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『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【映画】『クロール 凶暴領域』:"ワニワニパニック本物ver."は鰐が!嵐が!洪水が!リアルに襲い来る!

2019年9月25日鑑賞(試写会)

クロール -凶暴領域-
Crawl

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【評価:2.7/5.0】

 
【一言】

ガチのワニワニパニック
本物の鰐、荒れ狂う天気、迫る浸水。
ホラーテイストで描かれる絶体絶命の時限型サバイバルは、「ロケーション」と「恐怖の種類」と「痛覚や嫌悪感」を見事に活かしたハラハラ生存劇!

 
【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

【目次】

 

 

STORY&STAFF

 

大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知り、実家へ捜しに戻る。
地下で重傷を負い気絶している父を見つけるが、彼女もまた、何モノかによって地下室奥に引きずりこまれ、右足に重傷を負ってしまう―。
映画公式サイト

予告動画

 

監督:サム・ライミ
脚本:マイケル・ラスムッセン
制作:ライミ・プロダクションズ
キャスト:カヤ・スコデラリオ, バリー・ペッパー and more.
上映時間:87分
日本公開:2019年10月11日
配給:東和ピクチャーズ
公式サイト

 

 

 


 

 

 

映画の感想

 

感想外観

 

 『スパイダーマン』や『ドント・ブリーズ』を手掛けたサム・ライミ監督の最新作です!


 シチュエーションが素晴らしかったです。
 ただの怪物級な野生動物映画ではない!

 ・街を襲うハリケーン
 ・水没迫る浸水の速度
 ・そして、凶暴なワニ


 何層にも重ねて観客の恐怖心と緊張感を煽るのが凄いです。

『クロール ー凶暴領域ー』特別映像(本編)




 生存の希望を用意し、打ち砕く

 ホラー映画の常套手段ではありますが、次から次に「助かるかも!」を設定しつつ、「ワニ」で破壊するという荒業。

 でも、鑑賞側のモヤモヤが少なかったのが良かったです!

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 何もかもで嫌悪感を煽ってくる感じ、なかなか。

 主役はもちろん「ワニ」だけど、それ以外のあらゆる要素で観客の嫌悪感や負の感情を鷲掴みにするところ、徹底しているなぁと。

 上映中、何度、顔を歪めたことか.......(笑)

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 でも、感想としてはこのくらい

 覆面試写会とはいっても何が上映されるかはほぼ確信していて応募しました。けど、「観たい作品」だったわけではないのでこんな感じですかねぇ......。
面白かったし、好きな人は絶賛なのでしょうが、私個人的には「普通に面白かった」といったところでしょうか。

 

 

 

 

用意されたシチュエーション

  

 映画の設定部分がとても良く出来ていました。
 1つのテーマだけを描くのではなく、複数の種類の恐怖をしっかりと描くことで、確実に観客を怖がらせる用意をしていました。

 その点に関しては、私も結構楽しみました!

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 大きく3つの要素です。

・自宅を陸の孤島にするハリケーン
・緊迫のタイムリミットを演出する浸水
・襲い来る最強の捕食者・ワニ


合うべくして組み合わされたことで完成したシチュエーションですが、この迫る三重苦がなかなか凄かったです。



 まずはハリケーン

荒れ狂う天候で一挙に街を支配し、大量の雨水と河川の氾濫で一気に浸水させるハリケーンの威力は凄まじいし、米国では「災害」の象徴のようなものなのでしょうね。
 警察や救急による危険表示や避難指示が映画自体への警告をしているようにも映るし、観客の気分も高めてくれます。

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 そして浸水

 主人公がサバイバルをするのは自宅の地下室。
 ただワニから逃げるだけではなく、「もうここまで水没してきた」という生か死かのタイムリミットが刻々と迫る感じが緊張感をより高めてしました!

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 私はあまりホラー映画は観ない方なので他の作品との比較が弱いですが、「モンスター一筋」で描かれる映画よりも楽しめたと思います。

 とか言いつつ、「夜明けまで頑張れば!」とか「救助がくるまで数時間待てば!」のように緊迫感を演出する作品はたくさんあるので、本作『クロール』も珍しいわけではないのかもしれません。

 

 

 

 

最凶の捕食者・ワニ

 

 本作で登場するワニ。
 クロコダイルなのかアリゲーターなのか詳しくは知りませんが、米国の湿地帯で最も恐れられる動物がワニで、死亡者も相当なはずです。

 音もなく水中を泳いで獲物に近づいたかと思えば、太い巨体で一気に体当たりをかまし、大きな口と強靭な顎で獲物を水中に引きずり込む、恐ろしい動物です。

『クロール ―凶暴領域―』店内にワニが⁉編




 恐怖を煽る要素がたくさんありますね。

 『サメ映画』のように背びれや尻尾を見せたり、突如水中から現れたり。猛烈なスピードで走ってきたり水場から離れても危険だったりと「水陸両用」のモンスターだからこその面白さがありました。

 さらに、身体の表面が堅く厚いウロコに覆われているからなかなか傷つかないし倒れないしで、ゾンビ的な生命力の強さも魅力の1つなのかな、と感じました。

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 でもまぁ、メリットはこのくらいですかね。

 逆にいうと、サメ映画と違ってワニは薄暗い湿地や影の奥に潜むので、映像映えしないんですよね。サメみたいに「青い海に黒いシルエット」とか綺麗なシーンを挿入できないのは、結構大きな欠点だったりするかもしれません。

 

 

 

 

用意周到な希望の打ちこわし

 

 これもホラー映画では当然です。

 脱出ルートや生存方法が見つかって安堵したのもつかの間、その希望もすぐに打ち砕かれて絶望の底に逆戻りというのは、お決まりのパターン。



 でも本作は、その内容も凄かったです。
 まぁ他にホラー映画を沢山観ているわけでもないので、主観的な感覚での感想にはなりますが。

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 この部分がメインですから、何を書いてもネタバレですよね(笑)
 というかそもそも、「打ち砕かれる」という点がネタバレなんですかね......?

 とはいいつつ、例えば90分映画の60分目に「救助ヘリ来た!」とかの展開になっても、誰も信じませんよね(笑)
ということで、そういうことですよ。

本編映像<ガブリ編>




 ただ、この映画は「奮闘する」のが印象的でした。

 生存ルートを発見して主人公がチャレンジしてもすぐに挫折させるのではなく、やり遂げる直前で打ち砕いたり、代償を払う代わりに次ステージへ進ませたりと、”それなり”に主人公たちを動かす点が印象的でした。

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 また、モヤモヤ感も少なめでした。

ホラー映画だとよく「なんでそんなことするんだよ」と馬鹿な主人公たちにツッコミを入れたくなることが多々ありますが、本作は比較的少なかったです。
 そもそも行動理由の背景が説明されているし、本作ではどうしても戦わねばならない論理的な説明があるので、受け入れやすかったです。



 なんか、大した感想も書けぬまま、章?節?を閉めます。
 書いたらネタバレ、書かねば白紙という、難しいものです。

 

 

 

 

「嫌悪感」の演出

 

 この映画、ワニだけじゃないです。
 まぁこれも本作に限ったことではなく、ホラー映画で全般的なのかもしれませんが、それにしても良く出来ていたと思います。

 というか、個人的には「ワニ」よりも”こちら”の方がゾクゾクとしていた気がします(笑)



 「人間の嫌悪感」を逆撫するのが上手い!

 「ワニ」ってどちらかというと「強さ」が売りだと思うんですよ。
 もちろん、人間が勝てない圧倒的な強さという意味では恐怖もあります。しかし「生理的に無理」というようなものではなく、武器とか勇気で打ち勝てる怖さだと思うんです。

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一方で、本作で描かれた「嫌悪感」の源

 ネタバレになるので明言は避けますが、例えば「生々しい傷跡」であったりとか、その他様々な要素・ギミックが用意されています。

 普通に考えて嫌なものばかりで、観ながら顔を歪めたことは数しれず。引きつった笑顔というのは、この状態のことをいうのだと知りましたよ(笑)

『クロール ―凶暴領域―』ワニパニック映像

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレあり

 

序盤:ハリケーンの襲来

 

 フロリダ州に迫るハリケーン
 水泳選手のヘイリーは、携帯が繋がらず安否不明の父親デイブを探しに、通行止めの交通規制を振り切って元自宅へ向かいます。

 「カテゴリー5」と言っていたので相当大きなハリケーンなのでしょうね。
 ずっと雨が強く降っていて、段々と道路も冠水していく様子は全部CGなんですかね? 一部遠景とかは怪しい部分もありましたが、全体的には違和感のない映像だったと思います。

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 愛犬のシュガーとともに、元自宅を捜索。
 キッチンの排水管修理の痕跡があり、周囲を調べていると───倒木が窓ガラスを突き破って入ってきました。

これには驚きました...。
 元々、地下で繰り広げられる映画だと知っていたので排水管が映ったときには「絶対にそこだ!」と思っていたので、まさか「倒木」なんて変化球がくるとは思っていませんでした......。



 シュガーに導かれるまま、地下へ。
 薄暗くジメジメした雰囲気で、さらにネズミの死体まであるという最悪の環境。この時点で気持ち悪くなりますが、ヘイリーは更に先へ。
 そして見つけたのは、父デイブの工具と血がついたパイプ、そして倒れたデイブの姿でした。

「嫌な雰囲気」というのは気分よくないですね。
 どこか『IT』にも似たような。「地下室へ降りていく」というのはそれだけでホラー映画の存在感を高めていると思います

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前半:ワニとの戦い

 

 深い傷跡を残し倒れたデイブ。  まだ生きのある彼を連れ、地下室を出ようと階段まで引きずってもう一息のところで───現れたのは巨大なワニ。
 デイブを抱え必死に逃げるヘイリーを、猛烈なスピードで追いかけるワニ。間一髪のところで、パイプに守られた空間にたどり着きます。

来ると思ってました。
 観客を驚かせるには、「助かる!」と安堵した瞬間を狙うのが一番効果的ですから。分かってはいましたが......やっぱりビクッと驚いてしまいました(笑)
 しっかりと「安全地帯」を用意しているところが、さすがの脚本ですよね。ここを拠点に様々な行動が展開できるのですから。



 そして、「生存」を懸けたワニとの戦へ。

 まずは父デイブが目覚めます。
 救助を求めるために落としたスマホを回収しようと行動を起こすヘイリー。しかし、ワニは1匹だけではなく、あえなく失敗。

 「無駄な行動」はよせばいいのに。
 なんで安全な隠れ場所からリスクを冒してスマホを取りに行こうとするのでしょうか。個人的には大人しくしているのが得策だと思うんですけどね。



 ワニに脚を噛まれたヘイリー。
 引きずられる中、とっさに掴んだドライバーでワニの目を突き刺し、何とかワニの牙から逃れると、地下室の隅に避難。

 ここは痛々しかった......。
 ワニに襲われるシーンもだけど、それ以上にワニの目玉を突き刺す視覚的な威力が強烈過ぎます.....。さらに、骨が見えるまで肉をえぐられた脚の応急処置が本当に痛かったです...。

 

 

 

 

中盤:救助の希望と親子の奮起

 

 父親デイブも奮起。折れて骨がむき出しとなった脚に工具ベルトを巻いて、力任せに破損した脚に応急処置を施し、体勢挽回を目指します。
 一方、ヘイリーは外のコンビニに誰かいるを発見。彼女の必死のサインにコンビニ強盗たちが気付くも、彼らもあえあくワニの餌食になってしまいます。

 デイブの治療も痛々しい...。
 荒っぽい上に、折れた骨を無理やり体内に戻すとかありえない苦痛ですよ。なんだか、手足がしびれるような痛みが観ているだけなのに身体を駆け巡りました...。

 また、コンビニ強盗。
 自分たちの事だけかと思いきや、「誰かいる」と善良な心を持っているようで少し嬉しかったです!



 2人に迫るのはワニだけではない。
 地下室が1時間以内に水没するという状況の中、デイブは玄関方面にある別出口を提案。残念ながら開かなかったものの、シュガーの愛犬っぷりが嬉しかった!

 このシーンはヤバかったです....。
 扉を押し上げようとした時、ヘイリーの顔に落ちてきた大量のクモ?アリ?。生理的にムリだったし、ワニよりも気持ち悪い場面でしたよ...。ゾクゾクしました。



 そんな中、2人の警官が来訪。
 必死に居場所を伝え、知人の警官の方が声に気づき室内へ。シュガーの導きで地下室入り口までたどり着くも、あえなくワニの餌食に。

 惜しかった。
 もう少しで助かったのに...。でもこれはヘイリーたちが悪い。「地下室は駄目!」とか叫んでいる暇があったら、「ワニがいるから注意!」とかの危険を先に伝えるべきだったと思いますよ。

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後半:決死の脱出作戦決行

 

 水没迫る中、脱出作戦を決行。
 ワニが苦手な金属音をデイブが鳴らし、水泳が得意なヘイリーが階段へ向かう作戦。あえなく失敗するも、デイブが1匹殺すことに成功。

 さすがに無謀だと思いますよ。
 でも、1匹殺せたのは上手いですね。デイブがしっかりと練っていた点は非常に高く評価できると思います!



 作戦変更。
 ヘイリーは補助管へ。
 しかし、デイブの忠告通りそこはワニの通り道になっており、産卵場所にもなっていた危険なところ。警察官の死体から拳銃を抜き取ってワニを殺す、恐る恐る補助管を通って外へと泳ぎだします。

 ワニの生息地と繋がっているのに、網とか鉄格子とかで補助管を塞いでいないのは決定的な欠陥だと思うのですが.....。
 なんだか、『ハリー・ポッター』の「秘密の部屋」みたいな雰囲気漂っていて、気味悪さはなかなかのものでした。

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 池から脱出し、室内へ。
 床板を割って水没した地下室から瀕死のデイブを引っ張り出すと、救命措置をして無事に2人とも地下からは生還!

 とりあえず、ここで一段落。
 「水没するワニワニ地下室から脱出せよ!」のミッションは一旦終了です。いや~無事に済んで良かった!────とはならないようで.....。

 

 

 

 

終盤:ワニ・サバイバルの結末

 

 次から次へと襲い来る試練。
 助かったと思いきや今度は堤防が決壊し、濁流が街を襲います。逃れる手段は唯一つ───コンビニ強盗が残したボートを確保すること。
 ハリケーンの目に入り、2人の存在を隠す雨音が消える中、ワニが蔓延る水の中をヘイリーは泳ぐ!!!

 「家で大人しくしていればいいじゃん」という批判をさせぬ「堤防決壊」という理由づけがきちんとされていて評価できると思います。



 無事にボートへの乗り込み成功!
 しかし神は無慈悲です。
 押し寄せる大波に煽られて衝突した場所は、せっかく脱出した愛しき元自宅。

 「振り出しに戻る」とは、まさにこのことですね。
たった1つのロケーションで様々なシチュエーションを組み立てる展開の組み立て方
が完全に予想外ながら予想できてしまう、面白い展開でした!

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 室内サバイバルへ。
 ワニの恐怖に怯えながら無線を拾い、保管してあった発煙筒を回収。
 デイブがワニに襲われて片腕を失うも、何とか屋根の上に上がります。
 一方、ヘイリーは室内の窓ガラスが割れ、外の濁流に放り出されます。しかしなんと強運の持ち主でしょ、なんやかんやで無事に屋根上へ。

 窓ガラスはヤバいと思いましたね。
 あれ、絶対に割れますやん。で、割れましたね。さすがにこれは「馬鹿なんじゃないの?」と思わざるを得ませんでした......。

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 そして、ラスト。
 近づく捜索ヘリに対して、発煙筒を掲げ、エンドロール。

 

 

 


 

 

 

 今回の『クロール-凶暴領域-』。
 実は、試写会で9月25日に鑑賞をしていました。
 しかも、立川シネマシティさんで、「スニークプレビュー」という「何を上映するか上映開始まで隠す」というものでした!

 詳細は以下の記事に投稿しました!

 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!