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【アニメ映画】『きみと、波にのれたら』:湯浅政明監督らしい夏の眩しさと水の透明度が踊り出す!

 

 

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※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。

2019年6月26日鑑賞

きみと、波にのれたら

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 

【評価:3.4/5.0】

 
【一言】

湯浅政明監督の最新作!
眩しい夏の日差しと透明な水の青さが気持ちいい!

「恋人の死」という重めな物語。
けど、独特の“ポップ”なアニメーションが爽快さを醸して相性抜群!


【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

【目次】

 

 

STORY&STAFF

 

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。

お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。
映画公式サイト

予告動画

 

 

監督:湯浅政明
脚本:吉田玲子
制作:サイエンスSARU
音楽:大島ミチル
主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「Brand New Story」
キャスト:片寄涼太, 川栄李奈 and more.
上映時間:96分
日本公開:2019年6月21日
配給:東宝
公式サイト

 

 

 


 

 

 

映画の感想

 

感想外観

 

 楽しみにしていた湯浅監督の最新作!
 『夜明け告げるルーのうた』が素晴らしかったので期待大でしたが、とっても面白かったです!

 出来れば、あと1ヶ月程遅い時期に観たい、夏真っ盛りの青春映画でした!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 《恋人の死》という物語。
 正直、観る前は「内容が重くない?」と心配してました。

 けど、全然そんなことはない!
 映画全体の明るさが眩しくて、湯浅監督の独特なポップ(≒軽い)演出や表現もあって、物語の構成も絶妙な塩梅で、観やすく面白かったです!

『きみと、波にのれたら』港&ひな子の歌シーン




 登場人物と物語のテーマが最高でした!

 テーマは「海」と「波」
 波乗りが大好きなサーファーの女の子は、何をやっても失敗ばかりで上手く“波”に乗れない。


 海の「波」と、陸の「波」を合せたようなテーマの描き方が素晴らしかったです!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 物語に関しては一長一短というところ。

 恋人としての《幸せな時間》と、彼氏の死を嘆く《悲しい時間》の配分バランスが絶妙で、一方的に暗くならず、むしろ楽しくて、彼女へ声援を送りたくなるような前向き志向の物語だったのが良かったです!

 一方で、大学生「リア充の日々」を延々と見せられたのは、意外と辛かったです(笑)



 映像はまた新しい、いい感じの表現でした!
 一つの映画の中で、「現実」と「非現実」が融合しつつも棲み分けていた感じ。

 背景や日常生活は比較的リアルで細かい描写であり、一方で湯浅監督らしいポップで楽しいアニメーション表現も躍るように元気よくて、視覚的に良かったし、物語内容的にも良かったです!

 あとは、人物の「動作」というものが本当に細かく丁寧に描写されていて、驚きでした!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 音楽は……ちょっと微妙かも。

 いや、大島ミチルさんの劇伴は完璧!
 映像に合わせて、リアルとファンタジーを上手く使い分けたBGMが軽快で印象的でした!

 ただ、主題歌が……ねぇ。
 EXILE系のグループ?なんですが、個人的には嫌い。しかも劇中で何度も流れるし…。まぁ歌詞はとっても良いと思うんですけどね。

GENERATIONS from EXILE TRIBE / Brand New Story (Music Video)

 

 

 

 

“重篤”と“軽快”の絶妙バランス!

  

 予告が重そうな展開じゃあないですか。
 恋人の海難事故、水の中に現れた彼氏、周囲の人間からの言葉、火事……etc. と非常に重たそうで暗い雰囲気の作品はないか、と心配していたのが、鑑賞前の正直な気持ちでした。

 けど、実際に本編を観たらまったく違いました!
 ぜひ、この点は色々な方に布教したいです!

「きみと、波にのれたら」本編映像 5




 確かに、実際に物語の核は《恋人の死》です。
 けど、それを包む物語や、湯浅監督のアニメ表現、画面構成等の様々な部分が《明るい夏》を演出していて、バランス配分完璧でした!

 物語の構成的にも、全編で悲観に満ちた暗い内容ではなく、恋人二人のラブラブな“リア充”生活を描いたりと、いい塩梅!


 あと、映画それ自体の「明るさ」が高めです。

 カメラの露出が高めというか、真夏の日差しの強さが感じられるような、そんな光量だったので、アニメ映像=映画全体が明るい雰囲気に満ちていました!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 



 それから、湯浅監督の独特なアニメ表現。
 同じ海を舞台にした監督の『夜明け告げるルーのうた』をイメージすると分かりやすいと思います。

 有象なものの輪郭を溶かすような表現や、生き生きと躍動する波の表現、柔らかい線で描かれた人物等、「軽快」とか「ポップ」とかの印象がピッタリのアニメ映像が画面の中で踊ります!

 暗めのテーマでも、この表現だからこそ、湯浅監督だからこそ、この雰囲気やバランスを保てたのだと思います!

『夜明け告げるルーのうた』予告映像

 

 

 

 

「波」と「海」のテーマ最高!

 

 物語の核は《恋人の死》で、
 テーマは「波」と「海」かなぁと。
 それは、主人公のセリフを聞いていてもそうだし、映像を観ていてもそう思います!


 物語の作り方、台詞の文言が非常に上手いなぁっと!
 挙げたテーマの使い方や解釈が上手くて素敵で良かったです!



 「波」

 一義的には、「海の波」ですよね。主人公はサーファーで、波乗りが大好きな大学生の女の子。キラキラ輝く笑顔が眩しいです!

 そして、もう一つは「人生の浮き沈み」という意味。“波がキテる”とか言うように、「陸の波」としての“流れ”までをも物語や台詞に組み込んでいて、素敵だなって!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 「海」……と、いうか「水」

 死んだ彼氏が水中に現れるストーリーなので当然かもしれませんが、「海・水」もテーマの1つになっていると私は思います。
 さらに言えば、湯浅監督は「水」を「主人公」に昇格させるような表現で描き、水への注目と活躍を集めている点も、テーマなんだろうなぁって!


 これがまた、とにかく夏らしいし、気持ちいいし、楽しいしで最高でした!
青い海と白い波しぶきの色合いが最高に綺麗だし、水の特徴的な透明感や水色、、ゆらぎや造形がいい感じなのです!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 あとは、「舞台」としての海。

 恋人が死んだ海難事故の舞台は海で、その2人がデートするのも海で、サーフィンをするのももちろん海。

 物語≒人生の重要な部分に「海・水」がいる/あるというのも、物語の特性であったとしても、良かったです!

 

 

 

 

明るさ眩しいリア充物語!

 

 上でも少し書きましたが、物語のバランスが絶妙で良かったです!

 明るい雰囲気たっぷりで、しかし突然の別れと暗い空気が流れ込み、さらに死んだ恋人との再会に、周りの友人との関係と、色々なものがテンポよく綺麗に詰まっていたと思います!



 まず、2人の幸せな時間。

 大学生・海・夏・サーフィン。
 夏真っ盛りで「青春」真っただ中の生活!

 大好きな音楽とともに、軽快なテンポで描かれる出会いから恋人への道、デート…と2人で凄く時間が流れるように描かれて、けどその間の時間的な密度はとっても濃いと感じさせる物語。

 観ているコチラまで楽しくなってくるような、ウキウキの物語がいい感じです!

初々しいデートシーン公開 映画『きみと、波にのれたら』本編映像




 そして、恋人の死。
 大好きな彼氏の死は悲しいし、
 サーファーの彼女にとって、海での事故は辛いもの。

 この「死/事故」を観客は事前に知っています。
 なので、「衝撃」のようなものは薄いのですが、「悲しみ」とか「どうしたら…」と途方にくれる感覚がとても伝わってきました。

 けど、ここでも「絶望のどん底」に落とすのではなく、「死を受け入れたくない」という方向での描写・物語だったのが良かったと個人的に思います。
 主観的な感想ですが、死を嘆くよりも悲しみが伝わってきたように感じました。

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 さらに、そこからのリスタートが最高!

 水の中に現れた彼との関係や時間の過ごし方がとても良かったです。
 ネタバレなので書きませんが、映像とともに楽しんでほしい!



 物語で一つ悪い点を言えば、「リア充すぎる!」(笑)

 幸せなのはいいことですが、他人のラブラブをずっと見せつけられるというのは、なかなか辛いものがあります(笑)

 正直、このあたりは少しモヤモヤ・イライラした部分でもありました(笑)
 普通のアニメみたいな「ラブコメ」ではなく、「恋人生活」として描かれていたからでしょうかね。

「きみと、波にのれたら」クリスマスデートシーン映像

 

 

 

 

波しぶき気持ちいいアニメーション

 

 やっぱり、湯浅監督の表現と演出って大好きです!

 なんというか、画面の中のモノが踊り出すというか、溶けて混ざり合うような独特の魅力があると思います!
 何度も作品名を挙げていますが、『夜明け告げるルーのうた』の表現が本当に印象的だし象徴的で代表的でもあると思います!

湯浅ワールド全開の本編映像公開!
『夜明け告げるルーのうた』




 本作では、「現実」と「非現実」の境界が曖昧に。
 だからこそ、「死」の物語をこんなにも明るく爽やかな映画に仕上げられたのだと思います!

 まず印象的なのは「キャラクター」です。
 ひと目で湯浅監督のものだと分かる、特徴的な絵ですよね!

 写実的ではなくて、強調や省略が加わるし、人間離れした描写もあって、でもそれが面白い! しかも本作では「動作」が丁寧で滑らかで、それが現実感を醸し出していました!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 また、「水」の表現は抜群に上手いですよね!

 まるで生きているみたいに躍動感たっぷりで、「私が主人公」と言わんばかりにシーンを盛り上げて、画面を飾る楽しいキャラクターとして描かれているようにも思えました!

 ネタバレなので詳細は避けますが、いいシーンがたくさんありました!

 

 

 

 

素敵なキャラクターと残念な声

 

 本作で凄かったのは、主人公以外のキャラクターに関する「物語」も間接的にしっかりと描き出されていた部分だと思います。

 舞台はもちろん主人公の2人を中心に回っていくのですが、そこに登場するサブキャラクターに対してもしっかりと「物語」が付与されていて、やんわり間接的に、しかし観客に伝わる確かさで描かれていた脚本が凄いと思います!

 “彼女”の目線や表情とか、“彼”の言動とか、風景や背景の中に溶け込む“人々”の物語とか、全体が丸い円(縁)で繋がっているような感覚が大好きでした!



 個人的には、主人公の元気で頑張り屋の女の子「ひな子」も良かったですが、主人公「港」の妹「洋子ちゃん」が可愛くて好きでした!



 ただ、「声」は残念でした。

 ひな子を演じられた川栄李奈さんの演技は、エネルギッシュな大学生らしい前向きなトーンでとっても良かったです!

 一方で、港役の片寄涼太は酷かったです。
 EXILE系グループのメンバーなのですね。演技は最悪です。棒読みも甚だしく、主人公なのに感情が一切籠もっていなくて、聞いていてウンザリでした……。

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 

 

 

 

 

嬉しい劇伴と最悪の主題歌

 

 最後は音楽に関して!

 タイトル通り、劇伴は最高だったのですが、主題歌が駄目でした……。



 劇伴は大島ミチルさん!
 『リトルウィッチアカデミア』や湯浅監督『夜は短し歩けよ乙女』で劇伴を手がけた方で、今回もそのファンタジー感たっぷりの音楽が最高に素敵でした!

 現実感ある音楽と、どっぷり空想に漬かる音楽との使い分けが本当に上手くて、気分を乗せるのがとっても楽しいBGMでした!



 一方で問題の主題歌
 劇中で何度か流れるのですが、最初に聞いた時は鳥肌が立つほど嫌いでした。ひと聞きで「あ~EXILE系ね。」と分かるあの感じです。

 歌詞はそれなりに良いと思います!
 けど、声質とか雰囲気とかがアニメ映画には合わないなぁって。

 確かに、「若者の青春を飾る曲」という意味での使用なら合うと思うのですが、やはり作品として、客観的に観る映画という点では、別の選択肢もあったのではないかな、と。

GENERATIONS from EXILE TRIBE / Brand New Story (Music Video)

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレあり

 

踊りゆらめく湯浅アニメ!

 

 やっぱり湯浅監督の作品と表現は大好きです!

 とは言いつつ、映画の最初の方ってなかなか所謂“監督らしい”表現が登場しませんでした。もちろん人物描写とかはまんま監督スタイルでしたが、「海」とか「クリーチャー?」とかは至って普通。

 なので、港の死と共にその「表現」が観られたのは悲しいような、嬉しいような!



 最後、世界一のクリスマスツリーがある高層ビルでの火事と消火に関するシーンが最高でした! 最後に相応しいスケールと大胆な演出が大好きです!

 ひな子の願いで現れた港。
 巨大な水の塊がビルを登って消火するという、それだけでも不思議で素敵な演出です! 消防士たちは唖然とし、ひな子の自信と希望に満ちた表情が印象的!

 しかも、最上階からのサーフィング!
 「落ちる!」という心配をよそに、華麗に波に乗って、クルクル楽しそうに躍るように降下する彼女のシーンが本当に超格好良くて爽快で最高でした!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 水の中に現れる港の姿

 コップやボトルの中に居る時の姿はどこか平面的なのに、ひな子が水の中に入った時には立体的に描写されるところとか、本当に良いなぁって!

 2人が水のなかで抱き合うシーンも好きだし、スナメリのビニールに水を入れてデートするシーンも大好きです!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 

 

 

 

 

海への希望と2人の恋路

 

 最初から最後まで脚本の手の上で踊らされてました(笑)
 全部が綺麗に繋がっていて、本当にすごいなって!

 ご縁というかご円というか!



 「彼女は俺のヒーロー」
 港を救ったのがひな子だったということは最初の台詞から予想できましたし、彼女が忘れていることも言動から想像できました。

 けど、それが消防士への、さらには努力して頑張る港の原動力になっていたのが嬉しいし、その頑張りが「2人の再会」という形で繋がったのも超嬉しかったです!

 だからこそ、終盤でアルバムを見たひな子の姿が印象的で、その繋がりが確固たるものになったようで感動的でした!
 スマホの壁紙や車のアクセサリーなど、港はひな子に気づいて欲しかったんでしょうね。

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 「ご縁」という意味では「コーヒー屋」も。
 もちろん意図的な設定でしょうけど、物語の大きな展開の契機が同系列の喫茶店というところが、「ご縁」を感じるなぁと!

 2人で初めて波に乗りに行った日に港が振る舞ったコーヒー。
 洋子と山葵を繋いだのも、持ち運び型のコーヒー。

 2人が初めて入ったお店の支店が地元にあって、洋子がバイトして、山葵が相談に来て、ひな子と洋子が仲直り?して、花火事件の犯人たちも利用していて。

 「海」が舞台であるような気がしますが、実際に物語が動いているのって、あの喫茶店だったりしますよね。



 最後、クリスマスのプレゼント

 「ずっとずっと一緒に」のメッセージ。
 まさか、一年前のあの日に準備していたなんて、泣かせてくれる!

 

 

 

 

テーマは「海」と「波」

 

 劇中に登場する台詞がとっても好きでした!

 「海」と「陸」を「波」で合わせる感じがとっても素敵でした! 



「失敗しても、また次の波に乗ればいい」

「俺がひな子の波になる」

「海でも陸でも、どうやって泳いだらいいか分からない」

「ずっと水中に潜っていたら、いい波に乗ることはできない」

「ひな子が自分の波に乗れるまで」



 台詞として強調しすぎなのかも知れませんが、私はこういうの大好きです!

 

 

 

 

キャラクターたちの物語

 

 主人公の港とひな子

 前半で描かれた、2人のラブラブなデートやレジャーの場面は外国まで行ったりとアクティブで楽しそうで凄かったです(羨ましかったです 笑)

 港が死んでから。
 海から遠ざかっていたひな子の元に現れた、港。あの曲を歌うと水の中に現れる。他人には見えないのが辛いけど、「私と彼」の間にある強固な絆と愛を描き出しているようで、見ていて幸せな気持ちになりました!

 確かに他人から見ればただの変人だろうけど、明るく生き生きとした彼女の姿を見ることが出来て嬉しかったです。
 それに、彼女はちゃんと自分の中で彼との関係を整理出来ていたし、少しづつ前に向かって歩いて行けていたし、そういう部分がまた良かったです。

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会




 とか言いつつ、私が好きだったのは港の妹「洋子」ちゃん!
 あのキャラクター、本当に可愛くないですか!

 毒舌なところもそうだし、自分が毒舌って気づいているのも可愛いし、外見的な可愛さも内面的な可愛さも、口調も正義観も、兄思いなところも、全部が可愛いです!

 山葵に抱いていた恋心が表に出ちゃうのも可愛いし、「恋はアホのすること」から「恋しないなんてアホ」と手のひら返しするスタンスも可愛いし、大好き!!!

(あれ、洋子ちゃんへの愛を叫ぶコーナーになっている?笑)

 

 

 

 

主題歌とエンディング

 

 最後に、主題歌への悪口を書いて終わります(笑)

 予告編の時点で「あーー」と思っていたのですが、まさか本編の最初から挿入されるとは思っておらず、衝撃的というか、ある意味驚いたというか……。



 港とひな子がデュエットするシーン。
 この構想自体は素晴らしいと思うのですが、歌う2人がなぁと。川栄李奈さんの方はまぁ許容範囲だった印象なのですが、片寄涼太さんがねぇ。

 片寄さんは歌手としては普通に上手いのでしょうけど、「キャラソン」として歌った時に致命的に下手ですね。しかも笑う演技が酷すぎて寒すぎて鳥肌が立ちました……。 (いや、そもそもキャラソンを歌える声優が凄い!)

『きみと、波にのれたら』港&ひな子の歌シーン




 主題歌がアニメの要所要所で挿入されるんですよね。
 個人的に、ひな子が歌うのは平気なんですよね。まぁ多少は慣れとかあるんでしょうけどね。



 もちろん、エンディングもこの曲!
 ただ、もはや歌を聴いているというよりも、素敵なエンドロールの装飾に浸かっていたので不快感は無かったです(笑)

 前後しますが、エンディングまでのシーンも良かった!
 ライフセーバーとして、しっかりと自分の”波”に乗れた彼女の姿が格好良かったし、輝いて見えました!

 

 

 


 

 

 

 本作の感想は以上です!

 ぜひ、『夜明け告げるルーのうた』もご覧になってください!
 私は『夜は短し歩けよ乙女』の方が好きですが(笑) 森見登美彦さん原作です!

『夜明け告げるルーのうた』予告映像

『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告

 

 『ルーのうた』をご覧になった方は、このシーンで「おぉ!」と思ったはずです!

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会



 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!