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【映画】『エイリアン:コヴェナント』────エイリアン描写を大きく損なう“続編”

※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。

2017年10月7日

エイリアン:コヴェナント

(原題: Alien: Covenant)

 

 

【評価:2.6/5.0】

 


【一言】

“希望”を目指して辿りたいた先は、“絶望”に満ちた惑星。
「創造」の意味を問う?
エイリアン描写には失望。
続編としては、唐突と定番の衝突が激し過ぎて物足りない。
恐怖と映像はGOOD!!

 




【目次】

 

 


 

 

ストーリー

 人類の新たな入植先となる予定の惑星を目指して航行するコヴェナント号。
 その途中、発信者不明の信号を受信し、発信源を突き止めるとある惑星からのものだった。

 その惑星には大気や水が存在する事から、入植先の候補として探査を行うことを船長が決定する。

 着陸船で惑星には降り立つが……………。

予告動画

 

 


 

 

作品データメモ

監督:リドリー・スコット
キャスト:マイケル・ファスベンダー,キャサリン・ウォーターストン & more
上映時間:122分
日本公開:2017年9月15日
配給:20世紀フォックス
公式サイト

 

 

 


 

 

 

以降、前作のネタバレあり

 

 


 

 

 

感想

感想外観

 まず、1番に不満を書きます。
 エイリアンの造形,描写に心の底から落胆しました。なんですか、あれは?
 機械的で官能的な姿は微塵も無く、ただの“モンスター”がいるだけ。




 本作は『プロメテウス』の続編と言う事ですが、この内容についても不満が何点か。
 一言で言えば、前作の内容を受け継ぎ過ぎています。ここまで物語を繋げる必要はありましたかね? シリーズの構成的にも、若干の微妙な繋がりが面白いと思うのですが………。



 物語は、過去作は「余韻」が、今作は「消化不良感」が残りました。
 全体的に駆け足で、突拍子のないような物語を挿入していたからですかね?



 主題の1つは「“創造”とは?」でしょう。
  人間を“創造”した起源。
  アンドロイドを“創造”した人間。
  エイリアンを“創造”した異星人。
  そして、その“創造”の虜になり、探求を向ける彼。
 このテーマと描き方はとても良かったです。ただ、内容が過度というか、極端で無理矢理な気が………。



 「SFホラー」とは少し違う気がしました。確かに怖いし驚くけど、それは“恐怖の力”ではなくて“驚き”に近い気がします。
 ただ、それでも怖かったですが(笑)




 映像は格段に綺麗になっています。
 特に、細かい埃やガラス片、胞子や水滴などのエフェクトが綺麗でした。グロ描写も完璧!
 音楽は嬉しかったですね〜。『エイリアン』のテーマ音楽をしっかりと用いてくれて。

 

 

 

 

 

エイリアン??

 不満しかありませんよ、今作のエイリアンは駄目駄目です! 造形、描写ともに最悪の姿でした。
 エイリアンの良さって、
  ・真っ黒な身体
  ・機械的な外見
  ・官能的で性的な特徴
  ・口から垂れる体液
 だと個人的に思っています。そして、今作ではこれらがほとんど無くなっていました。これは非常に残念。

 もちろん、「the エイリアン」ももちろん登場。




 今作のエイリアンは色白で軟体動物的。
 これのどこに興奮を呼び覚ます魅力があるんですか? 『バイオハザード』に似たようなクリーチャーが登場しましたし、全然認められません!




 良かった点としては、まず「甲高い鳴き声」ですね。特に、映画館の音量で聞く、耳を劈くような声が良かったです。
 また、新たな宿主への寄生方法も良かったです。

 

 

 


“続編”への没落

 リドリー・スコット監督がどういう意図を持って製作した不明ですし、『エイリアン・シリーズ』を連続で監督するに際して物語の連続を意識したのなら問題ないと思います。



 個人的に不満な点は「前作の物語を繋げ過ぎてる」という部分です。
 今作『〜:コヴェナント』は完全に続編じゃないですか(若干意味不明…笑)



 『エイリアン・シリーズ』の面白さの1つに「曖昧な続編」という部分があると思います。
 前作の内容を踏襲しつつも、内容はほとんどオリジナル。同一の世界観は示すけど、深くは掘り下げない。
 どこかパラレルワールド的な面白さがあると個人的に思っています。



 しかし、今作は曖昧で不明瞭な続編ではなく、100%ガッツリ『プロメテウス』の続編です。
 この部分が腑に落ちないというか、納得できなかったです。

 

 

 

 

 

内容の消化不良感

 これまでの『エイリアン・シリーズ』も1から10まで全てを語っているわけではなかったです。色々な含みを持たせながら物語を展開して終わる構成が多かったと思います。



 問題なのはそれについて何を感じるか。
 過去作は十分にゆとりを持っていたから、物語を広げても少々疑問の残る心地良い(?)余韻が感じられました。

 しかし、今作は詰め込んだ内容を唐突に展開さるから、繋がりとか理由とかがイマイチ微妙で消化不良でした。

 

 

 

 

 

“創造”をテーマに

 上でも述べたように、今作のテーマは「創造」だと思いました。



 『プロメテウス』では人類を創造した主を探す旅へ。エイリアンの創造主も判明しました。
 そして今作はそれらを少し昇華させてより深く創造を追求しているのだと感じました。



 ただ、その描き方があまりにも大胆で、大した説明もなく唐突に描かれるものですから、理解しきれずに終わってしまった感じ。
 考え方自体はとっても好みなので、段階を踏んでしっかり語ってほしかったなぁ〜と。

 

 

 

 


怖さの種類

 SF映画としては宇宙船設定とか武器とか宇宙空間とか面白かったですが、ホラー映画としては残念でした。
 怖かったしビビりましたが、それは恐怖というよりも、驚きの方が強かったです。



 まぁ、エイリアンは怖がらせ方は定番化しているわけですから、そこで比べても仕方ないのですが。
 それに「ここで絶対に襲ってくるな」と頭では分かっていても、驚いちゃいますし(笑)




 怖さで言うと、グロテスク描写や残虐描写がとても良かったです。お腹を破って出てくる場面、人間を襲う場面など。
 これは、「痛さ」で震えました。見ていて、本当に痛々しかったです………。

 

 

 


映像と音楽

 まずは映像から。
 映像はやはり綺麗ですね。CGやVFX技術のおかげか、「本物よりもリアルに」という言葉がまさしくあてはまるよう。
 特に綺麗だったのは水飛沫や粉塵、埃や日光などの非常に細かいエフェクトが見事でした。




 音楽も良かったです。
 特に、第一作目のテーマ曲を使用したのが嬉しかったですね。
 それから、名曲の数々も流れました!!

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 


 

 

 

ネタバレあり感想

 

関連動画

 『~:コヴェナント』では描かれなかった部分を描いた公式動画。

『プロメテウス』と『コヴェナント』を繋ぐ動画

アンドロイド(ウォルター)の誕生。

エイリアン目線の360°動画

 

 

 

 

冒頭

 謎の部屋、無機質な白い空間。
 時系列はプロメテウス計画の前ですよね。アンドロイドの名前が「デヴィッド」と言うのは「ダビデ像」から取ったのですね。
 若い男性はウェイランド創始者ですか。確かに面影があるような………。




 そしてタイトルバック。
 1画ずつ登場するのは、『エイリアン』と同じですね!!

 

 

 

 


序盤

 人工冬眠を管理するアンドロイド、彼はウォルター君。人間の胎芽を冷凍保存しているって怖いな………人類補完計画ですかね?



 出だし早々にアクシデントですね……。
 ニュートリノの大量の放出の波に飲み込まれ、船が損傷。船長を失います。あれ、なんで焼却処分したんですかね?



 宇宙船のPCに、やっぱりウェイランド社のロゴが!
 新船長も「会社に信用されない」と言っていたし。



 船の修理中にヘルメットが受信した、謎の信号。メッセージ?電波障害?
 惑星C234と発信源を突き止めて、しかも探査するとか嫌な予感しかしません……(笑)

 

 

 


前半

 着陸艇で惑星へ。
 大気圏突入時の強い衝撃は技術が高くなっても緩和できないんですかね? 水面着陸する時の、水飛沫が綺麗でした。
 大気の状態を3D地図にする事が出来るのいいですね。




 いざ探査へ。
 雄大な自然と、ヘルメットをする必要のない空気が。
 発見した人工的に植えられた小麦。この時点で不穏な空気が……。




 「音がしない。鳥も動物も」と言っていましたが、確かに聞こえるはずの音がないって結構怖いかもしれませんね。



 生態系の調査をしていた2人。
 男性のほうが足しで踏んだ物体から放出した胞子。それが動いて、集まって、耳の中に入った!!




 そして、エンジニアの円形宇宙船を発見。
 まさかの、ショウ博士の認識票や写真が。ここで「そうか、ショウ博士はあの惑星から脱出出来たのか」と安心した一方で、C234が目的地だったかは不明。

 

 

 

 

中盤

 病原体に感染した男性の体調がやばい!
 ヤバいヤバい、どんどん雰囲気が深刻に変化してる……。船内の医務室への隔離、血を吹き出して暴れる。
 同じ部屋に隔離されて出られないとか、恐怖しかないですね……。
 背中が裂けて、ついにエイリアンが誕生。船内は本当にパニック状態。




 宇宙船が爆発し、迎えた夜。
 銃を持って警戒する中、襲ってきたエイリアンたち。怒涛の展開ですね〜。銃で撃っても死なず、船員を襲い続ける激しい混乱が怖いです……。




 助けてくれた謎の人物に導かれるまま遺跡へ。
 ポンペイ遺跡のように、逃げる姿そのままで化石化した死体がたくさん。異様な雰囲気……。




 助けてくれたのはデヴィッドと判明。
 しかも、この惑星に着陸した船から彼自身が病原体をばら撒いたという衝撃の事実……。
 ここは目的のエンジニアの母星なんですかね?あまり発展してなさそうですが………。




 アンドロイド同士の語り合い。
 デヴィッドは創造性を持ち、ウォルターは改良されてよりロボットらしく。

 

 

 

 


後半

 顔を洗いに行った女性。
 やはり、エイリアンに襲われますね。
 今回のエイリアン凄くないですか? まるで人間のように直立して、コミュニケーションを取るようで。
 で、いきなり銃を撃った瞬間に驚きました(笑)



 デヴィッド、動物学者に転向です。確かに、彼のコレクションは美しい。
 地下で船長に見せたのは………エッグ。フェイスハガーが飛び出すと分かっていても、驚いちゃいます。『エイリアン』はこうでなくちゃ!




 ショウ博士の死因がデヴィッドによる実験だと判明。
 その後、アンドロイド同士の肉弾戦へ。首を負傷させるといのは定番ですね。
 同じ顔だから、「勝ったのはどっちだ?」って恐怖がありました。



 救出船で脱出。
 船に張り付いたエイリアンとの対決。
 激しい揺れのなか、銃を使ったり、ワイヤーアクションをしたり。クレーンで捕まえるという緊迫の脱出劇!!




 コヴェナント号へ。
 ここで「このアンドロイドはデヴィッドじゃね?」と思いました。 だって、創造性がないウォルターなら傷の手当の際に「Thank you」とは言わないでしょ?

 

 

 

 


終盤

 船内に未確認生命体を発見し、ラストバトルへ。
 シャワー室で抱き合う裸男女の足元から、女性の股へ尻尾を伸ばすって……まさにレ○プの象徴?




 船内の遮蔽扉を上手く使いながらエイリアンを追い込んでいく頭の良さ!
 ここまで滑らかに問題なく成功すると見ていて安心です(笑)




 そして宇宙へ放出するラスト場面。
 待っているキラキラした破片は空気が凍ったものですよね? めちゃくちゃ綺麗、3D映画とかで見たら綺麗そうです。
 そして、エイリアンの甲高い悲鳴が耳に残ります……。




 偉大な音楽にのせて、最悪のラストへ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!

 

 

 

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