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映画・アニメ・美術展などを中心に感想を書いています!

『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【作品展】redjuice展「印刷技術の進化と、デジタルイラストの可能性」:陰影と濃淡を美麗に出力する!

 

 

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2019年3月29日訪問

redjuice展
「印刷技術の進化と、デジタルイラストの可能性」

 
【一言】

redjuiceを代表する作品のイラストがずらり!!

「明暗」が印象的なイラストにおける濃淡や色相変化、
メタリックな機械の金属光沢や、武器/装備の傷や汚れ、
髪や肌を彩色したグラデーションの絶妙な変化、
それらが綺麗に出力されていました!!

 
【Twitter140文字感想】

 

 

 

 

展覧会の概要

 

この度の個展では、redjuice作品を最新印刷技術で制作することで、デジタルイラストの新たなる可能性を探ります。
展示作品の出力には、現在アート作品の出力で業界最高水準のプリントクオリティを実現、著名な写真家の作品や芸術家の作品制作に選ばれている、キヤノン製業務用インクジェットプリンター「DreamLabo5000」、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PROシリーズ」最新機種を採用。
従来の印刷技術では表現しきれなかった色調を表現する、作品の力を最大限に引き出す圧倒的な描写力と高画質を会場でご体験ください。
pixiv WAEN GALLERY

会場:pixiv WAEN GALLERY
会期:2019.02.15-03.06
料金:無料
公式サイト:こちら

 

 

 

 

作品展の感想

 

 大好きなイラストレータ「redjuice」さんの作品展に!
 ギルティクラウンのキャラクター、「EGOIST」の歌姫、伊藤計劃関連のイラスト、BEATLESSのコンセプト、初音ミクsupercell......等々と本当に素晴らしい作品ばかりで大好きです!




 今回の作品展のキーポイントは「最新の高画質印刷技術を使用した」という部分にあり、redjuiceさんの作品だからこそ、その”良さ”を実感することが出来たのだと強く感じました。

 まず、色相・明度・彩度・画質・濃淡など作品要素
 redjuiceさんの作品は画面内における「明暗」がとても印象的です。そして、その暗部───機械装飾や背景こそ描き込みが細部まで非常に丁寧にされていると思います。


 今回の展示イラストは、その暗い部分の濃淡や色相の微妙な違いが綺麗に出力されていました。
 従来の画集やネット画像とは比べ物にならないほど高精細で、小さな部分までしっかりイラストを見ることが出来た点が良かったです。(なお、写真では上手く映らず...泣)




 暗部の精細さが一番明瞭に顕れていたのが、メタリックでメカニカルな装飾や武器、機械類のイラストでした。

 中でも『BEATLESS』に登場するロボット「hIE」のイラストは代表的。
 彼女たちが持つバイスの構造や、身体の機械部分を構成するパーなど、歯車(?)一枚に至るまで精巧に描写されており、ボディ全体を遥かに凌ぐ美しさでした。

 また、『ドールズフロントライン』と『虐殺器官』に関しては銃器とアーマーが凄かったです。構造と外見のみならず、傷や汚れまでが綺麗に浮かび上がっていました。




 メタリックな光沢と、濃淡のグラデーションが綺麗でした!
 この部分が、「機械」と「人間」の違いを際立たせているのかなぁと。


 メタリックな光沢
 上に挙げたような機械類や武器、デバイス等々の人工物が放つ反射や金属光沢。イラストを見ていて感じたのは、直線的で単色ということ。

 一方、人間の肌や髪の毛などは、絵の具を溶かすようにグラデーションが広がり、濃淡を変えながら色が移ろっていました。
 この「濃淡」の部分が境界として綺麗に浮かび上がっていましたが、この点が「人間らしさ」に繋がるのかな~と。




 「人間らしさ」に関連して。
 今回の作品展を俯瞰していて感じたのは、「人間の目より非人間の方が瞳に”生気”が宿っている......?」という点。

 『BEATLESS』のレイシア級hIEと、『ギルクラ』の楪いのりを比べてみると、前者の方が目に”生気”があるというか、後者の方が虚ろというか。

 まぁ、redjuiceさんのオリジナル作品とかを見るとそうでもない女の子もいますし、今回飾られていた作品の物語の内容は影響しているという可能性もありますしね。




 最後に、展示されていた中で好きなイラストを挙げます。
 一番気に入ったのは、屍者の帝国のBlue-rayを飾ったこのイラストでした。「印刷された」とう状況だと絵の雰囲気も結構変わるんですよね。

 全体的に陰気で朽ちた雰囲気が漂う中において、純白の衣装を身に纏うハダリーが闇の中から浮かぶような印象を受けたイラスト。しかも、帽子に飾った鮮やかな花の色が画面内で唯一とも呼べる彩度を誇り、それがそのままハダリーの妖艶さを醸しているようでした。

 

 

 

 

展示イラストの紹介

 

 

 展示イラストの紹介です!
 会場内は写真撮影OKだったので、その写真を掲載していきます!(約150枚!) なお、背景等の映り込みが激しい点はご容赦ください......。

 作品やプロジェクト毎にイラストが展示されていたので、ここでも項目分けをして掲載していきます。

 

 

ドールズフロントライン(M82A1)



 

 

 

BEATLESS











 

 

 

ギルティクラウン






 

 

 

EGOIST








 

 

 

画集「INORI」.



 

 

 

Project-itoh

 

虐殺器官




 

 

ハーモニー




 

 

屍者の帝国



 

 

 

角川文庫・装画



 

 

 

フィギュア





 

 

 


 

 

 

 会場である「pixiv WAEN GALLERY」では、以前に「森倉円」さんのイラスト展を開催していました!




 今回はredjuiceさんのイラスト誌「NEUTRAL」を購入しました!
 もう随分前の冊子ですが、こうして購入することが出来て嬉しいです!

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!