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『映画』や『アニメ』、『読書』や『美術館』などの思い出を残すために始めたブログです。完全に個人用なので読みにくかったらスイマセン!

【映画】『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』:人類史上未曽有の破壊力を誇る怪獣決戦映画、爆誕!

※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。

2019年6月3日鑑賞

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
Godzilla: King of the Monsters

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

 

【評価:4.3/5.0】

 
【一言】

圧倒的な破壊力を誇る怪獣映画!

ゴジラ・ギドラ・モスララドン…etc.
太古の生物=“王”たる巨神達の覚醒と対決!
ゴジラのテーマ曲は人類のDNAに刻まれている!

怪獣が素晴らしすぎて人間ドラマが邪魔。
それに、科学的側面で違和感が多々あり興が冷めた。

 
【Twitter140文字感想】

 

 


 

 

【目次】

 

 

ストーリー&メモを表示

 

STORY&STAFF

 

前作から5年後の世界を舞台に、モスララドンキングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。
映画.com

予告動画

 

 

監督:マイケル・ドハティ
原作:東宝株式会社
制作:レジェンダリー・ピクチャーズ
音楽: ベアー・マクレアリー
キャスト:カイル・チャンドラー, 渡辺謙 and more.
上映時間:132分
日本公開:2019年5月31日
配給:東宝
公式サイト

 

 

 


 

 

 

映画の感想

 

感想外観

 

 ハリウッド版の「GODZILLA」最新作!
 怪獣を共通世界観で繋げる「モンスターバース」作品!
 本当に凄かった!映画館で観るべき大迫力!


 私はほぼゴジラ映画は未鑑賞です。
 観たのは、本シリーズ前々作, 前作に当たるGODZILLAキング・コング 髑髏島の巨神』庵野秀明監督のシン・ゴジラ、そして虚淵玄脚本のアニメ版GODZILLAです。
 あとは基本的(?)な知識だけなので、感想も偏るかもしれません。

シン・ゴジラ』予告2

アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』本予告




 怪獣のバトルがとにかくメチャクチャにヤバイ!
 人類史上未曽有の破壊力と迫力を誇る怪獣バトル
 伝説と神格化された有名な怪獣による殺し合い。

 未だかつてないスケールと、前代未聞のパワーを最大出力でぶつけ合い、いくつもの都市を決戦舞台に争うその映像は唖然と驚愕が同時に襲いきます!

 もちろん、人類も負けてはいない!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 興奮した心も「科学」と「人間ドラマ」に興醒め

 人間ドラマは絶対に不必要。
 壮大な物語の最前面で稚拙で滑稽な人間ドラマが描かれるほど残念なことはないし、現実感が急速に薄れ、ご都合主義が映画を席巻して非常に残念!

 また、明らかに間違った科学描写も現実感を損失。
 放射線の扱いとか、そもそも戦場にいて人間が助かるわけないだろ……。



 映像───というよりカットが綺麗!
 まるでコンセプトアートをそのまま観ているような画面

 怪獣の能力や迫力、そして《美しさ》を最大限に活かす画面構成やCG処理等が行われていて、キャプチャ保存したい場面が何箇所も登場しました!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 以下の動画が主題歌です!

Godzilla KOTM - Godzilla (feat. Serj Tankian)

 

 

 

 

未曾有の破壊力で迫る怪獣バトル

  

 登場する怪獣は?
地球の守護者たる王《ゴジラ

黄金の宇宙生物《キング・ギドラ》

怪獣の中の女王《モスラ

炎を纏う巨大翼竜ラドン

核兵器武装した《人類》

……and more.

 これだけの豪華キャスト(笑)で繰り広げられる戦いが、“凄い”はずないじゃないですか!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 まずそもそもパワーが違います。
 核爆弾にも匹敵する放射線を撒き散らし、莫大な熱線を軽々と放ち、怪獣が移動した後に残るのは廃墟と化した都市、人々の無残な遺体です。
 これまで誰も観たことのない“圧倒的”としか表現出来ない「破壊力」を持って戦う怪獣たちのバトルは、桁違いのスケールで劇場シアターまでをも戦場にも巻き込むが如くの勢いで圧巻のバトルを戦います。

Godzilla KOTM - King of the Monsters


 我々、一個人の人間は、ただ戦々恐々と戦いの結果を見守るしかないのです。



 しかし、人類も負けてはいません!
 その傲慢な勇気と狡猾な繁栄本能が人類を奮い立たせます!

 秘密組織モナークや米軍を筆頭に、持ちうる最大の兵力と兵器を投入して怪獣を倒すべく・人類を守るべく砲火を行います!

 「勝てるわけない」のは明白な状況。  それでも、個人の命を投げうって大義のために銃を持ち走る兵士の姿には興奮&感動しました!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 それでもまぁ、怪獣の「威力」は果てしないです。

 たった一声の咆哮で脳震盪を起こすかと紛う衝撃波が襲ってくるし、一歩前進するだけで体の芯から抉るような振動が湧き上がります。一度光線・熱線を放とうものなら、身を焼かれるほどの興奮が迫りきます!

 無尽蔵かと疑われるほど、人類が未だかつて遭遇したことがないほどの破壊力を余すところなく振りまき、伝説として崇められてきた神々が現実の地上で激突する、《現代神話》たる映画は必見です!

 

 

 

 

人類のDNAに刻まれた興奮と恐怖

 

 ♪ タタタン タタタン タタタ ラタタタタン

 ゴジラのテーマ曲は人類の遺伝子に組み込まれていますよ!
 あの音楽が鳴り響いた時の、身の毛もよだつ耐え難い興奮が胸の奥底から湧き上がってくるような、あの感覚は劇場の重低音響く音響だからこそ、なお格好いいのかもしれません!


 久々に聴くこのメロディ、《血湧き肉躍る》とはまさにこのことなのかもしれません!

Godzilla KOTM - Main Title




 決してゴジラに詳しくない私。
 それでも、「観たいシーン」を全て挿入しきったような最高の映画になっていました!

 怪獣がは格好いいです!

ただゴジラが叫ぶシーン

ただキング・ギドラが出現するシーン

ただモスラが鱗粉を蒔くシーン

ただラドンが火山から出現するシーン

 「コレを映像で観たかった」というものが全て詰め込まれているように思いました! この、格好良さに対する興奮って、全人類共通なのですかね。耳を劈く怪獣の咆哮を聴くだけで、感動と同時に戦慄が沸くこの感じ、太古の昔から遺伝子に組み込まれていたんじゃないか、と疑いたくなるレベルです。

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 「激しいバトル」に対して「静かな恐怖」も。
 ゴジラが海中に潜んでどこにいるか分からない状況で伝わる深々とした恐怖は底知れないです。また、怪獣同士のバトルが過激な一方、モナーク特殊部隊とテロリストとの戦いは待ち伏せや罠等で緊張感たっぷりで、違う恐怖を楽しめました!

 とにかく、これらを映画館で観ることができたというのは、本当に感謝です!
 いや~、本当に嬉しいし、格好いいし、最高ですよ!

 

 

 

 

興醒めポイント①:人間ドラマ

 

 この映画を観ていて、まず思ったこと。

 「人間ドラマはいらねぇよ!」

 怪獣が激突する映画の中で、陳腐な人間のドラマ───家族愛・師弟愛・人類意識…etc.は本当に邪魔要素だと感じました。映画の興奮やリアリティを残っている要素です。

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 確かに、怪獣復活のトリガーを引いたのは人間。
 「核実験で~」とか「環境破壊が~」とかの理由付けにはもちろん必要です。人類への戒めとか警鐘とかを含んだある種神話的な作品でもありますしね。

 しかし、いつまでも人間ドラマにすがる必要あります?
 怪獣たちが決戦している足元で「ママぁ~~~~」なんて叫んでいる余裕はないし(ドラえもんスネ夫かよ)、生死の瀬戸際の中で主人公の娘1人に構うなんてバカなことはしないはず!

 ドウェイン・ジョンソン的な超人ヒーロー級の一般市民なら話は別ですが(笑)



 個人的な欲を言えば、軍人&研究者だけでOK。
 無駄な人間ドラマを挿入するくらいなら、いっそ専門家だけで良いと本当に思いますよ。

 極論、怪獣のバトルを映しながら、全編ずっと渡辺謙演じる芹沢博士の解説&ゴジラ愛語りでも良いくらいです(笑)
 モナークや軍人による緊急会議や武力行使のシーン、それこそ『シン・ゴジラ』的な感じが望ましいくらいです。

 むしろ、こっちの方が面白そうだぁ=と思うんですがね……。
 前作に当たる『キング・コング 髑髏島の巨神』は、比較的に人間ドラマを排した内容=島からの脱出がメインで犠牲も大歓迎な作品だったので、面白かったのかもしれません!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

 

 

 

 

 

興醒めポイント②:科学的描写

 

 科学的描写・もしくは説明解説って1番重要だと思います。 
 適切な描写がなされていれば、それだけ映画のリアリティや説得力が大きく増すからです。

 一応、「私が観た作品(モンスターバース/シン・ゴジラ/アニメ版)における話」と予防線を張っておきます(笑)過去のゴジラ作品がどういう内容だったのかは分からないので。
 庵野秀明監督の『シン・ゴジラでは、自衛隊の命令系統や日本国の緊急時対策を末端から最上部まで丁寧に描き、兵器の名前等を映し出すことでリアリティを演出していました。
 虚淵玄脚本のアニメ版『GODZILLAでは、虚淵氏お得意の造語や科学用語を列挙して説明させることで、フィクションでありながら土台固めを行っていました。



 では、本作『キング・オブ・モンスターズ』ではどうだったでしょう?

 個人的な感想としては「酷かった」です。
 学術的な知識は無いですが、それでも「それは無いだろ!」とツッコミたくなる場面や展開が沢山でした。

 リアリティがどんどん失われていくし、気になって映画に集中出来ません。
 これは、怪獣の格好いいに酔いしれながら、些細なことには目を瞑るのが正解なのでしょうか?



 ネタバレを避けつつ、1つだけ。

 怪獣の「熱線」についての描写
 ある怪獣が、地上に停まっているモナーク特殊部隊の大型輸送機に向かって熱線を放射。もちろん輸送機は爆発して全壊し、周囲の金属やコンクリートが溶けるレベル。

 ところが、その周辺にいた主人公たちは爆風で吹き飛ばされただけで、大きな傷を負うこともなく平然と立ち上がり、走って逃げていきます。

 いやいやいや。
 金属が溶けるのに、人間が助かるわけないじゃん!www
 そりゃ、『007』とか『ミッション・インポッシブル』、『アベンジャーズ』ではもっと過激な“嘘”描写が展開されますが、アレはアクション映画で、主人公はもはや超人じゃないですか。対して本作の登場人物は“一般”の兵士や科学者のはずなので、そんな耐性があるとは思えないんですよね……。

 

 

 

 

美術集のように美しい映像!

 

 本作の映像はとにかく「美しい」の一声に尽きます!

 もちろん、CG等の映像は綺麗ですが、それ以上に怪獣の描写や画面構成が芸術的なまでに美しくて、とにかくただただ感嘆しながら観ていました!

 何というか、許されるならスグにでもスマホを取り出してカメラのシャッターを切りたくなるような、どのカット・その場面も本当に綺麗でした!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 「怪獣の見せ方」を分かっていますよね。
 どう描き出したら、そう映したら、怪獣が1番格好良く見えるのか、ただただそれに注力しているような構図や演出がなされていて、最高でした!


 映画のコンセプトアートみたいです!
 本作のそれは観ていませんが、一般的に、映画のコンセプトアートって「その作品の核となるテーマやキャラを描く」という内容なので、やはり1番の映える場面を描くも。


 しかし本作は、映画のシーンやバトルシーンの全てがコンセプトアートなのではないかと思えるほど、本当に洗練された素晴らしい映像でした!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 怪獣のなんたるか、ゴジラの魅力とはなんなのか、という点が見事に映像で描き出されていました。

 古代の人々はレリーフや壁画で神たる怪獣の姿を遺しましたが、現代ではこういう映画そのものが怪獣列伝を構成する伝説譚なのではないか、と強く思わせられました!



 一応、ギドラのメインテーマを載せておきます。

Godzilla KOTM - Ghidorah Theme

 

 

 

 

ゴジラはアイドルなのです!

 

 物語は良かったです!
 もちろん、上述の「人間ドラマ」という観点を除けばの話ではありますが。

 (ある程度ゴジラ関連の知識があれば、)非常に分かりやすくなっていたと思います。そりゃ、作品をほとんど観てない私でも分かるんですから!



 「誰が敵なのか?」というのが大きなポイント。

 これまでのゴジラ映画作品の慣例では、キング・ギドラは地球に災いを招く「悪」であり、ゴジラは地球(人類)に味方する「正義」という立ち位置で描かれます。

 今回もその点は大きく変わりません。
 そのほか、怪獣の立ち位置と同時に、人間側の立ち位置についても両極端に分かれた構成なので、分かりやすいですね!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 それから、「ゴジラはアイドル!」です!

 ギドラを前に、人類の味方として戦うゴジラ
 彼の勇姿を目にすれば、そりゃ応援したくなりますよ! ってか実際に劇中では渡辺謙演じる芹沢博士とか狂信的なまでの応援をしていましたし(笑)

 これは、皆んなで応援上映をしたら楽しそうですね!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 ついでに、その他の要素も。

 「咆哮や攻撃」を劇場いっぱいに響かせる音響で重低音から高音まで聞けるのは映画館の特権だし、その音を見事に制作していたと思います!

 また、脇を固めてゴジラを支えるスタッフも最高!
 やっぱり、渡辺謙のキャラクターが好きだな~と思いました。他の米国人俳優は「godzilla」とネイティブ発音している中、彼は「ゴジラ」と日本語に近い発音。こういう細かい芸が嬉しいですよね!

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 


 

 

 

映画の感想
※ネタバレあり

 

暴かれる怪獣とその魅力!

 

 前半の展開が最高じゃないですか!
 あの、怪獣を次々に紹介していくが如くの登場が最高でした!



 まず最初は中国・モスラ
 モナークが管理する巨大な卵が孵化して幼虫状態のモスラが誕生し、蛹から羽化して、大きな羽根を広げ鱗粉を蒔く姿に。

 あの、「巨大な卵」が画面に映った時の興奮ったらもう!
 幼虫の気持ち悪さとか蛾の精神的キツさもあり、同時に成虫の女王たる威厳や尊厳までしっかり持っているようで、美しかったです!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 海上プラント・ゴジラ
 海に姿を消したゴジラを探査しているモナーク前線基地の前に表れたゴジラ

 真っ暗な海の中で、煌々と光る青白いエネルギー、そしてソナーに映る巨大な魚影。段々と近づいてきて、堂々とガラスの前に表れた姿は本当に格好良かったです!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 南極・ギドラ
 氷の中に埋まっている細長い影。これだけでギドラであると興奮できるのが本当に楽しいところです!

 「モンスター・ゼロ」とはそれこそ「空虚の王」を象徴するようなネーミングですね! 覚醒したギドラの放つ黄金の光と電気的エネルギーが強烈すぎました......。

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 米国・ラドン
 溶岩の中から姿を表すという、印象的な登場を堂々と飾ったラドン

 燃え盛る翼竜としての硬質感がすごかったし、モナーク戦闘機との空中戦でも圧倒的な破壊力と適応力を見せつけていたのが最高でした!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

 

 

 

 

 

いざ、怪獣合戦へ!

 

 「怪獣 vs. 怪獣」という構図ほど最高のものはありません!
 とにかく破壊力と迫力が桁違いです!



 まず最初は南極・ゴジラ VS. ギドラ

 覚醒した金色のギドラが猛威を振るい、モナークの隊員や輸送機を次々と攻撃し破壊していく状況。誰の目にも絶望が映る中、満を持して登場したゴジラ
 しかしまぁ、最初は大苦戦ですね。三本の首から光線を放つギドラに対し、ゴジラのビームは安々とかわされてしまいます。

 薄暗く、白い雪が舞う南極の夜。
 青白いゴジラの輝きと、煌々たる黄金のギドラの対峙は本当に美しくて格好良かったです! 互いにビームで戦うところとか、本当に最高です!

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 そして、米国湾・ラドンの登場

 住民の被害が心配される中、ラドンをギドラにぶつける作戦を考案するモナーク。巨大な空中司令艦と複数の戦闘機でラドンを誘導するわけですが、間一髪の緊張でヒヤヒヤ。
 ギドラとの接触を前に、後続隊員の救助、さらに米国軍による3km圏内の生命体を消滅させるミサイルの投下、そしてゴジラの到着と、次々に事態が展開します!

 ゴジラの死亡に漂う悲観感がスクリーン越しに伝わるようでした。
 また、千切られた首を再生したギドラに対する驚愕もまた、手に取るように伝わりましたね。

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 ボストン決戦・キングオブモンスターズ

 ボストンの野球場を中心に、市街地戦(というか直ぐに焦土化するけど)が繰り広げられます。強化されたゴジラの本気、ギドラの元に表れたラドン。そして羽化したモスラが参戦し、大変としか言いようのない事態に。

 中でも、モスラの献身的な姿勢に感動
 自身の身を危険にさらしても、ラドンを拘束し、ゴジラに回復効果のある鱗粉をふりかける彼女の姿が健気に感じられて、とても印象的でした!

 

 

 

 

科学的描写に対する同意/否定

 

 「科学的描写」というか、描かれた内容が科学的か否か、という視点と説明したほうが正しそうですね。

 これまでのゴジラ作品が繋いできたスタンス、納得できるような説明があった一方で、「これは絶対におかしい!」と思えるような描写もありまして......。

 私が残念と思っている点は、もしかしたら過去のゴジラ映画で描かれた内容で、そのリスペクトかもしれません。しかし私は過去作を知らないので......。



 まずゴジラの扱い」について。

 「母なる地球の守護神」的な扱いが一般的だと思いますが、本作でもその扱いでした。環境破壊に対するアンチテーゼ的な存在として、ある種望まれるべき怪獣ですよね。圧倒的な生命力の象徴だし、進化の頂点に君臨する生き物だし、本当に凄いです!

 しかし、本作中では残念な部分も。
 エンドクレジットの背景で様々な環境ニュースが報道されていました。「サハラ砂漠が緑化」とか「ゴジラの航路跡に生命」とか。
 いくらゴジラが莫大な生命力の象徴だとしても、さすがにこれは無いでしょ。ただ怪獣が暴れまわっただけで砂漠が緑化します? そもそもゴジラって強い放射線を放っているんじゃないですか?



 それから、地球空洞説によった海底にて。
 海に沈んだ都市描写は、なんだかアトランティスみたいでワクワクしたし、レリーフも格好良かったです!

 しかし、その後の「芹沢博士と核爆弾」の件は残念。
 無人探査機ですら融解するほどの高濃度な放射能で満ちた空間なのに、平然と動き歩く博士は人じゃないですよ。

 感動的なシーンなのかもしれませんが、私個人的には興醒めの絶頂でしたね。

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.

©2019 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENT.




 あとは、ラストのボストン決戦
 あれもスケール感がメチャクチャでしたね......。

 だって、ゴジラの巨大な足が地面を踏みしめて、ビルが次々と倒壊していくのに人間は平然と娘探しを行っているんですから、そりゃ、主人公特権はあるかもしれませんけど、いくらなんでもお粗末では......?

 

 

 

 

地球と怪獣と人類

 

 まずはエマ・ラッセル博士。
 「怪獣と人類の共存」という崇高な目的を掲げつつも、テロリストに傾いてしまった彼女。たとえどれほど目的は崇高であっても、その手段を間違えてしまっては元も子もないというのは、過去の歴史が散々教えているはずでしょうに。

 「地球は生命体であり、人類はそこに巣食う病原体」とガイア理論的な思考で説明していました。その考え自体も至極もっともだと思います。地球の生命力を体現するような、生態系の頂点にたつゴジラの存在は、それ以外に説明できないかもしれません。



 そんなゴジラを含め他の怪獣も。
 人類は一向に歯が立たないですね。

 戦闘機程度の攻撃ではどうしようもないのは過去何度も実証されてきていますが、「倒す」ではなく「気をそらす」という使い方だったのがリアルでした。

 にしても、米国の考案した「3km圏内の生物を消滅」なんて兵器は何が原動力でどう作用してそうなるのやら......。



 ゴジラと人間。
 本作中では、芹沢博士を筆頭に「ゴジラは味方」という言説がモナークの中で流布されていたから、兵士らの理解も得られたのでしょうが、実際に現実となったら「敵」とみなすと思いますよ。

 だからこそ、ゴジラを信じて、彼に全てを託すような博士ら人間の姿を観た時に「美しい」と思えるのかもしれません。

 

 

 


 

 

 

 感想は以上です!
 パンフレットを買いたかったのですが、どうやら売り切れだったようで......。次回映画館に行った時に入手必須ですね。

 このツイートが凄いと思ったので、紹介!
 こういう「リスペクト系」が分かると、数倍面白くなるのでしょうね~!

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!