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【映画】『マイル22』:法も道義もクソ喰らえ!銃と火薬で敵包囲網を強行突破!

※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。

2019年1月19日鑑賞

マイル22
(英題:Mile 22

 

 

【評価:3.1/5.0】

 
【一言】

法も道義もクソ喰らえ!
とにかく銃をぶっ放す!
圧倒的な火薬量のアクション最高!

メインはバトル、物語やその他は“二の次”感が…。

 
【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

目次&ストーリー&メモを表示

 

【目次】

 

 

STORY&STAFF

 

世界を揺るがす”危険な物質”が盗まれた。行方を知る唯一の“重要参考人”を亡命させるため、アメリカ最高機密「オーバーウォッチ」作戦が発動される。周りを敵に囲まれる極限状態のなか、アメリカ大使館から移送機の待機場所までの22マイル(35.4Km)を“最強の地上部隊”ד完璧な頭脳チーム”が護送ミッションを遂行していく。しかし、行く手には想像を絶するラストが待っていたー。
映画公式サイト

予告動画

 

監督:ピーター・バーク
制作:フワイ・ブラザーズ
キャスト:マーク・ウォールバーグ, イコ・ウワイス and more.
上映時間:94分
日本公開:2019年1月19日
配給:クロックワークス
公式サイト

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレなし

 

感想外観

 

 マーク・ウォールバーグ主演のアクション映画『マイル22』を観てきました!
 何だかんだ、映画館でのアクション映画は本当に久々で、超楽しんできました!

 監督&主演のWバーグ作品は、今回で4作目です!
マイル22』が凄すぎて参る!4つのポイント




 目を引くのはやはり「バトル」。
 「銃」に全幅の信頼を寄せているかのように、ハンドガンもマシンガンもライフル銃も、およそ「銃」というものを片っ端からぶっ放す!

 そこには“雑さ”はなく、“プロ”としての整った銃撃戦が展開され、とても格好良い!




 【特殊部隊】と【傭兵】の間。
 軍や警察の特殊部隊並の技術と支援を持つ極秘政府戦力でありながら、超法規的に活動する武力部隊。

 「正義」だけを背負い、仁義も道義も道徳も無いかのように、無情に敵を“殺す”姿は怖くも、格好良い。




 90分にギュッと詰め込むバトル要素!
 映画の中で「これでもか!」と様々なアクション&バトルシーンをブチ込んできた展開は非常に面白かったです!

 経費も被害もお構いなしに、銃撃し、爆破するフィクションの内容は「これこそバトル!」と思えるもの!




 観客を巻き込む劇場型の展開に引き込まれる!
 次々に転がっていくバトルは息をつかせる暇もなく、しかも誰が傷つくか分からない。そんな緊張感が、結末の分からないバトルをより面白くしていました!

 また、「22マイルの距離「目的地」「タイムリミット」「護衛対象」という複数の《制限》がある点が緊迫感を演出し、ダラダラしない展開になっていたと思います!




 物語は微妙なような。
 そもそもバトルアクションが主眼の作品。
 物語はそこまでの舞台設定を整える為だけのように感じ、スケールの大きさと内容が乖離していたよう。

 人物設定の説明や、事件背景、舞台の紹介などは観客を置き去りにしている感あり。結末も「え、それでいいの?」と思ってしまう。

 

 

 

 

銃が頼りの“新しい戦争”

 

 舞台は市街地、22マイルという道程。
 戦場ではない場所で繰り広げられる、“新しい戦争”が映画の内容。

 そこで一番の武器は、やはり「銃」。



 アサルトライフルで敵を確実に倒しながら、
 マシンガンを連射して敵を威嚇しながら、
 弾切れになれば、腰からハンドガンを抜き。

 とにかく「銃撃」というワードが相応しいくらいに、撃ちまくるアクションは見応えたっぷり!




 そんなアクションに「雑さ」は皆無。
 撃ちまくる映画といえば『エクスペンダブルズ』のような「傭兵」が主役の映画を思い出しますが、そんな下品さは一切ありません。

 特殊部隊や軍人として、戦闘訓練を受けた「プロ」としての所作が細かくて素晴らしかったです。
 武器の構え方、単発と連射の使い分け、弾倉の準備、弾数の確認………etc. 細かな部分の動きがキビキビと的確に映り、“格好良さ”を激増させていました!

 

 

 

 

特殊部隊と傭兵の間

 

 主人公たちの立ち位置は“微妙”な所。
 大統領直属の武力行使部隊であり、警察や軍レベルの支援と装備が準備された、まさに「特殊部隊」。

 一方で、法規を逸脱する行為が許されたその「特殊部隊」は敵への情けや憐れみを抱く事なく、脳天を撃ち抜く「傭兵」さながらの無情さ。
 この2つのバランスが最強でした!




 物語の動機は「大量破壊兵器の発見」。
 この目的は誰がどう見ても《正義》。

 しかし、正義を抱えて活動する部隊の手段は、その大義と真反対のモノに映りました。 「殺しのライセンス」を与えられたかのように殺人を厭わず、法規を超越する活動を躊躇しない彼ら。



 プロであり、敵とはいえ。
 銃のトリガーを引く指には、義理も道徳も人情も道義も一切が籠もっておらず。

 その怖さに慄くべきなのでしょうが、私の目にはその冷徹さが「プロ」という姿で映ったので、非常に格好良く見えました。




 『エクスペンダブルズ』に無い規律と正義があり、『ミッション・インポッシブル』に無い無情さが存在し、『007』の“殺しのライセンス”はあれど優雅さは微塵もない。
 いいとこ取りをしたような映画です!

 

 

 

 

90分に詰め込むアクション!

 

 本編は約90分でしたが、その中に詰め込まれたアクションの種類とか質とか最高でした!

 ネタバレになるので具体的な内容を全ては書きませんが……。
 例えば、いわゆる「銃撃戦」であったり、「カーチェイス」であったり、「突入シーン」であったり、キレキレに肉弾戦であったり!
"Battlefield Migos 60"(本編映像)




 特殊部隊アクションという観点から見れば、ごくごく王道のシチュエーションが多かった印象ですが、そのシーンの過激さは桁違い。

 また、演じるキャストらの演技力と銃器を扱う動作がテキパキと秀逸で、より丁寧なシーンになっていました!



 市街地内が舞台であり、主人公らは一応、政府系の特殊部隊。
 しかし、街への被害などお構いなしに爆走し、銃撃戦を展開し、敵の方も爆弾を容赦なく投げ込んで。

 圧倒的な火薬量で描かれるアクションシーンは、それだけで迫力満点でした!

 

 

 

 

観客巻き込む“劇場型”アクション

 

 本作で面白かったのは、「バトルの行方がどう転がるか分からない」という部分です。 だから、敵の襲撃にハラハラしたし、生き残れるか見守ったし、息つく暇がないほど緊張しました。

 本作では兵士らが敵の攻撃で負傷することも。
 強いけれど、決して無敵のヒーローではないし、少数精鋭といえど、数で押されたら不利な状況に陥るし。

 そんな緊迫したバトル・アクションシーンが90分の中で次々と畳み掛けるように描かれ、物語が展開していきます。兵士目線で観る戦闘は、まさに一緒に戦っているかのような臨場感や応援感を盛り上げてくれます!




 もう一点、この作品で良かったのは様々な“制限”です。
・護送対象の命を守る
・目的地が設定されている
・22マイルという具体的な距離
大量破壊兵器を前にしたタイムリミット


 こうした「制限」があることによって、観客自身がまるでゲームのプレイヤーになったように、固唾をのんで次に起こる展開に期待し、ハラハラすることが出来たと思います。

 

 

 

 

物語はちょっと微妙で残念

 

 物語は残念でした。
 しかしまぁ、私が本作に期待してた事はアクションでしたし、製作側が見せたかったのもアクションなのではないでしょうか。

 つまり、物語はそのメインの「アクション」を描き出すための舞台準備という役割だったような。



 とはいえ、「大量破壊兵器を発見する」というスケールの壮大な内容に対して、たった22マイルという小さな舞台で物語の決着が付くというのは少し残念。

 スケール感と物語との誤差が激しいというか、入力と出力が乖離してしまっているような気がしました。




 それに、設定自体の説明も少しおろそか。

 まず舞台が何処なのか具体的な説明はほぼなかったです気がします。
 ずっと米国か南米かと思ってたら、最後のエンドロールで「ハノイ」という地名が出てきてようやくベトナムが舞台だと知りました。(これはネタバレでないです)

 その一方で、なぜか登場人物の家庭事情とか詳しい部分は無駄に掘り下げて。“人間味”を出そうとしたのかしりませんが、これは完全に失敗だったと思います。

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレあり

 

冒頭から終盤までの展開

 

 冒頭は「オーバーウォッチ」の作戦下で、マーク・ウォールバーグ演じるジェームズ・シルバが率いる部隊による、ロシア工作員の隠れ家への突入作戦。

 航空支援による赤外線熱スキャンで敵の人数を数えたりする高度なバックアップに驚きました......しかし、なぜ隠し部屋にいた1人に気が付かなかったんだ?
 敵もガソリンを使った自爆システム(?)を用意するあたり、さすがプロだなと。あのポンプでガソリンを吸い上げて噴霧するシステム、かなり気に入りました!

 外で全貌を覗いていたシルバ。
 逃げてきた少年を射殺します。
 この時はなぜ殺したのか分かりませんでしたが、彼が癇癪持ちであるという理由を聞けば、まぁ少しは納得しましたかね。




 そして、物語を一気に飛ばしてラスト。
 このセシウム強奪事件の真相が分かるわけですが......なんとも拍子抜け。

 まさか、「シルバが殺した少年」の母親がロシアの権力者で、その復讐を果たすためにわざわざ危険物質を盗んで、街中で戦争を起こすなんて......どんだけ怒っていたんですかwww

 さすがに、アクションの大規模さに比べて動機が浅はかというか、軽すぎて呆れました。 

 

 

 

キャラクターの設定と性格

 

 本作では、登場キャラクターが何故か微妙に描かれるんですよね...。

 まず、M.ウォールバーグ演じるジェームズ・シルバ。
 彼は非常に高いIQを持つ一方で、癇癪を起こしやすい性格。

 映画のキャラクターとしては、なかなか残念のキャラかなぁと。理不尽に仲間に怒鳴り散らす様子は観ていて腹が立ったし、こっちまでイライラしてきました。

 この「怒りエネルギー」を上手く活かすポジティブさがあれば救いだったのですが、それがなかったのがまた残念でした......。
"That’s My Asset"(本編映像)




 それからもうひとり。
 シルバと共に最後まで生き残る、ローレンス・コーハンが演じる女兵士アリス・カー。

 彼女もまた怒り基質というか、常に悪態をつく姿はやっぱり苦手。でも、兵士っぽくてまだ許容できるかなぁと。
 でも、彼女の家庭内の様子まで描く必要ってあるのかな?と。その家族の話が物語に全然絡んでこないし、果たしてそのバックグラウンドの必要性が皆無に感じました。



 『ローン・サバイバー』みたいに極限状態に追い込まれるとかならわかりますけど、今回は銃を撃ちまくるアクション映画なので、そこの部分は不要で余計なんじゃないかなぁ~と思いました。

 

 

 

 

アクションシーン①:肉弾戦!

 

 ドンパチするアクションシーンの前に描かれたのは、イコ・ウワイス演じるリー・ノアが合衆国大使館(?)内の治療室(?)で繰り広げた肉弾戦ですね!

 手を手錠でベッドに縛られながら、送り込まれた暗殺者と殴る蹴るの必死で一所懸命な戦闘がすごかったです。画面が揺れる中で、相手に着実にダメージを与えつつ、自らの拘束を解いて戦う彼。
 戦いが終息した後、静かに座って瞑想するシーンが少し“異様”に見えて印象的でした。
"Battlefield Migos 60"(本編映像)




 リーの格好良い戦いはその他でも!

 護送中にバイク集団に襲われた時も、車内に丸腰でいる状況から、迫り来る敵をしっかり倒しているそのキビキビした動きが本当にすごかったです!

 そりゃ、シルバ達の支援も不要ですよ(笑)



 リーの格好良さが目覚めたのは、アパート内でしょう!
 アリスが危機に陥った状況で、迷うこと無く真っ直ぐな視線で「助けよう」と言ったのは格好良かったです! 彼が裏切り者だと知ってもなお、あの行動は格好良かったと思いますよ!

 シルバとともにいいコンビ(?)として薄暗い廊下を進んで、敵をしっかり倒す様子はやっぱり格好良い!
 見せ場は、エレベーターから敵が出てきたところ。彼はやっぱり銃では無くて拳が似合いますね! ジャッキー・チェンのようにキレッキレの戦いで、次々と敵を無力化していくあの強さは、「中国系拳法(?)」の格好良さですよ!



 とにかく、格好良い!

 

 

 

 

アクションシーン②:銃撃戦&その他

 

 当り前ですが、見せ場の銃撃戦や武器を多用した戦闘は凄いです!

 大使館を出たシルバらの乗る車が早速バイク部隊に襲われますが、まず爆弾! 車を爆発させて足を止め、グレネードランチャーで急襲をする敵。
 ここで早速、オーバーウォッチ実働部隊の半数近くが死亡するという驚きの展開に!

 シルバらも黙ってはおらず!
 その怒りパワーを敵に向け、スコープを覗き込んで次々にヒットを奪います! ただの銃撃戦で派手な武器とかは登場しないのに、所作が丁寧だから非常に格好良く見えました!
"Breaking Contact"(本編映像)




 個人的に好きなのは、フード店での襲撃。

 まず、シルバと敵ボスの会話。
 「お前は狂ってるが、俺はそれ以上だ」
 この見た目がイカツイ2人が、ピリピリの雰囲気を散らしながら睨みを利かせる様子が本当に好きすぎでした!

 そして、シルバが店内に戻ってすぐに敵の襲撃が。
 普通に一般市民がいる中で、爆弾を使ったりするから、残酷さ(?)というかリアルさ(?)というかがしっかりあってのが良かったです!




 アパートでのバトル。
 正直、これはよくある設定とシチュエーションだからまあ、良かった程度の感想で。

 個人的に好きだったのは最後の場面!
 空港に向かうシルバらの車両の前に立ちはだかる敵ボス。

 離陸時間が迫る中で、シルバが手を拳銃の形にし、遠隔無人飛行機による爆撃に併せて手を動かすシーン!
 めっちゃ格好良い! こういう、大規模でタイミングの合ったジェスチャーとか憧れます!

 

 

 

映画のネタについて

 

 正直、1つしか書きません(笑)
 時事ネタというか、そういう系の“アレ”ですよ!

 最初、「新しい戦争」の説明をしている映像でオバマ大統領などの映像が映る、トランプ大統領金正恩最高指導者の握手シーンがしっかり挿入されていて驚きました!
 米国公開が2018年8月で、両者の会談が6月ですから、後から付け足したんですかね?

 それから、首ふり人形も。
 冒頭の突入作戦事に「オーバーウォッチ」の作戦室に歴代の大統領の首ふり人形が飾られていましたが、一番新しいトランプ大統領はおらず。
 ところが、護送作戦でトランプ大統領の人形が出てきて、嬉しかったです!

 

 

 


 

 

 

 今回は、久々のアクション映画ということで、本当に楽しみました!
 撃つし、殴るしで凄い見ごたえありました!

 マーク・ウォールバーグのキャラは少し残念でしたが、めっちゃ格好良かったです!


 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!