないくらい、言いシーンが沢山で、それらの資料も素晴らしかったです!
以下は予告動画です。ぜひ、映画を観て下さいな!

 

 

 

 

展示紹介

 

 展示紹介ということで、撮影した写真を並べていきながら、ちょくちょく感想を書いていきます。

 そして、「映画の内容の重要なネタバレ」を含むので注意してください!
 そもそも、展示されていた資料にネタバレがありましたし、感想で触れるでしょうし。

 

 

コンセプトボード(?)・ラフ画(?)

 

 こういう資料をなんと呼ぶのか詳しく知らないので「?」付きになってしまいますが、コンセプトボードやラフ画のような資料の展示です。

 色遣いがどれも淡くて、とっても綺麗でした!(なかなか写真では上手に撮影できませんね......) パネルに印刷したものも展示してあったので、そちらも併せて掲載します。



 鯉のぼりのシーン。
 このシーンは色彩に溢れていて本当に綺麗だったし、「空を飛ぶ」という疾走感に満ちた爽快なシーンでもあって、作品の中でも鮮やかさで印象的なシーンでした!



 占い師のお姉さん「グローリー」さんとのドライブの一場面。
 動機が激しくなり、事故のことがフラッシュバックするおっこの姿、必死で人形を握る手に力が入り、固く目をつぶる彼女。見ていて、本当に辛かったです......。



 「見えなくなって行くウリ坊と美陽」
 いつか別れが来るのは薄々感じていたけど、いざその兆候が現れ、本当に消えていく2人と残されたおっこの様子、「可哀そう」としか言えないのが本当に申し訳ないと思います。



 鉛筆で書かれた薄い字、下のイラストの中で男性が喋っているのは「家族を巻き添えにしちまってな」という言葉。
 このシーンの前から少しずつ怪しい空気が漂い始めていましたが、映画の中でも、男性のこの台詞が発せられた時の衝撃は言葉に言い表せないものでした。



 以下のイラスト、付けられた題名は「ウリ坊のプレゼント」。
 御神楽の時が別れの時。2人との別れに際して、おっこの顔がとても満ち足りた表情だったのがとても印象的で、「良かった」と心底思いました。



以下、その他のコンセプトボード? ラフ画?の中から、私が撮って抜粋した写真です。

 

 

 

美術ボード資料

 

 最初の感想部分でも書きましたが、ジブリ作品を作り上げたスタッフたちによる、美しい美術資料です。あまり枚数がなかったのが非常に残念でした.....。

 

 

 

絵コンテ資料

 

  絵コンテは、非常に読みやすかったです。(他アニメ原画展とか行くと、結構ぐちゃぐちゃなのとかあたりして 笑)

 そして、原画は映画の序盤部分からでした。絵コンテに「Aパート終わり」と書いてあるので、Aパート部分はおっこが学校に行き、帰宅時にあかね君と出会うまでのようですね。



 下の絵コンテに描かれている、おっこの独特のポーズ。これが本当に印象的で、一緒に彼女の驚く声も聞こえてきそうなほどに勢いと感情に溢れたシーンです。

 

 

 

キャラクター資料

 

 ようやくここで気が付くわけですが、資料からすらも感じる「独特の温かさ」の理由の1つは画材にあるのかもしれないですね。
 普通のTVアニメとかだとデジタル着色のイメージが強く、事実、他アニメの原画展でもそのような資料が多い気がします(「キャラ設定資料」と「キャラ原案イラスト」のような違いがあるでしょうから明確にそうとは言い切れませんが)

 こうして、人の手で絵具?のような水彩で描かれると、温かさがとても伝わってきます!

 

 

 

その他展示資料

 

 以下は、「その他の展示資料」としてまとめて掲載してしまいます。

 まずは、インタビー等の文字資料から。
 主人公のおっこを演じた14歳の小林星蘭さん。彼女の演技は本当にすごかったですが、彼女自身が原作本を読んで育ったのですね。一方で監督のコメントはなんだか難しい......。
 インタビューの内容は公式サイト(こちら)にも掲載されているので、ぜひ読んでみてください!




 あとは、劇場チラシ(?)や監督のサイン色紙などが。
 一応、文科省の推奨対象は「少年・家庭向き」ということだからか、チラシの内容も児童向けでした。




 他には......映画の中らしく、幽霊のウリ坊や美陽ちゃんが宙を飛んでいました!
 TVアニメのDVD&Blu-rayディスクのパッケージが一枚絵になっているらしく、その長いイラストも展示してありました!




 展示内容に関してはこんなところでしょうか。
 なんだか、引き際がぱっとしなくてスイマセン......。

 とにかく、数あるアニメ原画展の中でも特に素晴らしい内容だったことは確かです! もちろん、作品も良作なのでぜひご覧ください!

 

 

 


 

 

 

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 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!