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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【漫画】「漫画『化物語』展~大暮維人が描く世界~」:装飾と彩色が綺麗!......でも漫画化すべき作品?

 

 

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2019年6月16日訪問

漫画『化物語』展~大暮維人が描く世界~

 
【一言】

漫画は細密で凝った装飾が綺麗!

しかし、「化物語」を漫画化する必用があったのかは、甚だ疑問。
原作の「文字や言葉」の面白さを殺し、もはやアニメのコミカライズでは?

 
【Twitter140文字感想】

 

 

 

 

展覧会の概要

 

 

漫画一話の複製原画とネームとの比較展示、ヒロインを中心としたキャラクター紹介の複製原画、大暮維人の仕事ツール展示、大型スタンディのフォトスポットなど。
また、ここでしか手に入らない特別商品も発売!
大暮維人が描く世界を体感しよう!
有楽町マルイ

会場:有楽町マルイ 8F
会期:2019年6月15日~7月7日
料金:無料
公式サイト:こちら

 

 

 

漫画試し読み

 

西尾維新 × 大暮維人】漫画『化物語』大好評連載中!!

 

 

 

 

 

全体感想

 

 大暮維人さんの描く漫画『化物語』の展示を観ました!

 「<物語>シリーズ」というコンテンツに関しては、西尾維新の原作『化物語』~『偽物語』を読んでいて、シャフト制作のアニメは最新の『続・終物語』まで視聴済み、大暮維人の漫画版は未読という状況です。




 展示に関しては普通の漫画作品展示。
 漫画内のシーンやカットを印刷したキャラ紹介や、第1話の原稿、その他宣伝イラスト等が展示されていました。

 大暮先生の作品は一作品も読んだことない(そもそも漫画を読まない)ので、今回初めて内容や画風を観たわけですが、綺麗ですね!
 線が非常に細き部分が凄かったし、髪の毛とかの“シャープさ”も格好良かったなぁと! 背景とかも和風の模様や図像を用いていたりと、見た目がとても美しい漫画のコマでした! 




 ただ、個人的には「漫画化」には批判的です(読んでいないですが)。

 やっぱり、西尾維新の表現を静止画で描くのって不可能だし、アニメの完成度が素晴らしかったのか、アニメ版の表現の「焼き増し」だと感じました。 

 第1話ひたぎクラブ」の《重し蟹》の描写とかパクリでは?
 大暮先生の漫画では蟹の内部に「文字」が漂うような描写。これって完全にアニメ版と同じじゃないですか。しかも、西尾先生の原作を確認しても、そのような記述があるわけではないですし。 


 よく見れば、そもそも漫画の背景に「漢字」を多用したり、VOFANさんのキャラ原案はあるにせよキャラの容姿がアニメと瓜二つだったりと、「小説のコミカライズ」ではなく「アニメ版のコミカライズ」だという印象を受けました。




 そもそも、大暮先生自身のコメントを読んでいると本当に頭にきます。キツイ言い方をすれば、「じゃあ、なんでお前が書いているんだよ」と言いたくなります……。
 そもそもコミカライズ作家って「描かせていただけて光栄」くらいの礼儀が普通なのではないかなぁと思うのですがね……。(決してコミカライズ作家を馬鹿にしているわけではないけど、色々な作家の挨拶を読んだ印象がこんな感じなのです)


 大暮先生が最初の「挨拶」で

聞けばなかなか西尾さんがなかなかOKを出さないのだ、と言う

とまるで他人事のように書いていますが、Wikipediaを見ただけで

作者の西尾は「メディアミックス不可能な小説」というコンセプトで書いた
Wikipedia

ということが分かりますから、そりゃOKだしませんよ。

 あと、

この作品に触れる読者の皆様方も「化物語」という船に乗り、同じような冒険に出ていただければ漫画家としてこれ以上嬉しいことはない

と言っています。
 これだって、なんだかなぁと。「冒険」に出るような作品ではないお個人的に思いますし、「冒険」の意味合い的には原作者に対して非常に失礼ではないでしょうか?




 本当に原作を数冊しか読んでいない身で、漫画版は未読な分際で申し訳ないと思いますが、この作品シリーズに関しては、「コミカライズ」が失敗ではないかな、と。

 「文字の海」と「言葉遊び」が面白い作品で、けど漫画って「文字より絵」の表現ですから、相性悪いと思うんですよね……。
 アニメ版の完成度はすごいと思います。台詞表現も映像表現も。漫画の吹き出しだって全て声優の声で脳内再生されましたし! 

 阿良々木暦の「モノローグ」という一番重要であろう部分が、漫画版では「絵」だけになってしまっているという、非常に勿体ないというか、原作レイプに近い気がします。

 まぁ、責めるべきは大暮先生だけではなく、編集部の方でもありそうですけどね(笑)




 とまぁ、全体的な感想としてはこんな感じです。

 展示内容は普段通り、いつもお世話になっている有楽町マルイさんの展示ですね。確かに絵は綺麗だったし、装飾も目を見張るものがありました!

 けど、そもそも前提で「コミカライズは失敗」という意識が抜けなかったですね.....。

 

 

 

 

展示の紹介

 

 

 特段、わざわざ各個別に書く内容も無いので、会場で撮影した写真をひたすら貼っていきます。

 基本的に展示は既刊の表紙やコマを印刷して展示したものなので、個別感想ではなく、上の全体感想で書いた部分で十分だと思いました。

 

 

 

キャラクター紹介

 

 特筆すべき内容もなく、普通のキャラクター紹介ですね。

 

戦場ヶ原ひたぎ

 

 

八九寺真宵

 

 

羽川翼

 

 

神原駿河

 

 

忍野忍

 

 

千石撫子

 

 

阿良々木暦

 

 

忍野メメ

 

 

 

 

漫画『化物語』の第1話

 

 

 

 

 

その他展示

 

 「その他の展示」ということで、その他の展示紹介です。

 表紙とかカラーイラストとか、綺麗な装飾と彩色の展示が多かったのがとっても良かったです!

 

各巻表紙イラスト

 

 

カラーイラスト

 

 

特装版イラスト

 

 

告知広告

 

 

戦場ヶ原ひたぎ」に告白されるコーナー


 これは少し説明を。
 三方向に壁を立てた空間が用意されていて、その壁にそれぞれ別角度の「告白シーン」のコマが掲示してあり、「空間に入れば告白されたも同然!」という低能な展示です(笑)

 

 

 


 

 

 

 展示内容の紹介は以上です!
 なんだか批判的な内容でゴメンナサイ!

 そんなことより、夏には西尾維新先生の記念すべき第100冊目が刊行ですね!!

 
予告CM⬇

 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!