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【映画】『ヴェノム』感想:芸術的映像で描く“可愛い”ヴィラン主役のアメコミ映画!

※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。

2018年10月2日鑑賞感想

ヴェノム
(英題:Venom

 

 

【評価:4.1/5.0】

 
【一言】

(ストーリーに若干難あれど)面白かった!
ヴェノムの特性活かしたバトルアクション最高!
ヴェノムの半液体状のビジュアルが素晴らしかった!!

 
【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

目次&ストーリー&メモを表示

 

【目次】

 

 

ストーリー

 

敏腕記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、ある“最悪な”ものを発見し、接触してしまう。それは<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体だった。

この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、その声が聞こえるようになる。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。ヴェノムはそのグロテスクな体で容赦なく人を襲い、そして喰らう。相手を恐怖に陥れ、目玉、肺、そしてすい臓…体のどの部位も喰い尽くす。

エディは自分自身をコントロールできなくなる危機感を覚える一方、少しずつその力に魅了されていく――。

(公式サイトより)



予告動画

 

 


 

 

作品データメモ

 

監督:ルーベン・フライシャー
制作:コロンビア映画
原作:『ヴェノム』
主題歌:Eminem「Venom」
キャスト:ミシェル・ウィリアムズ, トム・ハーディ and more.
上映時間:112分
日本公開:2018年11月2日
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント
公式サイト

 

 

 


 

 

 

感想

 

感想外観

 

 アメコミ・ヴィランの代表格的な「ヴェノム」が主人公の映画。
 期待と違う部分は色々あれど、それを補えるほど面白かったです!
本編映像<俺たちはヴェノムだ編>




 まず一番に素晴らしかったのは「映像」です!
 ヴェノムを始めとする寄生エイリアン達「シンビオート」のヴィジュアルが最高でした!

 半液体状というか、粘液質というか、固体と液体の間のような独特な“生物”を見事に映像化していました!
 滑らかな動きや、激しい変形(?)も綺麗で芸術的!




 バトルシーンも凄かったです!
 通常のヒーロー/ヴィランとは違う、流体的で残虐さを含みつつも美しく敵を倒すのが凄い!
 また、ヴェノムの能力を最大限に活用したチェイスシーンは必見です!




 物語としては、微妙な部分を残してます。
 「悪役《ヴィラン》」を主人公としたダークな物語になるかと思いきや、いつの間にかヒーロー映画にすり替わってるようでした。

 確かに警察を殺したり、一般市民を犠牲にしたりしてるのですが……それ以前の問題、「物語の構成」の問題ですね。




 ヴェノムのキャラクターが好きでした!
 凶悪な殺人鬼的ヴィランというよりも、少しフレンドリーで可愛さすら感じるような!
 エディとのコンビも抜群で、ナイスなバディ映画でした!




 アメコミ映画で久々に純粋に作品を楽しみました!
 最近のアメコミはMARVELにせよDCにせよ、「ユニバース化」していて、全部の作品が繋がっているじゃないですか。

 本作『ヴェノム』もソニー製作の新ユニバースに繋がるそうですが、第1作目なので作品を素直に楽しめたと思います。
主題歌:Eminem「Venom」

 

 

 

 

 

芸術的なビジュアル&映像

 

 「シンビオート」のビジュアルが凄い!
 スライム的というか、ガムみたいな、粘膜? シリコン? 溶けたプラスチック?

 流体的で半液体状の、ドロドロとネバネバが融合したような、独特の生態を映像化したビジュアルが素晴らしかったです!




 もはや、芸術的!
 気色悪さと美しさが混在するような、「生理的に無理」と「ペット的な可愛さ」が共存するような。

 なかなか言葉では表現出来ないですが、あの固体と液体の中間というか、人工物と自然物の融合体のような見た目が素晴らしく好きでした!
30秒スポット<ダークヒーロー編>




 しかも、色が「黒」や暗い色を基調とした物体だから、尚更に“良い感じ”なんですよ!

 寄生虫とかエイリアンで似たような外見をもつ生物は色々な作品や媒体で描かれてると思いますが、中でもダントツで綺麗でした!

 

 

 

 

 

ヴェノムのバトル

 

 そんな美しいヴェノムのビジュアルを見事に描きながら、彼の能力を最大限に見せつけるバトルシーンが超格好良くて、しかも強かったです!

 闇に紛れる漆黒の忍者のようでありながら、一方では怪物らしく破壊行為を続けたり。
 ヴィランとしての残虐性を描きながら、スタイリッシュに美しい洗練されたバトル&人殺し。 ダンスを見ているような滑らかさがとても印象的でした!




 銃弾や手榴弾など人間の通常の武器では全く歯が立たないから、ヴェノムの一方的な“攻撃”になる訳ですが、ちゃんと戦ってる感を出してるから偉いです(笑)
本編映像<大暴れ編>




 「チェイス・シーン」が最高でした!
 やつアクション映画だとチェイスは定番ですよね。スピード感が出るし、激しい衝突や銃撃が描かけるから見せ場になります。

 そんなチェイスも、本作は他作品と一味違う!
 ヴェノムの変形する身体や、圧倒的な戦闘能力がチェイスに加わるので、今まで見たことない映像と、興奮を覚えます!

 

 

 

 

物語はちょっと残念

 

 ビジュアルと映像は素晴らしかったですが、物語は残念でした。
 「ヴィラン映画」なので徹底的な《悪》が描かれるのかと思いきや、途中から気がついたら「ヒーロー映画」になってました。



 街の破壊や、一般市民への攻撃、警察を殺したりするなどの行為はするものの、何か違う。
 アメコミらしい狂気さは一切なく、むしろ常識的すぎて笑えます(笑)
 『スパイダーマン3』で描かれたヴェノムの方が悪役らしい悪役で格好良く、好きだったのに…。



 問題なのは物語の構成ですね。
 「記者エディが世界掌握を企む悪徳企業の不正を暴く」というのがザックリした内容。
 立場的にエディは善人(ヒーロー)で、ヴェノムのり悪い相手が存在するのが駄目だと思いました。

 

 

 

 

 

「ヴェノム」というキャラクター

 

 本作のヴェノムはとても「愛らしいキャラクター」でした(笑)
 やっぱり『スパイダーマン3』の印象が強くて、極悪非道のヴィランというイメージだったので、驚きましたが、好きでしたよ!




 結構フレンドリーなんですよね(笑)
 ネタバレになるので伏せますが、エディに話しかける内容とか、考え方の変化とか。
 「お前はキリスト教パウロかよ」と思いますよ。



 普通に友達として一人欲しいくらいです。
 食費は掛かりそうですが、ペットでも良いですね〜。



 とにかく見た目が格好いい!
 予告動画のスクショコレクションをどうぞ!(笑)

 

 

 

 

 

アメコミ作品として

 

 純粋に単体作品として楽しめました!



 最近の映画はとにかく共通世界観で作品展開するのが流行ってるじゃないですか。

 MARVELなら「マーベル・シネマティック・ユニバース」。

 DCコミックスなら「DCエクステンデッド・ユニバース」。

 さらにユニバーサルが展開するホラー作品でも「ダーク・ユニバース」を立ち上げましたし。

 聞けば、本作『ヴェノム』もソニーが新たに立ち上げた「Sony's Universe of Marvel Characters」の第一作目らしいです。
Dark Universe(ホラー映画の遺産)




 とにかく、「ユニバース化」が進む中で各作品が関連を持つと、純粋に作品そのものの物語を楽しめなくなるような気がします。
 繋がりとかコラボとかを意識しちゃうし、次の作品とかの事を頭に思い浮かべたりしちゃいますし。

 本作の上映前予告も『アクアマン』とか『キャプテン・マーベル』とかでしたし。
キャプテン・マーベル』日本版予告




 一応、本作『ヴェノム』もユニバース作品の1つではありますが、第一作目という事でユニバース色は無いです。
 なので、純粋に「ヴェノム」の映画として観られたし、楽しめました!

 

 

 

 

 

驚きのラスト!

 

ネタバレを表示

 

 後半のヴェノムの心境の変化に驚きました。
 だって、悪役かと思ってたら「地球を救う」とか言い出すんですもん。
 いつの間にかヒーロー映画になってましたよ(笑)



 「MARVEL作品」ではお馴染みのスタン・リーのカメオ出演もありましたね!
 彼らを見通してるように「2人」と言うのはさすが、アメコミの神!

 エンドロール後には殺人鬼の取材に訪れたエディに対し、「大殺戮《カーネイジ》」という単語も現れました!



 映像の方では、やっぱりバイクチェイスシーンが印象的です!
 坂の多いサンフランシスコの街や、ドローンを用いた追跡劇など舞台を活かしていました!

 あとは「フェイクニュース」という単語が飛び出したり、や宇宙開発など現代の世界を映し出しているようで面白かったです!

 

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 

 


 

 

 

ネタバレあらすじ&感想

 

序盤

 

 事業を拡大する「ライフ財団」の宇宙探査船にトラブルが発生し、無事に地球帰還を果たせず東マレーシアに墜落。

 宇宙船には、回収した「サンプル」が積まれていたが、1つから中身が脱走し消えてしまう。
 消えた「サンプル」は救急隊員に寄生すると、ライフ財団のある米国を目指す。




 タイトルバック。



 カリフォルニア州サンフランシスコ。
 エディは辛口のリポートで有名なTV記者で、ライフ財団のCEOカールトン・ドレイクにインタビューする事に。

 しかし、ライフ財団に関する黒い噂や悪事を追求したいエディだったが、TV局社長の命令で仕方なくインタビューしに行くことに。

 

 

 

 

前半

 

 その日の夜、エディは恋人で弁護士をしているアンとのデートを終え、熱い夜を過ごす。
 夜中、ベットから起きたエディは彼女のメールをのぞき見してしまい、そこに書かれた内容──ロケット墜落と死亡者の名前を見てしまう。



 翌日、ライフ財団CEOのドレイクに取材をしたエディだったが、「ホームレスで人体実験をしているのでは?」と追求した上、アンのメールにあった死亡者名を挙げる。

 すると突然取材は中止になり、エディは仕事をクビに。さらにアンも解雇されてしまい、2人は別れることに。




 6ヶ月後。
 ライフ財団では持ち帰ったサンプル、寄生するエイリアン「シンビオート」の研究が進められており、ドレイクは遂に「彼らと共生すべく人体実験を始める」と指示を出す。

 地球の荒廃を見たドレイクは、人類の生き残る道を宇宙への移住だと考えており、シンビオートとの共生が生存の鍵だと考えていた。
 そして人体実験の一人目は失敗してしまう。




 ドレイクの行為に危機感を抱いた女性研究者ドラ・スカースは、事実を告発すべくエディにコンタクトを取り、「人体実験と殺人を続けてる」と打ち明ける。

 しかし、エディは解雇されたことで人生のドン底に突き落とされ、脱力感に浸っている最中であり、彼女の話を真に受けなかった。




 改めてドラの話を考えた彼は、真相を確かめるべくドラに連絡を取り、彼女の手引きでライフ財団の本社内研究室に潜入。

 証拠集めの為にカメラのシャッターを切っていると、監禁室の中に知り合いのホームレス女性を見つけたエディ。

 彼女を助けるべくガラスを割るが、セキュリティが作動し警備員が駆け付けてくる。
 さらに、2人の接触のタイミングでホームレス女性に寄生したシンビオートは、エディに移動してしまった。

 

 

 

 

中盤

 

 警備の追ってから逃げるエディは超人的な身体能力で逃げ回り、最終的に高い木のてっぺんに身を潜めた。

 帰宅後、猛烈な空腹感に襲われたエディは手当たり次第に食べ物を口に入れる。そのうち、頭の中に何者かの声が響いてきたり、体調が悪くなったりしてしまう。



 ライフ財団で目撃した内容を公表すべく、アンに連絡を取り、彼女と新しい恋人ダンとの昼食に割って入るが、再び襲う空腹感に耐えきれず暴れだしてしまう。
 ダンが医者であることから、体調のおかしいエディを急遽病院に運び込み、MRIで検査する事に。

 しかし、MRIにかけた途端、エディは激しく苦しみだし、中止になるのだった。



 ライフ財団では侵入者がシンビオートを持ち去ったとして捜査を続け、さらに内部にもその手を広げていた。
 そこで、ドラ博士が侵入者を手引きしたと発覚し、さらにエディの関与がバレてしまう。

 ドラ博士はシンビオートの人体実験材料にされ、エディの元には襲撃部隊が送り込まれる事に。



 エディの住むアパートの部屋に襲撃を行ったドレイクの部隊。
 ところが、エディ自身も状況把握が追いつかない中で、エディの身体が変形して敵を次々と倒していく。

 追手を倒して外に逃げるエディは路地裏で頭の中に響く声と対話し、自身を「ヴェノム」と名乗る寄生生物を信じられないながらも、敵から逃げることに専念する。
本編映像<謎の声編>




 バイクに飛び乗ったエディは、ヴェノムの助けを借りながら次々に敵の追跡を巻き、ドローンによる爆弾攻撃も交わしていった。
 そしてヴェノムは現場を離れると、人のいない海岸でエディに現状を打ち明ける。
本編映像<お前はオレのもの編>




 ヴェノムの話を聞いたエディは、ひとまずライフ財団の事実を世に告発すべく、クビになったTV会社へ侵入し、社長にメモと証拠の写真を残していった。

 ビルから去ろうと玄関を出たエディを待っていたのは、武装した警察の特殊部隊だった。しかしヴェノムに対して銃弾や催涙ガス、手榴弾も効果を発揮せず、部隊は壊滅。
 ところが、その現場をアンが目撃していた。
本編映像<大暴れ編>




 アンに状況を説明したエディは、病院への車内でヴェノムから伝えられた内容や「高音と高熱に弱い」という弱点などを話す。

 病院に着いたが、ヴェノムがダンを襲ってしまう。アンの咄嗟の判断でMRIを起動し、その可動音でヴェノムはエディから離れた。




 ところが、ドレイクの手下が病院に現れ、ヴェノムの寄生していないエディを拘束し財団本部へ連れ去ってしまう。

 財団本部で再びドレイクと対面したエディ。そこで彼は、ドレイクもシンビオートに寄生されていた事実を知る。

 

 

 

 

後半

 

 普通の一般人に戻ったエディは用済みだと殺害命令ドレイクから下り、処刑寸前のエディを助けたのは、ヴェノムに寄生されたアンだった。
 そしてヴェノムは再びエディに寄生する。



 ヴェノムは「ドレイクに寄生したのはライオットで、シンビオートの中でも最強」という情報を教える。
 さらに、「宇宙船で大量の仲間を地球に呼び寄せるつもり」だと明かした。



 一方、ドレイクに寄生したライオットは、ライフ財団の所有するロケットを用いて仲間を呼び寄せるべく、技術者らを皆殺しにするとロケット発射装置を起動。
 発射まで残り5分を切った。




 ロケットに向かうライオットを止めるべく、ヴェノムは熾烈な戦いを繰り広げる。
 しかし圧倒的に強いライオットになかなか勝てない中、アンが機転を効かせて発射台のスピーカーから大音量の高音をながした。

 ヴェノムもライオットも苦しみながら寄生を保てず、エディとドレイクは宙に放り出される。



 エディとドレイクは互いに殴り合うが、再びライオットに寄生されたドレイクに胸を刺され、瀕死の状態になってしまう。
 駆けつけたヴェノムのお陰で一命を取り留めたエディは、ロケット発射を阻止すべく、燃料タンクに穴をあけた。



 漏れ出た燃料に引火し、ロケットは大爆発。
 シンビオートは熱に弱いため、ライオットは絶命。
 さらに、エディを炎からかばったヴェノムも燃え消えてしまった。

 

 

 

 

終盤

 

 それからしばらくしたある日。
 アンと会話をする中、エディの頭の中に声が響く。ヴェノムは死んでおらず、エディに寄生したままだった。

 そして2人はルールを決め、「悪人は殺したり食べてもOKだが、善人や警察は襲わない」と約束するのだった。



 エンディング。
Eminem - Venom




 とある刑務所。
 物書きの記者として仕事を改めたエディは、連続殺人犯の取材に訪れていた。

 そこにいた囚人は笑いながらエディに「ここを出たら大殺戮《カーネイジ》になるぞ」と話しかける。



 エンドロール。



 「別の世界では……」
 ピーター・パーカーが死亡した世界で、スパイダーマンの遺志を継ぐべく黒人の少年が悪党と戦う『スパイダーマン:スパイダーバース』のショートムービーが流れる。
スパイダーマン:スパイダーバース』予告

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!